男のつぶやき・・・鎌倉四季便り

12支を6周して7周目に入った。これが最終コーナーかもしれない。まだまだしたいこと、学びたいことは多いがじたばたしても仕方がない

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師走入り(1)

11月の句を20句取りまとめた。本来11月は好きな月である。自分の誕生月であるから、というだけではなく、空気も水も澄み切って爽やかである。しかし今年は何となくさえなかった。あながち政治、経済が不安定であり、落ち着かないというだけではない。残暑が長く、秋が来ないうちに冬になってしまった感じがする。9月の台風のために鎌倉の緑は被害を受けて黄葉も紅葉もさっぱりだった。葉っぱが落ちたり、汚く黄ばんだりし、若芽が出てきたりした。そんな中で自然賛歌の句を作ることはとても難しかった。
 以下20句を並べる。

1、 木の実落つ詮なきことの多き頃       
2、 明月院竹筒の菊さりげなく
3、 奥暗き矢倉の戸口冬日差す
4、 茶の花の白くこぼるる苔の上
5、 小春日や茶室彩る緋毛氈
6、 役終へて捨て置かれたる案山子かな
7、 (同期会)今日会ひて次はいつぞや鰯雲        
8、 (同期会)父母逝きてふるさと遠し蜜柑畑
9、 この栖終ひとなるらむ石蕗の花         
10、 大根を提ぐ腕細し元教授
11、 留守の間に葉つき大根玄関に
12、 セーターの綻び大き元教授
13、 枇杷の花顧みられることもなく
14、 七五三こんなところに蜂蜜屋
15、 千体の水子地蔵や千の菊
16、 菊の寺殊に静けき写経堂
17、 金目鯛小皿に分ける老夫婦
18、 白磁なる皿華やげる菊膾
19、 家飽きてぶらりと外に小春の日
20、 冬めきて急ぎ取り込む植木鉢

面白くない句が多いでしょう?

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