ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

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6 1066;雑歌,作者:田辺福麻呂歌集,羈旅,土地讃美,兵庫

[題詞](過敏馬浦時作歌一首[并短歌])反歌二首

[原文]
真十鏡 見宿女乃浦者 百船 過而可徃 濱有<七>國

[訓読]
まそ鏡 敏馬の浦は 百舟の 過ぎて行くべき 浜ならなくに 

[仮名],
[まそかがみ],みぬめのうらは,ももふねの,すぎてゆくべき,はまならなくに

[左注](右廿一首田邊福麻呂之歌集中出也)

まそ鏡の敏馬の浦を
行き交う多くの船は
ただ素通りするが
それはないだろう
この魅力に気付かないのかなあ

* 「まそ鏡」は「ますみのかがみ」と同義とも、「まそ」は十分整った意ともいう。
* 兵庫津の歴史 ――清盛たちが愛した町「兵庫津」
神戸港は、現在、日本を代表する港であるが、幕末の鎖国政策が解けた開港以前は、兵庫港がその地位にあった。
古代には「務古(むこ)の水門(みなと)」、「敏馬(みぬめ)の浦」と呼ばれ、朝鮮半島の港と交流をしていたことで知られる。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~yamamura/hyougotsu_rekishi.htm
* 「ならなくに」は、断定の助動詞「なり」の未然形+打消の助動詞「ず」の古い未然形「な」+体言化する接尾語「く」ク語法+助詞「に」
詠嘆的な打消しを表す。…ないことだなあ。

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