ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

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1949 夏雑歌,問いかけ

[題詞](詠鳥)

霍公鳥  今朝之旦明尓  鳴都流波  君将聞可  朝宿疑将寐

霍公鳥 今朝の朝明に 鳴きつるは 君聞きけむか 朝寐か寝けむ 

ほととぎす けさのあさけに なきつるは きみききけむか あさいかねけむ
・・・・・・・・
ホトトギスが今朝の明け方に鳴いたのを

あの方はお聞きになったでしょうか

それともぐっすりと寝ていらっしゃったかしら
・・・・・・・・



1950 夏雑歌,叙景

[題詞](詠鳥)

霍公鳥  花橘之  枝尓居而  鳴響者  花波散乍

霍公鳥 花橘の 枝に居て 鳴き響もせば 花は散りつつ 

ほととぎす はなたちばなの えだにゐて なきとよもせば はなはちりつつ
・・・・・・・・
ホトトギスが咲き匂う花橘の枝にとまって

鳴きたてるたびに花が散りゆく
・・・・・・・・



1951 夏雑歌

[題詞](詠鳥)

慨哉  四去霍公鳥  今社者  音之干蟹  来喧響目

うれたきや 醜霍公鳥 今こそば 声の嗄るがに 来鳴き響めめ 

うれたきや しこほととぎす いまこそば こゑのかるがに きなきとよめめ
・・・・・・・・
にくたらしいぞ

ろくでなしのホトトギスめ

みんなが待っているこんな時にこそ

声もかれてしまうほど 

来て鳴き響けばいいのに
・・・・・・・・



1952 夏雑歌,叙景

[題詞](詠鳥)

今夜乃  於保束無荷  霍公鳥  喧奈流聲之  音乃遥左

今夜の おほつかなきに 霍公鳥 鳴くなる声の 音の遥けさ 

こよひの おほつかなきに ほととぎす なくなるこゑの おとのはるけさ
・・・・・・・・
月がなくあたりのおぼつかない今宵

闇をとおしてホトトギスの鳴く声であろうか

遥か彼方から聞こえてくる
・・・・・・・・



1953 夏雑歌

[題詞](詠鳥)

五月山  宇能花月夜  霍公鳥  雖聞不飽  又鳴鴨

五月山 卯の花月夜 霍公鳥 聞けども飽かず また鳴かぬかも 

さつきやま うのはなづくよ ほととぎす きけどもあかず またなかぬかも
・・・・・・・・
五月の山を月が照らして
 
卯の花を浮かび上がらせている今宵

こんな夜のホトトギスの声は

いくら聞いても聞き飽きることがない

もういちどまた鳴かないものか
・・・・・・・・



1954 夏雑歌

[題詞](詠鳥)

霍公鳥  来居裳鳴香  吾屋前乃  花橘乃  地二落六見牟

霍公鳥 来居も鳴かぬか 我がやどの 花橘の 地に落ちむ見む 

ほととぎす きゐもなかぬか わがやどの はなたちばなの つちにおちむみむ
・・・・・・・・
ほととぎすよ

わが家に来て何故鳴かないのか

おまえの鳴声を待ちかねた花橘が

ただ地に地に落ちているではないか
・・・・・・・・



1955 夏雑歌

[題詞](詠鳥)

霍公鳥  厭時無  菖蒲  蘰将為日  従此鳴度礼

霍公鳥 いとふ時なし あやめぐさ かづらにせむ日 こゆ鳴き渡れ 

ほととぎす いとふときなし あやめぐさ かづらにせむひ こゆなきわたれ
・・・・・・・・
霍公鳥よ

いとう時など無いから

あやめぐさをかづらにする日には

かならず鳴き渡って来なさい
・・・・・・・・



1956 夏雑歌,奈良,懐古

[題詞](詠鳥)

山跡庭  啼而香将来  霍公鳥  汝鳴毎  無人所念

大和には 鳴きてか来らむ 霍公鳥 汝が鳴くごとに なき人思ほゆ 

やまとには なきてかくらむ ほととぎす ながなくごとに なきひとおもほゆ
・・・・・・・・
大和の方へ親しんで啼き渡って行くほととぎす

おまえが鳴くと亡き人が偲ばれることであるよ
・・・・・・・・
* 「啼きてか来らむ」は、大和の方へ行くだろうで、大和の方へ親しんで啼いて行く意となる。


1957 夏雑歌,叙景

[題詞](詠鳥)

