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小学生バレーボール指導指針 昔の子供環境から 「朝の御焼きは表からやける」
白州七星てんとう虫バレーボールクラブ 山梨わんぱくバレーボールスクール 清水三郎
「御焼き」は、主としてとうもろこしの粉を捏ねて焼いたもので、山梨県でも主食にしていた時代があった。
私たちの少年時代、昭和20年代、私たちのような戦争を逃れて疎開した家族は、それこそ地を這って食物を探した。「御焼き」などは贅沢な食物で、たまに近所の農家でいただいたのを想いだす。兄弟と何等分にもして時間をかけていただいた。
「御焼き」こねた粉を丸くまるめて平たくして、囲炉裏端の適温に熱せられた灰の中て焼き上げる。ところが朝は灰が冷えているので、火の側だけが焼ける。その為に、朝の御焼きはよほど注意深く位置をかえながら、両面にうまく火が当るようにしないとおいしく焼きあがらない。
どんな料理でも、正しく判断し、上手に料理をするには、偏ってはいけない。また一方の意見を聞いて判断したり、信じこんだりする事は危険である。
私たち指導者は、ともすれば、偏った考えや、指導を受ける人の話をそのままうのみにして、他人を非難したり、偏見をもったりする。また自分の都合のいいように判断してしまったりする。
特に多くの子供を預かる指導者や組織は、物事を判断し、行動する時は、よく聞き、見、調べ事実とたしかめる事を忘れてはならない。私の見聞きする中で、役職にしがみつく為に正道を外れ、おのれの保身を最優先している方々も多いような気がする。私たちは小学生の指導者である。したがっていつも子供に範たる判断が求められる。またその指導には最善の努力と工夫、それに配慮が求められる。「御焼き」が食する人々にどう伝わるかそれが大切ではないのだろうか。
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