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6 1054;雑歌,作者:田辺福麻呂歌集,久邇京,新都讃美 [題詞](讃久邇新京歌二首[并短歌])反歌五首 泉<川> 徃瀬乃水之 絶者許曽 大宮地 遷徃目 いづみがは ゆくせのみづの たえばこそ おほみやところ うつろひゆかめ [左注](右廿一首田邊福麻呂之歌集中出也) 泉川を流れる瀬の水が
絶えるようなことがあったら 大宮所は遷都することでしょう 泉川の川瀬の水の絶えることがないように この都は磐石である * 「泉川」は木津川のこと。
* 「絶えば」; * 「絶え」はヤ行下二段活用動詞「絶ゆ」の未然形。 * 「ば」は仮定条件接続助詞=絶えるならば。 * 「大宮所」は「皇居のある所。皇居」のこと。 * 「移ろひ」は「場所を変える」こと。 * 「ゆか」ゆくの未然形。 * 「め」は推量「む」の已然形で係助詞「こそ」の結び。 「む」(む、む、め)は、推量(だろう)の助動詞。他に意志(しよう)、連体形を用いて仮定を、 「こそ」の結びとして已然形を用いて適当・当然・歪曲な命令、勧誘を。 已然形「め」が疑問の助詞「や」「か」をともなって、反語の意を示すなど。 【接続】 動詞・助動詞の未然形に付く。 未然形― 連用形― 終止形む 連体形む 已然形め 命令形― |
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