ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

万葉集(下書き)

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サ20 4502;天平宝字2年2月,作者:甘南備伊香,宴席,中臣清麻呂,宴席讃美

[題詞](二月於式部大輔中臣清麻呂朝臣之宅宴歌十<五>首)
[左注]右一首大蔵大輔甘南備伊香真人


烏梅能波奈 左伎知流波流能 奈我伎比乎 美礼杼母安加奴 伊蘇尓母安流香母

梅の花 咲き散る春の 長き日を 見れども飽かぬ 礒にもあるかも 

うめのはな さきちるはるの ながきひを みれどもあかぬ いそにもあるかも
梅の花が散る春の永い一日

ずっと見ていても

飽きることのない磯ですことよ



サ20 4503;天平宝字2年2月,作者:大伴家持,宴席,中臣清麻呂,主人讃美,恋愛

[題詞](二月於式部大輔中臣清麻呂朝臣之宅宴歌十<五>首)
[左注]右一首右中辨大伴宿祢家持


伎美我伊敝能 伊氣乃之良奈美 伊蘇尓与世 之婆之婆美等母 安加無伎弥加毛

君が家の 池の白波 礒に寄せ しばしば見とも 飽かむ君かも 

きみがいへの いけのしらなみ いそによせ しばしばみとも あかむきみかも
お宅の池の白波が繰り返し磯に寄せるように

幾度見ても見飽きるようなあなたでしょうか



サ20 4504;天平宝字2年2月,作者:中臣清麻呂,宴席,恋愛

[題詞](二月於式部大輔中臣清麻呂朝臣之宅宴歌十<五>首)
[左注]右一首主人中臣清麻呂朝臣


宇流波之等 阿我毛布伎美波 伊也比家尓 伎末勢和我世<古> 多由流日奈之尓

うるはしと 吾が思ふ君は いや日異に 来ませ吾が背子 絶ゆる日なしに 

うるはしと あがもふきみは いやひけに きませわがせこ たゆるひなしに

ご立派な方とお見受けするあなた

これからは日を追っていよいよ

絶える日なくおいでくださいな
* 「いやひけ‐に」弥日異に [副]日を追っていよいよ。日増しに。



サ20 4505;天平宝字2年2月,作者:大原今城,宴席,中臣清麻呂,序詞,主人讃美,忠誠


作者:大原今城,中臣清麻呂,宴席,序詞,主人讃美,忠誠

[題詞](二月於式部大輔中臣清麻呂朝臣之宅宴歌十<五>首)
[左注]右一首治部少輔大原今城真人


伊蘇能宇良尓 都祢欲比伎須牟 乎之杼里能 乎之伎安我未波 伎美我末仁麻尓

礒の浦に 常呼び来住む 鴛鴦の 惜しき吾が身は 君がまにまに 

いそのうらに つねよびきすむ をしどりの をしきあがみは きみがまにまに

庭の磯の入江に

いつも呼び交わしながら来て

棲みついている鴛鴦ではありませんが

そのオシという言葉のように惜しい

二つとない吾が身は

すべてあなた様のお心のままにいたします


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2016/12/8(木) 午後 4:02 [ ニキタマの万葉集 ]


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