宇能花乃  散巻惜  霍公鳥  野出山入  来鳴令動

卯の花の 散らまく惜しみ 霍公鳥 野に出で山に入り 来鳴き響もす 

うのはなの ちらまくをしみ ほととぎす のにいでやまにいり きなきとよもす
・・・・・・・・
卯の花の花が散るのが惜しいと

ほととぎすが野山を飛び回って

山彦のように鳴いているよ
・・・・・・・・
* とよもす【▽響もす】[動サ五(四)]声や音をひびかせる。



1958 夏雑歌

[題詞](詠鳥)

橘之  林乎殖  霍公鳥  常尓冬及  住度金

橘の 林を植ゑむ 霍公鳥 常に冬まで 棲みわたるがね 

たちばなの はやしをうゑむ ほととぎす つねにふゆまで すみわたるがね
・・・・・・・・
橘を沢山植えて林を造ろう

ほととぎすが年中住み着けるように 
・・・・・・・・
* 「がね」[接助・終助・接尾]動詞の連体形に付く。願望・命令・意志などの表現を受けて、目的・理由を表す。…するように。…するために。


1959 夏雑歌,奈良,叙景

[題詞](詠鳥)

雨へ之  雲尓副而  霍公鳥  指春日而  従此鳴度

雨晴れの 雲にたぐひて 霍公鳥 春日をさして こゆ鳴き渡る 

あまばれの くもにたぐひて ほととぎす かすがをさして こゆなきわたる
・・・・・・・・
降りしきっていた雨が上がり

流れる雲を追いかけるかのように

ホトトギスが春日を目指して

この上を鳴きながら飛んで行く
・・・・・・・・



1960 夏雑歌

[題詞](詠鳥)

物念登  不宿旦開尓  霍公鳥  鳴而左度  為便無左右二

物思ふと 寐ねぬ朝明に 霍公鳥 鳴きてさ渡る すべなきまでに 

ものもふと いねぬあさけに ほととぎす なきてさわたる すべなきまでに
・・・・・・・・
物思いで寝られずいる朝明に

ほととぎすが広い空を渡って行く

何ともどうしようもないということだなあ
・・・・・・・・
* 「寐ねぬ」寝られずいる
* 「さわたる」(自ラ四)は、「さ」(接頭)、広い時間・空間を越えて移って行く感じ。


1961 夏雑歌

[題詞](詠鳥)

吾衣  於君令服与登  霍公鳥  吾乎領  袖尓来居管

我が衣を 君に着せよと 霍公鳥 我れをうながす 袖に来居つつ 

わがきぬを きみにきせよと ほととぎす われをうながす そでにきゐつつ
・・・・・・・・・・・
ほととぎすが私の袖に止まって言うんだよ

なにを躊躇っているんだ

早くわが衣を君の衣に重ねて着せよと
・・・・・・・・・・・




1962 夏雑歌

[題詞](詠鳥)

本人 霍公鳥乎八 希将見  今哉汝来  戀乍居者

本つ人 霍公鳥をや めづらしく 今か汝が来る 恋ひつつ居れば 

もとつひと ほととぎすをや めづらしく いまかながくる こひつつをれば
・・・・・・・・・・・
ほととぎすなどにまして  

私の思うただ一人のお人が

めったになくお見えになるの

づっと恋い慕っていたからよ
・・・・・・・・・・・
* もと‐つ【本つ】 [連語]《「つ」は「の」の意の格助詞》大本の。本来の。
* を‐や [連語]
《格助詞「を」+係助詞「や」》疑問を表す。…を…(だろう)か。
《間投助詞「を」+間投助詞「や」》
1 (活用語の連体形に付いて)強い感動・詠嘆を表す。…(だ)なあ。…ことよ。
2 (名詞・助詞に付く。「いわんや…(において)をや」の形で)反語表現の文を強調する意を表す。まして…においてはなおさらである。…はいうまでもないことである。



1963 夏雑歌

[題詞](詠鳥)

