ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

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3239 琵琶湖,童謡,風喩,風俗,民謡

[題詞]

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近江之海ー近江の海ーあふみのうみー琵琶湖
泊八十有ー泊り八十ありーとまりやそありー舟泊まりの場所が豊富にあり。
八十嶋之ー八十島のーやそしまのー多くの半島、 岬の
嶋之埼邪伎ー島の崎々ーしまのさきざきーその崎々に
安利立有ーあり立てるーありたてるー生えている
花橘乎ー花橘をーはなたちばなをー花の美しい橘に
末枝尓ーほつ枝にーほつえにー末の枝に
毛知引懸ーもち引き懸けーもちひきかけーもちを引っかけ
仲枝尓ー中つ枝にーなかつえにー中の枝に
伊加流我懸ー斑鳩懸けーいかるがかけーいかるがをかけ<アトリ科の鳥。全長23センチくらい。体は灰色で、頭・風切り羽・尾羽は紺色。くちばしは太く黄色。木の実を食べる。さえずりは「お菊二十四」などと聞きなされ、「月日星(つきひほし)」とも聞こえるところから三光鳥ともいう。東アジアに分布。まめまわし。いかるが。>
下枝尓ー下枝にーしづえにー下の枝に 
<比>米乎懸ー比米を懸けーひめをかけーしめをかけ、おとりとして籠に入れてかける。<アトリ科の鳥。スズメよりやや大形。全体に薄茶色で、翼に白い横帯がある。くちばしが太い。ユーラシア北部に広く分布。日本では北海道で繁殖し、冬は各地でみられる。しめ。>
己之母乎ー汝が母をーながははをーお前の母島を
取久乎不知ー取らくを知らにーとらくをしらにー捕ろうとしているのも知らず
己之父乎ー汝が父をーながちちをーお前の父島を
取久乎思良尓ー取らくを知らにーとらくをしらにー捕ろうとしているのも知らず
伊蘇婆比座与ーいそばひ居るよーいそばひをるよー遊びたわむれている
伊可流我等<比>米登ー斑鳩と比米とーいかるがとひめとーいかるがとしめは
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3240 道行き,奈良,京都,滋賀,序詞,旅愁

[題詞]

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王ー大君のーおほきみのー天皇の
命恐ー命畏みーみことかしこみーご命令を謹んで  背けず
雖見不飽ー見れど飽かぬーみれどあかぬー見飽きることのない
楢山越而ー奈良山越えてーならやまこえてー奈良山を越えて
真木積ー真木積むーまきつむー立派な木材を集積する
泉河乃ー泉の川のーいづみのかはのー泉の川(木津川)の
速瀬ー早き瀬をーはやきせをー早い瀬を
<竿>刺渡ー棹さし渡りーさをさしわたりー舟に棹をさして渡り
千速振ー[ちはやぶる]ー大山守命の伝説「ちはやひと」の死んだ  荒々しい
氏渡乃ー宇治の渡りのーうぢのわたりのー宇治の渡りの
多企都瀬乎ーたきつ瀬をーたきつせをー波立つ急流の瀬を
見乍渡而ー見つつ渡りてーみつつわたりてー見ながら舟で渡って
近江道乃ー近江道のーあふみぢのー近江路の
相坂山丹ー逢坂山にーあふさかやまにー逢坂山で
手向為ー手向けしてーたむけしてー道祖神にお供えをして
吾越徃者ー吾が越え行けばーわがこえゆけばー私が越えて行くと
樂浪乃ー楽浪のー[ささなみの]ー楽浪の
志我能韓埼ー志賀の唐崎ーしがのからさきー志賀の唐崎よ
幸有者ー幸くあらばーさきくあらばー私の旅がつつがないならば
又反見ーまたかへり見むーまたかへりみむー幸運にも赦された帰りに見よう
道前ー道の隈ーみちのくまー道の曲がり角の
八十阿毎ー八十隈ごとにーやそくまごとにーその沢山の曲がり角ごとに
嗟乍ー嘆きつつーなげきつつー奈良の京を離れる悲しみを嘆きつつ
吾過徃者ー吾が過ぎ行けばーわがすぎゆけばー私が過ぎて行くと
弥遠丹ーいや遠にーいやとほにーなんと遠くに
里離来奴ー里離り来ぬーさとさかりきぬー故郷を離れて来たことか
弥高二ーいや高にーいやたかにーなんと高い
山<文>越来奴ー山も越え来ぬーやまもこえきぬー山を越えて来たことか
劔刀ー剣太刀ー[つるぎたち]ー剣太刀を
鞘従拔出而ー鞘ゆ抜き出でてーさやゆぬきいでてー鞘から抜くように順調にやって来たが
伊香胡山ー伊香胡山ーいかごやまー伊香胡の山よ
如何吾将為ーいかにか吾がせむーいかにかわがせむーこれから私は伊香に、どうしょうか
徃邊不知而ーゆくへ知らずてーゆくへしらずてーこれからの道を知らず漂う
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* 養老6年(722年)穂積朝臣老が、元正天皇を批判して佐渡に流された途次の歌と伝えられている)
「剣大刀 鞘ゆ抜き出でていかに」は、唐のエロ週刊誌「遊仙窟(ゆうせんくつ)」に「君今シ抜キ出ム後ハ、空シキ鞘ヲ如何ニセム」との表現を山上憶良がザレ歌にした。
貧窮問答は、遊仙窟まる写しの山上憶良のザレ歌とあり。




3241 手向け,穂積老

[題詞]反歌

天地乎  <歎>乞祷  幸有者  又<反>見  思我能韓埼

天地を 嘆き祈ひ祷み 幸くあらば またかへり見む 志賀の唐崎 

あめつちを なげきこひのみ さきくあらば またかへりみむ しがのからさき
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天地の神々に吾が嘆きを 

このように祈祷しているので

必ずやお聞き届けくださり

幸運に恵まれて無事赦されて帰って来れます

滋賀の唐崎よ 
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