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サ7 1081;雑歌 [題詞](詠月) [ぬばたまの] よわたるつきを おもしろみ わがをるそでに つゆぞおきにける ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
* (よ‐わた・る)夜渡る、[動ラ四]夜の間に通る。夜間に渡っていく。暗闇の夜を渡る月は風流にも いつの間にか私の袖に きらきら光る露玉を置いていったよ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ * 「ぬばたま・の」・・・ぬばたまは、射干(ヒアフギ)の実であって、其色は、極めて黒いものだから、くろの枕詞とした。それが轉じて夜・月・夢・寝(い)・樞(クル)などにもつづける。(折口信夫「萬葉集辞典」より) <個別へ> http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/33093322.html サ7 1082;雑歌 [題詞](詠月) 水底之 玉障清 可見裳 照月夜鴨 夜之深去者 みなそこの たまさへさやに みつべくも てるつくよかも よのふけゆけば ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<個別へ> http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/33093264.html水底の玉さえも鮮やかに見える 今宵月夜の更けてゆけば さらにさやかに照りはえる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ サ7 1083;雑歌 [題詞](詠月) 霜雲入 為登尓可将有 久堅之 夜<渡>月乃 不見念者 しもぐもり すとにかあるらむ [ひさかたの] よわたるつきの みえなくおもへば ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<個別へ> http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/33093205.html霜曇りするのだろうか 夜を渡る月は見えないのは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ サ7 1084;雑歌、恋情 [題詞](詠月) 山末尓 不知夜經月乎 何時母 吾待将座 夜者深去乍 やまのはに いさよふつきを いつとかも わはまちをらむ よはふけにつつ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<個別へ> http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/33093187.html山の端でためらう月を 何時出てくるかと思って待ってるわたし 夜は更けゆくのに あの人は・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ サ7 1085;雑歌,恋情 [題詞](詠月) 妹之當 吾袖将振 木間従 出来月尓 雲莫棚引 いもがあたり わはそでふらむ このまより いでくるつきに くもなたなびき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<個別へ> http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/33093150.html妻の家に向かって袖を振ろう 木の間から出てくる月を 雲よ隠さないでおくれ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ サ7 1086;雑歌,恋情歌,寿歌 [題詞](詠月) 靱懸流 伴雄廣伎 大伴尓 國将榮常 月者照良思 ゆきかくる とものをひろき おほともに くにさかえむと つきはてるらし
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* 「靫」は「矢を入れて背に負う武具。箙(えびら)」のこと。矢筒を背負って朝廷に仕える 武勇の家柄大伴の地に いよいよ栄えゆく証しのように 今宵さやかに月は照る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ * 「伴の緒」は「ある特定の職業を持って朝廷に仕えた集団」で「品部(ともべ)」とも。 職能集団で官吏的なものと職能的なものとがあった。ここは両方を含めた「『大伴』一族」のこと。 <個別へ> http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/33093063.html |
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