如是許  雨之零尓  霍公鳥  宇<乃>花山尓  猶香将鳴

かくばかり 雨の降らくに 霍公鳥 卯の花山に なほか鳴くらむ 

かくばかり あめのふらくに ほととぎす うのはなやまに なほかなくらむ
・・・・・・・・・・・
こんなにも雨が降っているのに

それでも霍公鳥は

卯の花が咲いている山で鳴いているのでしょうか
・・・・・・・・・・・




1964 夏雑歌

[題詞]詠蝉

黙然毛将有  時母鳴奈武  日晩乃  物念時尓  鳴管本名

黙もあらむ 時も鳴かなむ ひぐらしの 物思ふ時に 鳴きつつもとな 

もだもあらむ ときもなかなむ ひぐらしの ものもふときに なきつつもとな
・・・・・・・・・・・
文句も言わずにすむ時に鳴いて欲しい

ヒグラシは物思いする時にかぎって

うるさく鳴き続けるから落ち着かない
・・・・・・・・・・・




1965 夏雑歌,飛鳥

[題詞]詠榛

思子之  衣将摺尓  々保比与  嶋之榛原  秋不立友

思ふ子が 衣摺らむに にほひこそ 島の榛原 秋立たずとも 

おもふこが ころもすらむに にほひこそ しまのはりはら あきたたずとも
・・・・・・・・・・・
愛しく思う子が衣の摺り染めをするのに

立秋はまだとはいえ早く色鮮やかに黄葉してくれ

明日香の島の庄の榛の林よ
・・・・・・・・・・・
* 「こそ」は、他にあつらえ望む意を表す終助詞。・・してほしい。・・してくれ。        
* 榛(はり)は榛木(はんのき)の古名。 樹皮からはタンニンをとり、染料とした。




1966 夏雑歌

[題詞]詠花

風散  花橘○  袖受而  為君御跡  思鶴鴨

風に散る 花橘を 袖に受けて 君がみ跡と 偲ひつるかも 

かぜにちる はなたちばなを そでにうけて きみがみあとと しのひつるかも
・・・・・・・・・・・
風に散る花橘を袖に受け止めて

あなたのお姿の残り香として偲んでいます
・・・・・・・・・・・

<タ・テ>http://blogs.yahoo.co.jp/chiyokokkk/24089263.html?type=folderlist
(風に散る 花橘を 袖に受けて あなたの思い出として お慕いしました)
橘は、外来の植物で、万葉の時代には珍らしかった。
常世から、もたらされた「時じくの香(かく)の木の実」とも伝えられて珍重された。
家持が、橘の由来を、長歌でくわしく詠い、橘をたたえて、橘諸兄への讃歌になっている。




1967 夏雑歌

[題詞](詠花)

香細寸  花橘乎  玉貫  将送妹者  三礼而毛有香

かぐはしき 花橘を 玉に貫き 贈らむ妹は みつれてもあるか 

かぐはしき はなたちばなを たまにぬき おくらむいもは みつれてもあるか
・・・・・・・・・・・
今を盛りの芳しい花橘を

宝玉として緒に貫いて造ったのは

贈るその人がやつれているため

これを身に着ければ

その精気でいっそう美しく

輝くように元気を取り戻すはずだ

あまりにも疲れ果てているあの子よ
・・・・・・・・・・・
* 「みつる」は、(自ラ下二)やつれる。疲れ果てる。
* 「ても」接続助詞「て」に係助詞「も」の付いたもの。・・ても。



1968 夏雑歌

[題詞](詠花)

霍公鳥  来鳴響  橘之  花散庭乎  将見人八孰

霍公鳥 来鳴き響もす 橘の 花散る庭を 見む人や誰れ 

ほととぎす きなきとよもす たちばなの はなちるにはを みむひとやたれ
・・・・・・・・・・・
ほととぎすがわが家の庭に来て

鳴き響かせて橘の花を散らせるのを

見るであろう人はどなたであろうか
・・・・・・・・・・・




1969 夏雑歌,恨み

[題詞](詠花)

吾屋前之  花橘者  落尓家里  悔時尓  相在君鴨

我が宿の 花橘は 散りにけり 悔しき時に 逢へる君かも 

わがやどの はなたちばなは ちりにけり くやしきときに あへるきみかも
・・・・・・・・・・・
この家の花橘が盛りの頃にお逢いして

ご一緒に見て楽しみたかったのに

花橘の散る間は長いことでしたよ
・・・・・・・・・・・




1970 夏雑歌

[題詞](詠花)

