ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

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<個別再掲載>


サ6 1056;雑歌,作者:田辺福麻呂歌集,久邇京,新都讃美

[題詞]((讃久邇新京歌二首[并短歌])反歌五首)

○嬬等之  續麻繁云  鹿脊之山  時之徃<者>  京師跡成宿

娘子らが 続麻懸くといふ 鹿背の山 時しゆければ 都となりぬ 

[をとめらが うみをかくといふ] かせのやま ときしゆければ みやことなりぬ

[左注](右廿一首田邊福麻呂之歌集中出也)
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乙女らが麻糸に紡いで懸けておいたという桛(かせ)

その名のちなむ鹿背の山が

時移って都となったことだなあ
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* 「績麻」は、麻の枝皮を細く裂いて紡いだ麻糸。(つむいだ麻糸)
* 「とふ」は「といふ」。
* 「鹿背」は万葉仮名表記で、「桛」のこと。紡いだ糸を巻く道具。また、それに懸けた糸のこと。
〈乙女らが績麻懸くとふ〉が「鹿背」の序。
* 「時の往ければ」は、「時」名詞。
* 「往け」は、カ行四段活用動詞「往く」の已然形。
* 「れ」は、完了の助動詞「り」の已然形。「ば」は、単純接続助詞。
 (時が)経過すると。
* 「ぬ」は完了の助動詞。

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2016/10/26(水) 午後 3:53 [ ニキタマの万葉集 ]


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