ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

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ろ(ろかも) 終助詞 詠嘆

【主な機能】

奈良時代以前に見られ、用例はさほど多くない。詠嘆・感動を意味するとされる。

荒雄らは妻子の業をば思はずろ年の八年を待てど来まさず(万葉集、山上憶良)

【助詞との結合例】

•ろかも 詠嘆の助詞「かも」と結び付く。形容詞の連体形を承けて詠嘆・感動の意を添える。但し「ろ」は上記の助詞「ろ」と同一かどうか明らかでない。平安時代以後は見えなくなるが、江戸時代に国学者流の歌人が復活させ、近代のアララギ派歌人などにも受け継がれた。

藤原の大宮仕へあれづくや娘子(をとめ)がともはともしきろかも(万葉集、作者不詳)
星空の中より降らむみちのくの時雨のあめは寂しきろかも(小園、斎藤茂吉)

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