見渡者  向野邊乃  石竹之  落巻惜毛  雨莫零行年

見わたせば 向ひの野辺の なでしこの 散らまく惜しも 雨な降りそね 

みわたせば むかひののへの なでしこの ちらまくをしも あめなふりそね
・・・・・・・・・・・
見渡せば向かいの野辺の

撫子の花が散ってしまうのが惜しい

あの可愛らしい撫子の花が

どうか雨よ降らないでおくれよ
・・・・・・・・・・・

http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/25281129.html



2003 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

吾等戀  丹穂面  今夕母可  天漢原  石枕巻

我が恋ふる 丹のほの面わ こよひもか 天の川原に 石枕まかむ 
あがこふる にのほのおもわ こよひもか あまのかはらに いしまくらまかむ

・・・・・・・・・
ほのかに紅さすわがいとしこ思い

今宵もひとり天の川原で石枕だろうことよ
・・・・・・・・・



2004 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

己つ 乏子等者 竟津 荒礒巻而寐 君待難

己夫に ともしき子らは 泊てむ津の 荒礒巻きて寝む 君待ちかてに 

おのづまに ともしきこらは はてむつの ありそまきてねむ きみまちかてに

・・・・・・・・・
逢うことがまれで愛しいつまよ

無数の荒磯をめぐる舟泊まりで

今宵も寝ることだなあ

君を待つことが出来ないままに
・・・・・・・・・




2005 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

天地等  別之時従  自つ  然叙<年>而在  金待吾者

天地と 別れし時ゆ 己が妻 しかぞ年にある 秋待つ我れは 

あめつちと わかれしときゆ おのがつま しかぞかれてあり あきまつわれは

・・・・・・・・・
天地の分かれたときから

わが妻は天の川の向こう岸に去り

年に一夜だけの逢瀬を待つばかりのわれ



天と地が別れ、この世界が創られたはるかな昔から、
私は、わが妻とこのように別れ別れに暮らしている
それゆえに、妻に逢える唯一の秋を、ひたすら待っている
この私は
・・・・・・・・・

* 「しかぞかれてあり」しかぞ年にある→しかぞ手にある
* 「かれ て あり」→「(天の川の)岸」対岸。
* 「しかぞ・かくぞ「(て)」にある」(然叙「手(て)」而在) 
http://www.iris.dti.ne.jp/~muken/kokugo10.htm#529かくぞとしにある(然叙年而在)
* あめつちと [天地等] 天と地に  
* わかれしときゆ [別之時従] 
 わかれ [別る・分かる] [自ラ下二・連用形] 分離する・別々になる・死に(生き)別れる
 し [助動詞・き] [過去・連体形] 〜た 連用形につく
 ゆ [上代、格助詞] [起点] 〜から・〜以来 体言につく
* おのがつま [自□] [□女偏に麗] 
 おのが [己が] 私の・自分自身の・私が・自分自身が・各自が
〔成立〕代名詞「おの」(普通「おのが」の形で、私・我)に、格助詞「が」
しかぞかれてあり [然叙年而在] 
 しか [副詞] [前述されたことをさして] そのように・そのとおりに
 ぞ [係助詞] [強調] 〜が・〜を 〔接続〕種々の助詞などにつく
 かれ [離(か)る] [自ラ下二・連用形] 離れる・遠ざかる・間をおく
 て [接続助詞] [補足(状態)] 〜のさまで・〜の状態で 連用形につく
 あり [有り・在り] [補動ラ変・終止形] 〜いる・〜ある
(助詞「て・つつ」の付いた語の下につき、動作・作用の存続の状態を表す)
* あきまつわれは [金待吾者] 「金」は五行説を四季に配すると、「秋」は「金」になるらしい




2006 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

孫星 嘆須つ 事谷毛 告<尓>叙来鶴 見者苦弥

彦星は 嘆かす妻に 言だにも 告げにぞ来つる 見れば苦しみ  =====

ひこほしは なげかすつまに ことだにも つげにぞきつる みればくるしみ

・・・・・・・・・
彦星は嘆いている妻に

言葉だけでもとやって来る

逢い見ると苦しさがつのるばかりだろうからね
・・・・・・・・・




サ2007 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

久方 天印等 水無<川> 隔而置之 神世之恨

ひさかたの 天つしるしと 水無し川 隔てて置きし 神代し恨めし 

[ひさかたの] あまつしるしと みなしがは へだてておきし かむよしうらめし

・・・・・・・・・
天空を隔てのる標識として

水のない「天の川」を置いた

神代の頃がたいそう恨めしいことよ
・・・・・・・・・

* 「久方の」は「光」や「天」の枕詞。
* 「天つ印」は「天に設けられた標識」。
* 「水無し川」は水のない川「天の川」。
* 「置きし」; 置いた
 「置き」は、カ行四段活用動詞「置く」の連用形。
 「し」は、過去の助動詞「き」の連体形。
* 「神代し」の「し」は強調の副助詞。

