ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

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6 1057;雑歌,作者:田辺福麻呂歌集,久邇京,新都讃美

[題詞]((讃久邇新京歌二首[并短歌])反歌五首)

鹿脊之山 樹立矣繁三 朝不去 寸鳴響為 鴬之音

鹿背の山 木立を茂み 朝さらず 来鳴き響もす 鴬の声 

かせのやま こだちをしげみ あささらず きなきとよもす うぐひすのこゑ

[左注](右廿一首田邊福麻呂之歌集中出也)

鹿背山の木立が深く生い茂っているので
日ごと朝を待ちかねたようにやって来て
鶯が鳴き声を響かせていることだ

* 「鹿背の山」は、京都相楽郡北東部にある山。
* 「繁」は形容詞語幹。
* 「み」理由。生い茂っているので
* 「去らず」は「去る」(季節や時間を表す語に付いて、「やって来る。〜になる」)の未然形「去ら」+打消「ず」で「朝がやってこない。朝にならない」の意だが、ここでは「あさを待ちかねて」くらいの意味とする。
* 「とよ(響)もす」は、音を響かせる 騒がせる
* 体言止。

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