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スポーツとルール
資料 少年スポーツ指導者と契約
(『少年スポーツ指導者の法律相談』(財日本体育協会日本スポーツ少年団 編 菅原哲朗氏著)一部加筆
スポーツとルール ①フェアプレーの精神
スポーツの世界には、フェアプレーの精神、スポーツマンシップ、健全な心は健全な肉体に宿るなど、人びとの心に美しく響く言葉があります。スポーツ競技のルールとは、本来プレーヤーの行為を審判がただちに違反か否かを判定し、公平かつ生き生きとしたゲームをつくるための基準なのです。
ここでのルールは単に犯人の白黒を決めるためというより、スポーツを楽しむためのマナーやエチケットといった道徳律ともいえましょう。それゆえ、最低限のモラルをさらに高めてルールを遵守するプレーヤーの行為に称賛の声があがるのです。ファインプレーも、スポーツマンが自己の能力と体力の極限に挑戦し、対等平等なルールの下で発揮されるから美しいのです。
たとえば、ユネスコのスポーツ憲章は第一条で体育・スポーツの実践は、すべての人にとっての基本的権利である、ことを宣言しています。
●ユネスコ「体育・スポーツに関する国際憲章」(仮訳)
第一条 体育・スポーツの実践は、すべての人にとっての基本的権利である。
○すべての人は、その人格の十分な発達のために不可欠な体育・スポーツの機会についての基本的な権利を持つ。体育・、スポーツを通じて、身体的、知的、道徳的能力を伸ばす自由は、教育制度及び社会生活の他の側面においても保障されなければならない。
○誰もが、その国のスポーツ伝統に従って、体育・スポーツに参加し、身体適性を増進し、スポーツにおいてその能力に応じた水準を達成するために十分な機会を持たなければならない。
○学齢前の子供を含む若者、老人、身体障害者のためには、彼等の要求に合った体育・スポーツプログラムを通して、彼等の人格を十分に発達させるための特別な機会が用意されなければならない。(出典『スポーツ六法一九九ご伊藤亮・山田良樹編)
そして、第二条ーニでは、フェアプレーの精神の重要性を謳っています。
○個人レベルでは、体育・スポーツは健康の保持増進に役立ち、健全な余暇活動を提供し、現代生活の欠点の克服を可能にする。地域レベルでは、体育・スポーツは人間関係を豊かにし、フェアプレーを養う。フェアプレーはスポーツ自体にとってのみでなく、社会生活にとって不可欠である。
つまり、フェアプレーの精神こそ、「スポーツとルール」というスポーツの場における基準の根本的な規範であるとともに、われわれの社会規範にとっても有用な価値基準であることを明白に物語っているのです。
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少年スポーツの法律相談
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