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さりともと 思ふ心も 虫の音も よはりはてぬる 秋のくれかな 藤原俊成 (さりともと おもうこころも むしのねも よわり はてぬる あきのくれかな) 「そうであっても」と期待する心も、虫の鳴く声もすっかり衰弱してしまった秋の暮れである。不運な人生の自覚はあるが、いくら何でも少しはいい事(叙位任官など)もあるだろうと期待していたのだが・・、悔しいがその気力も衰えてしまった。 【さりともと】=然りとも。そうであっても。虫の音=生命力・気力をたとえている。
叙位=五位以上の位を貰うこと。
藤原俊成=ふじわらのとしなり。1114〜12正三位・皇太后宮大夫。「千載和歌集」を撰出する。1176年出家。 https://blogs.yahoo.co.jp/sakuramitih15/40488862.html?vitality にほ鳥=葛飾の枕詞。 * 「さわゑ」騒いで。 * 「〜ざらめやも」:「ざら」は、「ざり」の未然形。 「め」は、「む」の已然形。 「やも」は、反語の助詞。 「〜しないことなどあろうか」「〜しないはずはない」の意。 * 寒さを=「寒さに」と違って、より主情的に意外な寒さと捉えている。 * さりとも=然りとも。そうであったとしても。不運な人生の自覚はあるが、いくら何でも少しの好運はあろうとの期待の表現。 * 佐野=和歌山県新宮市内。 さみだれ=五月雨、梅雨のこと。 西行柳。西行が柳の下で涼んだ柳。栃木県那須郡那須町にあった。 離別(さら)れたる=去られたる、離婚されて。
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キーワード・備忘サ行
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・五月雨に 物思ひをれば 時鳥 夜深く鳴きて いづち行くらむ
https://blogs.yahoo.co.jp/sakuramitih15/40667802.html
2018/5/20(日) 午前 11:38 [ ニキタマの万葉集 ]
西上人 長明大人の 山ごもり いかなりけむ年の ゆうべに思ふ 佐々木信綱
https://blogs.yahoo.co.jp/sakuramitih15/40694963.html?vitality
2018/6/19(火) 午前 9:43 [ ニキタマの万葉集 ]
「さるすべり」の花が満開です。
https://blogs.yahoo.co.jp/tsuchii8888/42124801.html?vitality
2018/8/6(月) 午前 6:17 [ ニキタマの万葉集 ]
「彩(さい)ずる仏の鼻を欠く」
https://blogs.yahoo.co.jp/tsuchii8888/42130754.html?vitality
2018/8/14(火) 午前 5:21 [ ニキタマの万葉集 ]
「荷砕(かさい)に大体無し」
https://blogs.yahoo.co.jp/tsuchii8888/42141774.html?vitality
2018/8/29(水) 午前 5:57 [ ニキタマの万葉集 ]
【 サンセベリアの花 】
https://blogs.yahoo.co.jp/tsuchii8888/42155356.html?vitality
2018/9/17(月) 午前 7:04 [ ニキタマの万葉集 ]
指進の 来栖の小野の 萩が花 散らむ時にし 行きて手向けむ 大伴旅人
https://blogs.yahoo.co.jp/sakuramitih15/40787447.html?vitality
2018/10/6(土) 午前 9:22 [ ニキタマの万葉集 ]