<サ>http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/26621994.html



2008 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

黒玉  宵霧隠  遠鞆  妹傳  速告与

ぬばたまの 夜霧に隠り 遠くとも 妹が伝へは 早く告げこそ 

[ぬばたまの] よぎりにこもり とほくとも いもがつたへは はやくつげこそ

・・・・・・・・・
夜霧に隠れて忍び合うことも出来ない

遠い遠い彼方に離れていても

恋慕うこの思いはいつも絶えることなく伝わってくれよ
・・・・・・・・・

* 「こそ」[終助]《上代語》用言の連用形に付く。願望を表す。…てほしい。…てくれ。



2009 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

汝戀  妹命者  飽足尓  袖振所見都  及雲隠

汝が恋ふる 妹の命は 飽き足らに 袖振る見えつ 雲隠るまで 

ながこふる いものみことは あきだらに そでふるみえつ くもがくるまで

・・・・・・・・・
あなたが慕う織姫は

恋しい気持ちを抑えられなくて

袖を振っていましたよ

雲に隠れてしまうまで
・・・・・・・・・



2010 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

夕星毛 徃来天道 及何時鹿 仰而将待 月人<壮>

夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮士 

ゆふつづも かよふあまぢを いつまでか あふぎてまたむ つきひとをとこ

・・・・・・・・・
宵の明星も行き通う天空の道を

一体いつまで仰ぎ見て待ち続けるというのですか

月の舟の漕ぎ手よ早く愛しの人のもとに漕ぎ出しなさい
・・・・・・・・・

* 「夕星」は「宵の明星」のこと。
* 「月人壮士」は「月を舟に見立てその舟をこぐ人」か「彦星」自身。



2011 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

天漢  已向立而  戀等尓  事谷将告  つ言及者

天の川 い向ひ立ちて 恋しらに 言だに告げむ 妻と言ふまでは 

あまのがは いむかひたちて こひしらに ことだにつげむ つまといふまでは

・・・・・・・・・
天の川をはさんで向かい合うしかないが

恋しさをこめてせめて告げたい

逢いに行ける日が来るまでは
・・・・・・・・・

* 接頭辞「イ」。「或る点への移行・連続」
* 「こいしらに」 恋しらに (連語)〔「ら」は接尾語〕恋しくて。恋しさに。
「天漢」は漢水(揚子江の支流)を天上に移行させた文字。漢水は遡れば天界に続くと考えられていたようです
* 七夕の前に、せめて使者を通して消息だけでも通じたいと願う。



2012 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

水良玉  五百<都>集乎  解毛不<見>  吾者干可太奴  相日待尓

白玉の 五百つ集ひを 解きもみず 我は干しかてぬ 逢はむ日待つに 

しらたまの いほつつどひを ときもみず わはほしかてぬ(うかたぬ) あはむひまつに

・・・・・・・・・
無数の宝玉を束ねた緒を解きほぐすように

私はじっと息をこらえて

ただ七夕の夜を待っているのですよ
・・・・・・・・・

* 「うかたぬ」→「息を止めて・じっとしている」
* 「白玉の 五百つ集ひを」、たくさんの真珠を連ねた織姫の首飾か。
* 「解きもみず」は共寝をすることもない、帯を解くの意味を兼ねている。
* 「ありかてぬ・ほしかてぬ」(在・干可太奴) 
http://www.iris.dti.ne.jp/~muken/kokugo10.htm#530ありかてぬ(在可太奴)




2013 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

天漢  水陰草  金風  靡見者  時来之

天の川 水蔭草の 秋風に 靡かふ見れば 時は来にけり 

あまのがは みづかげくさの あきかぜに なびかふみれば ときはきにけり

・・・・・・・・・
天の川のほとり水影に生える草の 

秋風になびくあうのを見れば 

その時は来たのだということよ 
・・・・・・・・・

<タ・テ>http://blogs.yahoo.co.jp/chiyokokkk/24149004.html?type=folderlist
 (天の川の 水陰草が 秋風に なびくのを見ると 逢うべき日(七夕の夜)は来たらしいぞ)

柿本人麻呂の歌は、すかっとしてる。
「時は来にけり」は、「サイは投げられた」みたいに、勢いを感じますね。
♪・・・・・「なびけこの山」のときは、思わず、おおっ、と拍手しました。

<原文>天漢 水陰草 金風 靡見者 時来々

「天の川」は、原文には、「天漢」とある。
天の川は、空に南北に横たわる。
中国の川で、南北に流れる漢水を、天上に投影して、「天漢」の文字をあてたといわれている。
牽牛・織女の伝説も、漢水のほとりでの恋物語が、投影されたものだそうです。
古代中国では、川のほとりで春にみそぎをしたが、その聖なる行事が、しだいに行楽を兼ねるようになり、漢水のほとりでのみそぎも、男女のデート・スポットとなった。
そこから、たくさんのラブストーリーが生まれた。
これが、天上の物語に移されたとき、7月6日の夜から7日の朝の物語になった。

