ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

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3651遣新羅使,旋頭歌,枕詞,大分,中津市,望郷

[題詞](佐婆海中忽遭逆風漲浪漂流經宿而後幸得順風到著豊前國下毛郡分間浦 於是追怛艱難悽惆作八首)

奴波多麻能 欲和多流月者 波夜毛伊弖奴香文 宇奈波良能 夜蘇之麻能宇倍由 伊毛我安多里見牟 [旋頭歌也]

ぬばたまの 夜渡る月は 早も出でぬかも 海原の 八十島の上ゆ 妹があたり見む 

[ぬばたまの] よわたるつきは はやもいでぬかも うなはらの やそしまのうへゆ いもがあたりみむ
・・・・・・・・・・・・
ぬばたまの闇夜を渡る月よ

早くでないか

海原の多くの島々の先から

妻の住むあたりを見届けたい
・・・・・・・・・・・・



3652

[題詞]至筑紫舘遥望本郷悽愴作歌四首

之賀能安麻能 一日毛於知受 也久之保能 可良伎孤悲乎母 安礼波須流香母

志賀の海人の 一日もおちず 焼く塩の からき恋をも 吾れはするかも 

しかのあまの ひとひもおちず やくしほの からきこひをも あれはするかも
・・・・・・・・・・・・
志賀島の海人が

一日も欠かさず焼く塩のような

そんな辛い恋を

私はするのでしょうか
・・・・・・・・・・・・



3653遣新羅使,福岡,志賀島,叙景,望郷


[題詞](至筑紫舘遥望本郷悽愴作歌四首)

思可能宇良尓 伊射里須流安麻 伊敝<妣>等能 麻知古布良牟尓 安可思都流宇乎

志賀の浦に 漁りする海人 家人の 待ち恋ふらむに 明かし釣る魚 

しかのうらに いざりするあま いへびとの まちこふらむに あかしつるうを
・・・・・・・・・・・・
志賀の浦で漁りする海人よ

家族が待っているだろうに

夜が明けるまで魚を釣っているのか
・・・・・・・・・・・・



3654遣新羅使,福岡,志賀島,叙景,望郷

[題詞](至筑紫舘遥望本郷悽愴作歌四首)

可之布江尓 多豆奈吉和多流 之可能宇良尓 於枳都之良奈美 多知之久良思母

可之布江に 鶴鳴き渡る 志賀の浦に 沖つ白波 立ちし来らしも 

かしふえに たづなきわたる しかのうらに おきつしらなみ たちしくらしも
・・・・・・・・・・・・
可之布の入江で鶴が鳴きながら渡って行く

志賀の浦に

沖の白波が立って来るらしい
・・・・・・・・・・・・



3654S

[題詞](至筑紫舘遥望本郷悽愴作歌四首)一云

美知之伎奴良思

満ちし来ぬらし 

みちしきぬらし
・・・・・・・・・・・・
満ちて来るらしい 
・・・・・・・・・・・・



3655遣新羅使,異伝,福岡,志賀島,叙景

[題詞](至筑紫舘遥望本郷悽愴作歌四首)

伊麻欲理波 安伎豆吉奴良之 安思比奇能 夜麻末都可氣尓 日具良之奈伎奴

今よりは 秋づきぬらし あしひきの 山松蔭に ひぐらし鳴きぬ 

いまよりは あきづきぬらし [あしひきの] やままつかげに ひぐらしなきぬ
・・・・・・・・・・・・
今日からは秋の気配をご披露かな

山の松の蔭に

ひぐらしが鳴いているよ
・・・・・・・・・・・・



3656遣新羅使,七夕,宴席,望郷,恋,福岡

[題詞]七夕仰觀天漢各陳所思作歌三首

安伎波疑尓 々保敝流和我母 奴礼奴等母 伎美我美布祢能 都奈之等理弖婆

秋萩に にほへる吾が裳 濡れぬとも 君が御船の 綱し取りてば 

[あきはぎに] にほへるわがも ぬれぬとも きみがみふねの つなしとりてば
・・・・・・・・・・・・
秋萩が咲いているような私の裳裾が

たとえ濡れてもかまわない

貴方の乗っている船の

その引き綱を手に取りたい

わたしの 彦星よ
・・・・・・・・・・・・



3657遣新羅使,七夕,宴席,望郷,恋,福岡


[題詞](七夕仰觀天漢各陳所思作歌三首)

等之尓安里弖 比等欲伊母尓安布 比故保思母 和礼尓麻佐里弖 於毛布良米也母

年にありて 一夜妹に逢ふ 彦星も 吾れにまさりて 思ふらめやも 

としにありて ひとよいもにあふ ひこほしも われにまさりて おもふらめやも
・・・・・・・・・・・・
一年にたった一夜だけ

恋人に逢う彦星の君も

私以上に想ってくれているかしら
・・・・・・・・・・・・



3658遣新羅使,七夕,宴席,望郷,恋,福岡


[題詞](七夕仰觀天漢各陳所思作歌三首)

由布豆久欲 可氣多知与里安比 安麻能我波 許具布奈妣等乎 見流我等母之佐

夕月夜 影立ち寄り合ひ 天の川 漕ぐ船人を 見るが羨しさ 

ゆふづくよ かげたちよりあひ あまのがは こぐふなびとを みるがともしさ
・・・・・・・・・・・・
夕月に照らされる夜空

天の川を漕ぐ舟人の

人影が寄り添う

羨ましく見えるよ

とこしえに幸あれ
・・・・・・・・・・・・



3659遣新羅使,福岡,望郷

[題詞]海邊望月作九首

安伎可是波 比尓家尓布伎奴 和伎毛故波 伊都登<加>和礼乎 伊波比麻都良牟

秋風は 日に異に吹きぬ 吾妹子は いつとか吾れを 斎ひ待つらむ 

あきかぜは ひにけにふきぬ わぎもこは いつとかわれを いはひまつらむ
・・・・・・・・・・・・
やっと秋風だろうかなあ

日に日に吹きつのってくる

私の愛しい妻は

何時還って来るのかと

無事を託した神に

斎い祭りながら

一心に待っているだろう
・・・・・・・・・・・・



3660遣新羅使,福岡,望郷,枕詞,作者:土師稲足,恋

[題詞](海邊望月作九首)

可牟佐夫流 安良都能左伎尓 与須流奈美 麻奈久也伊毛尓 故非和多里奈牟

神さぶる 荒津の崎に 寄する波 間なくや妹に 恋ひわたりなむ 

[かむさぶる] あらつのさきに よするなみ] まなくやいもに こひわたりなむ
・・・・・・・・・・・・
神々しい荒津の崎に

絶え間なく寄せる波のように

妻を想うわが心に寄せる情けの波 

私は貴女にかけがえのない

恋をしています
・・・・・・・・・・・・



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