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な [汝] [対称の人代名詞] 自分より目下の者や親しい人に対して用いる 「な」...完了の助動詞「ぬ」の未然形 「な」は終止形に接続する詠嘆の終助詞。 「な」…ぬ…完了の意を表わす。 :「勿」は広く、「な」に当たる。「莫」は狭く、「なそ」にあたる。 かすがのは けふは なやきそ 若草の つまも こもれり 我も こもれり 「な」 連体助詞。「の」の母音交替形。奈良時代に既に用例は限定されていた。水(み)な底 手(た)な心 「な」 終助詞。 希望・決意。 「な」活用語の未然形に接続し、決意や希望をあらわす。この用法は助動詞 ながら=(名詞に付いて)それが持っている本質に従って、の意を表す。 ながら山=「長等山」と「昔ながら」を掛ける。 長月=陰暦9月。 「む」とほぼ同じ意味になる。話し手自身の行為について言う場合、「〜しよう」「〜したい」との自分の決意・希望をあらわす。 *すべもなく 苦しくあれば 出で走り 去ななと思へど 子等にさやりぬ (万葉集、山上憶良)899 *秋の田の 穂向きのよれる 片寄りに 君によりなな 言痛(こちた)かりとも (万葉集、但馬皇女)114 * 他者に対しては、「〜してほしい」「〜しなさいな」といった希望・勧誘・慫慂などの意をあらわす。 *熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな (万葉集、額田王)8 *道の中 国つ御神は 旅ゆきも し知らぬ君を 恵みたまはな (万葉集、坂上郎女)3930 【補足】 ・連体助詞「な」、禁止の終助詞「な」、軽い詠嘆の間投助詞「な」と同音であるが、別の語である。 ・「な」 語句の切れ目に付き、念を押す気持や詠嘆をあらわす。普通、活用語の終止形に付くが、命令形に付くこともあり、また係り結びに続く場合連体形・已然形に付くこともある。 *ほととぎす 楝の枝に ゆきて居ば 花は散らむな 玉と見るまで (万葉集、大伴家持)3913 蝉の声 きけば悲しな 夏衣 うすくや人の ならんと思へば (古今集、紀友則) さびしさに 堪へたる人の またもあれな 庵ならべむ 冬の山里 (新古今集、西行) [な] [参考]同類の禁止の表現には副詞「な」と終助詞「そ」が呼応した「な〜そ」があるが、 その方が穏やかで柔らかい言い方、という なし [無し] [形ク・終止形] ない 「な」…名…汝…おとこ。
「名」…噂…汝…おとこ…わがこの君。
「ながながし」は、シク活用形容詞終止形(上古における連体形代用)「な」上代東国方言、格助詞「に」にあたる。<大君の 命畏み 出で来れば 吾の取り付きて 言ひし子なはも> なかなか=なまじっか、かえって。 * 「みずかすぎなむ」 * 「見・ず」[助動詞・ず] [打消し・連用形]〜ない 未然形に付く * 「か」[係助詞] [疑問] 〜か・〜だろうか 係り結びの「係り」 * 「過ぎなむ」 * 類例「見(上一段・未然)」「ず(打ち消しの助動詞・連用」「か(係助詞・疑問)」「あり・なむ」「あり(ラ変・連用形)」「な(強意・ぬ)・未然」「む(推量・連体)」→「見ないでいるのだろうか」 * 類例「見ずかなりなむ」なら「見なくなってしまうのだろうか」 * 本例「見ずか過ぎなむ」→「見ないで過ぎてしまうのだろうか」 ながらへば=生きながらているならば。 なほ=やはり。 ながむれば=ぼんやりと思いふけると、しみじみと見入っていると。 なにはのこと=難波における秀吉の事業、またその栄華の意と「何は(さまざま)のこと」を掛けています。 なつかしく=心にひかれる。 長 月 陰暦9月。語源は夜が長くなるので 「夜長月」。もう一つは雨が長く降るので「長雨月」。この頃の長雨を秋霖と呼びま す。陽暦では大体10月上旬から11月上旬です。 なか月許=長月の頃に、陰暦では九月は秋の終り月 [なかなかに] 「なかなか」だけを、副詞として解説している書が多いが、 その場合、「に」については、はっきり説明されていない 確かに、歌意としては、形容動詞「なかなかに」と、
副詞「なかなか」には似たようなものだ
〔参考〕角川書店・全訳古語辞典2002年初版『語誌語感』さて、そこで「に」を調べても、どうしても「副詞」には付かない だから、やはりここは、形容動詞「なかなかに」だと思う