折口信夫は、『古事記』・『日本書紀』の歌謡から、七夕伝説は、もともと日本にあった、という。
中西進がいうには、
七夕伝説は、2回、日本へ入ってきたという。
第1回は、応神朝に、機織技術をもった渡来人が、たくさん来た。
その人々が、伝説をもってきた。
それが、7世紀の人麻呂の頃は、土着のものとまがうように、語り伝えられ、記紀神話や人麻呂歌集に
とどめられた。
第2回は、聖武朝。
唐では、大々的に宮中行事として、七夕が行なわれていた。
「乞巧奠」(きつこうてん)と呼ばれるこの祭りを、憶良ら以後の遣唐使が、日本に伝え、聖武朝に、
花開いた。

「秋」は、原文では、「金」とある。
火木土金水の五行説によると、秋は、金をあらわす。
色では、秋を白であらわす。
北原白秋は、五行説からの名前かな・・・?
柳川の白秋の家で、白秋の字を見た。ぐにゃぐにゃとした味のある字だった。帰宅後、さっそく、まねっこして、習字練習したものです。(#´ο`#)
万葉集に、七夕の歌は、憶良の七夕の歌、12首。
巻10に、「七夕」(なぬかのよ)98首ある。
憶良の七夕の歌は、養老8年7月7日に、皇太子(聖武)の仰せに応えて詠んだものだから、九州に来る前の歌。
だから、小郡の七夕伝説とは、関係ないけど・・・・・
福岡市のベットタウン小郡市は、「七夕の里」です。
小郡のおばあちゃんたちの、言うことには、
「昔、昔、中国の人が、小郡に来たときに、中国七夕伝説の景色によく似ているといったから・・・」
七夕神社もあるらしい。




2026 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

白雲  五百遍隠  雖遠  夜不去将見  妹當者

白雲の 五百重に隠り 遠くとも 宵さらず見む 妹があたりは 

しらくもの いほへにかくり とほくとも よひさらずみむ いもがあたりは
・・・・・・・・・
白雲が幾重にも囲い隠そうと

どんなに遠くて夜の帳が下りようと 

常に見ている妹が辺りを
・・・・・・・・・



2027 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

為我登  織女之  其屋戸尓  織白布  織弖兼鴨

我がためと 織女の そのやどに 織る白栲は 織りてけむかも 

あがためと たなばたつめの そのやどに おるしろたへは おりてけむかも
・・・・・・・・・
私のためにたなばたつめが

家で織っているという白妙衣は

もう織り上げられただろうか
・・・・・・・・・



2028 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

君不相  久時  織服  白栲衣  垢附麻弖尓

君に逢はず 久しき時ゆ 織る服の 白栲衣 垢付くまでに 

きみにあはず ひさしきときゆ おるはたの しろたへころも あかつくまでに
・・・・・・・・・
君が為にと

逢わずにいる間ずっと織り続けている白妙の衣が

垢づんでしまうほどになってしまったわ
・・・・・・・・・



2029 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

天漢  梶音聞  孫星  与織女  今夕相霜

天の川 楫の音聞こゆ 彦星と 織女と 今夜逢ふらしも 

あまのがは かぢのおときこゆ ひこほしと たなばたつめと こよひあふらしも
・・・・・・・・・
天の川にかじの音が聞こえる

彦星と織女(たなばたつめ)は

待ち侘びた今夜こそ逢うようだなあ
・・・・・・・・・



2030 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

秋去者  <川>霧  天川  河向居而  戀夜多

秋されば 川霧立てる 天の川 川に向き居て 恋ふる夜ぞ多き 

あきされば かはぎりたてる あまのがは かはにむきゐて こふるよぞおほき
・・・・・・・・・
秋が来て川霧のたつ天の川

その両岸から向かい合って

晴れて逢えるその夜はあと幾日と

指折り数える二人です
・・・・・・・・・


2031 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

吉哉  雖不直  奴延鳥  浦嘆居  告子鴨

よしゑやし 直ならずとも ぬえ鳥の うら嘆げ居りと 告げむ子もがも 

よしゑやし ただならずとも [ぬえどりの] うらなげをりと つげむこもがも
・・・・・・・・・
ままよ直接逢えなくて 

天の川原のうら嘆く様を 

誰か誰か告げて欲しい
・・・・・・・・・
* 「よしゑやし」[副]《副詞「よし」+間投助詞「ゑ」+ 感動の助詞 「や」「し」がついたもの》1 たとえ。かりに。2 ええままよ。どうなろうとも。
* 「とも」接続助詞「と」に係助詞「も」のついたもの。逆説の仮定条件を表す。たとえ・・ても。


