ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

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<個別再掲載>

サ3374 東歌,相聞,埼玉県,東京都,女歌,うわさ,人目,恋

[題詞]

武蔵野尓 宇良敝可多也伎 麻左弖尓毛 乃良奴伎美我名 宇良尓R尓家里

武蔵野に 占部肩焼き まさでにも 告らぬ君が名 占に出にけり 

[むざしのに うらへかたやき まさでにも] のらぬきみがな うらにでにけり
・・・・・・・・・・・
武蔵野の占部神祇官に

鹿の肩焼で占ってもらった

まさしくそこに

私に名を告げなかったあなたの名が

真実 現れたわ
・・・・・・・・・・・
* 「まさで‐に」【正でに】[副]「で」は状態・方法の意の「て(手)」。本当に。真実に。
* 占部は、神祇官に属し、占いを司った者。また、その職。
* 「かた‐やき」〔名〕上代の占いの一つ太占(ふとまに)のこと。鹿の肩骨に溝を彫り、火にあてて、そのひび割れの形で吉凶を占う。亀卜(きぼく)も同様。
* 男が心を許さないために実名を告げずに男女の関係を持つと、名のりを拒否された女の一族に恥をかかせた恨みをかう。

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