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7 1084;雑歌、恋情 [題詞](詠月) 山末尓 不知夜經月乎 何時母 吾待将座 夜者深去乍 やまのはに いさよふつきを いつとかも わはまちをらむ よはふけにつつ 山の端でためらう月を
何時出てくるかと思って待ってるわたし 夜は更けゆくのに あの人は・・・ サ7 1085;雑歌,恋情 [題詞](詠月) 妹之當 吾袖将振 木間従 出来月尓 雲莫棚引 いもがあたり わはそでふらむ このまより いでくるつきに くもなたなびき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
妻の家に向かって袖を振ろう 木の間から出てくる月を 雲よ隠さないでおくれ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ サ7 1086;雑歌,恋情歌,寿歌 [題詞](詠月) 靱懸流 伴雄廣伎 大伴尓 國将榮常 月者照良思 ゆきかくる とものをひろき おほともに くにさかえむと つきはてるらし ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*、「靫」は「矢を入れて背に負う武具。箙(えびら)」のこと。矢筒を背負って朝廷に仕える 武勇の家柄大伴の地に いよいよ栄えゆく証しのように 今宵さやかに月は照る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ * 「伴の緒」は「ある特定の職業を持って朝廷に仕えた集団」で「品部(ともべ)」とも。 職能集団で官吏的なものと職能的なものとがあった。ここは両方を含めた「『大伴』一族」のこと。 7 1087;雑歌,作者:柿本人麻呂歌集,龍王山,奈良 [題詞]詠雲 痛足河 々浪立奴 巻目之 由槻我高仁 雲居立有良志 あなしがは かはなみたちぬ まきむくの ゆつきがたけに くもゐたてるらし [左注](右二首柿本朝臣人麻呂之歌集出) 穴師川に川波が立っている
巻向の弓月が岳に 雲がわき立っているらしい * 「穴師川」は巻向川の別名。 7 1088;雑歌,作者:柿本人麻呂歌集,龍王山,奈良,枕詞 [題詞](詠雲) 足引之 山河之瀬之 響苗尓 弓月高 雲立渡 [あしひきの] やまがはのせの なるなへに ゆつきがたけに くもたちわたる [左注]右二首柿本朝臣人麻呂之歌集出 山中を流れる川の瀬音が高まるにつれて
弓月が岳一面に雲が立ちのぼっていく * 「山川」は山の中を流れる川。 * 「なへ・に」[連語]《連語「なえ」+格助詞「に」》「なえ」に同じ。 [連語]《「な」は「の」の意の格助詞で、「へ」は「うへ(上)」の音変化とも。上代語》接続助詞的に用いられ、上の事態と同時に他の事態も存在することを表す。…と同時に。…とともに。 7 1089;雑歌,伊勢,三重県,羈旅 [題詞](詠雲) 大海尓 嶋毛不在尓 海原 絶塔浪尓 立有白雲 おほうみに しまもあらなくに うなはらの たゆたふなみに たてるしらくも [左注]右一首伊勢従駕作 大海には島一つ見えないが
漂う波の上に 白雲が立上がっている |
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http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/26850305.html
2016/12/11(日) 午後 5:45 [ ニキタマの万葉集 ]
あしびきの 山川の瀬の 鳴るなへに 弓月が岳に 雲立ちわたる 柿本人麻呂
https://blogs.yahoo.co.jp/sakuramitih15/40752897.html?vitality
2018/8/30(木) 午後 9:27 [ ニキタマの万葉集 ]