2032 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

一年邇  七夕耳  相人之  戀毛不<過>者  夜深徃久毛 [一云 不盡者 佐宵曽明尓来]

一年に 七日の夜のみ 逢ふ人の 恋も過ぎねば 夜は更けゆくも [一云  尽きねば さ夜ぞ明けにける]  

ひととせに なぬかのよのみ あふひとの こひもすぎねば よはふけゆくも[つきねば さよぞあけにける]
・・・・・・・・・
ひととせにただ一夜かぎりの逢ふ瀬なのに 

思ひが尽きるはずはないまま 

夜は更けて明けてしまうのだ
・・・・・・・・・



サ2033 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](七夕)

天漢  安川原  定而神競者磨待無

天の川 安の川原 定而神競者磨待無 

あまのがは やすのかはら* ***** ******* *******
・・・・・・・・・
安の川原で子供のように腹這いに横たわって

天の川の水を底まで呑み干すと

牽牛と織女を隔てていた禁忌から解放されて

二人が竈を一つにして同居することができるのに
・・・・・・・・・
* 国語篇(その七)より転載。
「定而 神競者 磨待無」
「さだまりて かみしきほえば ままたなくに」
さだまりて;「子供の・ように・(腹這いに)横たわって」
かみしきほえば ;「(天の川の水を)底まで・呑み・干す(と)」
ままたなくに; 「(牽牛と織女を隔てていた)禁忌から解放されて・(二人が)竈を一つにして・同居する(ことができるのに)」


[題詞](七夕)

棚機之  五百機立而  織布之  秋去衣  孰取見

織女の 五百機立てて 織る布の 秋さり衣 誰れか取り見む 

たなばたの いほはたたてて おるぬのの あきさりごろも たれかとりみむ
・・・・・・・・・
機織り姫がたくさんの機を立てて織る布が

秋の衣になった時

彦星の君以外誰が手に取ってみることでしょうか
・・・・・・・・・
* 「五百」は「八百」などと同じで、「たくさん」の意味。
* 「秋さり衣」は「秋になって着る衣服」のこと。
* 「去る」は季節や時を表す語に付いて「近づく。来る」の意を表す。
* 「誰か取り見む」;
  「誰」不定称人称代名詞。「彦星」をさす。
  「か」係助詞、反語。結びは「む」
  「取り見」(手に取って見る)マ行上一段活用動詞未然形。
  「む」推量助動詞連体形。



2035 秋雑歌

[題詞](七夕)

年有而  今香将巻  烏玉之  夜霧隠  遠妻手乎

年にありて 今か巻くらむ ぬばたまの 夜霧隠れる 遠妻の手を 

としにありて いまかまくらむ [ぬばたまの] よぎりこもれる とほづまのてを
・・・・・・・・・
ひととせのうちにただ一夜

今こそしっかりとい抱き合おう

夜霧の衣に包まれた妻の手のなかで

今宵こそはれて共寝につこう 
・・・・・・・・・



2036 秋雑歌

[題詞](七夕)

吾待之  秋者来沼  妹与吾  何事在曽  紐不解在牟

我が待ちし 秋は来りぬ 妹と我れと 何事あれぞ 紐解かずあらむ 

わがまちし あきはきたりぬ いもとあれと なにことあれぞ ひもとかずあらむ
・・・・・・・・・
恋ひつづけて待った秋は来た 

妹と我とのみの

他人には解かぬと誓った 

だがいの紐を解いて相見よう
・・・・・・・・・



2037 秋雑歌

[題詞](七夕)

年之戀  今夜盡而  明日従者  如常哉  吾戀居牟

年の恋 今夜尽して 明日よりは 常のごとくや 我が恋ひ居らむ 

としのこひ こよひつくして あすよりは つねのごとくや あがこひをらむ
・・・・・・・・・
ひととせの恋の思ひを尽くして 

明日からはまた 

常のごとくに恋ふるばかりの独り身か
・・・・・・・・・


2051 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天原  徃射跡  白檀  挽而隠在  月人<壮>子

天の原 行きて射てむと 白真弓 引きて隠れる 月人壮士 

あまのはら ゆきていてむと [しらまゆみ] ひきてこもれる つきひとをとこ
・・・・・・・・
広大無辺の天の原で

なにを射ようというのでしょうか

白真弓をじっと引いている月人子よ
・・・・・・・・
* 月人壮子(月人壮士)は万葉仮名で単に「月人」とも、月人子とも書かれている。月を擬人化して表現しているとされている。