名詞「中」を重ねて形容動詞化した語で、中途半端で、どっとつかずなさまが原義
なへ=・・とともに、・・につれて。上代には「なかなかに」の形しか見られなかったが、中古以降、形容動詞として用いた また、「なかなか」だけを副詞としても用いた なつかし=懐かし。心ひかれる。そばに引き付けておきたい。親愛の情をおぼえてそばへ近づく形容。 「ながめ」は物思いに沈む意の「眺め」と「長雨」との掛詞。 <「経る」・「眺め」と「降る」・「長雨」は縁語。> 「ながめせ」はサ行変格活用動詞「眺めす」の未然形。 ・「ながら」 維持・逆接の接続助詞。 体言、副詞、活用語の連用形などに付く。元来は連体助詞「な」と形式名詞「から」が結び付いたもので、体言に付いて副詞句を作るのが最も古い用法であったろうという。「神ながら」(神であるままに、の意)、「露ながら」(露もそのままに、の意)といった遣い方であり、これらの「ながら」は接尾語あるいは副助詞と見るべきか。 * そのままの状態を維持することをあらわす。「〜したままで」「〜ながら」。 *針袋 帯び続けながら 里ごとに 照らさひ歩けど 人もとがめず (万葉集、大伴池主)4130 折りつれば たぶさに穢る 立てながら 三世の仏に 花たてまつる (古今集、遍昭) * 逆接の意をあらわす。「〜ものの」「〜ではあるが」「〜けれども」。 年を経て 消えぬ思ひは ありながら 夜のたもとは 猶こほりけり (古今集、紀友則) 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな (後拾遺集、藤原道信) なぐさ【慰】〔名〕人の心をなごやかに静まらせるもの。気をまぎらわせるもの。なぐさみ。なぐさめ。 名草山 山麓(さんろく)はかつての名草浜で、名草は渚(なぎさ)の意とされる。 なぐさもる【慰もる】 《動詞「なぐさむ」の連体形「なぐさむる」の音変化》気をまぎらす。なぐさめる。 (おもは[思ふ] [他ハ四・未然形]思う、望む、心配する) なくに 〜(し)ないことだのに、〜(し)ないのに 打消しの助動詞「ず」のク語法「なく」+助動詞「に」 [なむ] 大別して三つの品詞があった 「係助詞・終助詞・複合の助動詞」で、それぞれ接続する活用形は 係助詞が「連体形」、終助詞が「未然形」、複合の助動詞が「連用形」につく 「恋ひ」は、他動詞ハ行上二段活用の「未然形・連用形」の形だが 終助詞の意味としては、他に対する願望であり、〜してほしい・〜してもらいたい、となる 「推量・意志・適当・当然・可能推量・仮定・勧誘」とあり 「意志の伴う推量」ではないか * 「なみ」は、形容詞「なし」の語幹+接尾語「み」。「み」〔形容詞の語幹に付いて〕その状態を表す名詞を作る。 * 「なら・まし・ものを」完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」と結び付いて、「〜してしまえばよかった」など。下に「を」「もの」「ものを」を伴うことが多い。 * 「まし」反実仮想の助動詞と呼ばれる(未然形に接続)。 話し手の仮想の中で、現実にはあり得ないようなことを望んだり、事実と反対のことを想像したりする場合に用いられる。 なれるものならなりたい。 ならなくに=・・でないのだから。 なら−な−く−に 連語 …でないことだなあ。…ではないのだよ。▽文末に用いる。 …ではないのに。▽文中に用いる。 断定の助動詞「なり」の未然形+打消の助動詞「ず」の古い未然形「な」+体言化する接尾語「く」+助詞「に」 「なら」は、自動詞ラ行四段「成る」の未然形、だと思う...成立する、成長する、変化する 「なり」は、(たとえば聞こえてきた音によって)推定する助動詞。 何となき=特にどうという事は無い。 「なれや」は、「なり」の已然形+「や」の形になっていますが、「已然形+や」は、一般に反語表現になります。ですから、ヒマがあるわけではないのです。
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キーワード・備忘ナ行
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