2052 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

此夕  零来雨者  男星之  早滂船之  賀伊乃散鴨

この夕 降りくる雨は 彦星の 早漕ぐ舟の 櫂の散りかも 

このゆふへ ふりくるあめは ひこほしの はやこぐふねの かいのちりかも
・・・・・・・・
この七夕に降る雨は

彦星が先を急いで漕ぐ舟の

櫂のしぶきなのだろうか きっと
・・・・・・・・
* 櫂(かい)は舟を進めるために水をかく道具。



2053 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天漢 八十瀬霧合 男星之 時待船 今滂良之

天の川 八十瀬霧らへり 彦星の 時待つ舟は 今し漕ぐらし 

あまのがは やそせきらへり ひこほしの ときまつふねは いましこぐらし
・・・・・・・・
天の川一面の瀬に霧が立ち込めた

彦星の川渡りの時を待っていた舟が

今こそ漕ぎだしたのだなぁ
・・・・・・・・



2054 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

風吹而  河浪起  引船丹  度裳来  夜不降間尓

風吹きて 川波立ちぬ 引き船に 渡りも来ませ 夜の更けぬ間に 

かぜふきて かはなみたちぬ ひきふねに わたりもきませ よのふけぬまに
・・・・・・・・
風が吹いて川が波立ってきた

引船できっとお渡りください

あまり夜の更けないうちに 
・・・・・・・・



2055 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天河  遠<渡>者  無友  公之舟出者  年尓社候

天の川 遠き渡りは なけれども 君が舟出は 年にこそ待て 

あまのがは とほきわたりは なけれども きみがふなでは としにこそまて
・・・・・・・・
天の川に渡し場はないけれど

あなた様の舟出は一年に一度

ひたすらお着きになるのを待つのみ
・・・・・・・・



2056 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天<漢>  打橋度  妹之家道  不止通  時不待友

天の川 打橋渡せ 妹が家道 やまず通はむ 時待たずとも 

あまのがは うちはしわたせ いもがいへぢ やまずかよはむ ときまたずとも
・・・・・・・・
天の川に橋を架けてしまおうか

そうすれば舟出を許された時を待たなくとも

いつだって妻の許に通うのに
・・・・・・・・



2057 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

月累  吾思妹  會夜者  今之七夕  續巨勢奴鴨

月重ね 我が思ふ妹に 逢へる夜は 今し七夜を 継ぎこせぬかも 

つきかさね あがおもふいもに あへるよは いましななよを つぎこせぬかも
・・・・・・・・
幾つもの月日を重ねて

愛しいあの娘に逢える夜が

せめてこれから七日七晩継ぎ足せないものか
・・・・・・・・



2058 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

年丹装  吾舟滂  天河  風者吹友  浪立勿忌

年に装る 我が舟漕がむ 天の川 風は吹くとも 波立つなゆめ 

としにかざる わがふねこがむ あまのがは かぜはふくとも なみたつなゆめ
・・・・・・・・
一年を飾りはれて天の川を舟漕ぎ渡たるぞ

さあ 追い風よ吹け 波は静まれ
・・・・・・・・



2059 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天河  浪者立友  吾舟者  率滂出  夜之不深間尓

天の川 波は立つとも 我が舟は いざ漕ぎ出でむ 夜の更けぬ間に 

あまのがは なみはたつとも わがふねは いざこぎいでむ よのふけぬまに
・・・・・・・・
天の川に荒波が立とうとも

いざ この舟を漕ぎ出そう

あのこと逢える一年で一日だけの

この夜が更けてしまわないうちに
・・・・・・・・



2060 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

直今夜  相有兒等尓  事問母  未為而  左夜曽明二来

ただ今夜 逢ひたる子らに 言どひも いまだせずして さ夜ぞ明けにける 

ただこよひ あひたるこらに ことどひも いまだせずして さよぞあけにける
・・・・・・・・
年に一夜だけ逢える七夕子に

話も交わさない間に夜が明けてたまるか
・・・・・・・・



2061 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天河  白浪高  吾戀  公之舟出者  今為下

天の川 白波高し 我が恋ふる 君が舟出は 今しすらしも 

あまのがは しらなみたかし あがこふる きみがふなでは いましすらしも
・・・・・・・・
天の川に白波が高いけれども

いとしい君はきっと来てくれる

今 船出するのですね
・・・・・・・・

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