ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

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ま 2.



「まか」、他動詞カ行四段「蒔く・撒く」の未然形、植物の種などを浅く埋める、あるいは撒き散らす

「まく」〔推量の助動詞「む」のク語法〕 …だろうこと。…しようとすること。

まかふかに=まがふがに、間違えるだろうに、がに=〜するだろうに

まこと...本当のこと、事実

「まされ」...自動詞ラ行四段「勝る・優(まさ)る」の已然形
係助詞「こそ」の結びとなる用法...係り結び




「待た」は四段活用動詞「待つ」の未然形で、それに接する
「なむ」は、他に対する」願望、あつらえの終助詞(・・・テホシイ。)
「まつ」...他動詞タ行四段「待つ」の終止形、推量の助動詞「らむ」につながる



「間」…股間
「間」…女
「まかすれ」…任せる…間か擦れ
「まきの葉」…槙の葉…真木の端…間木の端…おとこ

「まく」推量・意志の助動詞「む」の「ク語法」。見るであろうと思われること。見ようとすること。将来を見ること。


まけ度かさなり・えかたて=負け度重なり・得勝で

「ませば」 反実仮想の助動詞「まし」の未然形「ませ」に接続助詞「ば」が付いたもの。未然形に接続して「もし〜だったならば」と仮定条件をつくる。「せば」と同じく、現実にはあり得ない、あるいは現実とは正反対の事態を仮定する。「ませ」は平安時代には殆ど使われなくなり、已然形「ましか」が未然形に転用されて「ましかば」が用いられた(次項参照)。

*我が背子と 二人見ませば いくばくか この降る雪の 嬉しからまし
 (万葉集、光明皇后)1658
*思ふにし 死にするものに あらませば 千たびぞ我は 死に還らまし
 (万葉集、笠女郎)603
「ましかば」 反実仮想の助動詞「まし」の已然形「ましか」に接続助詞「ば」が付いたもの。未然形に接続して「もし〜だったならば」と仮定条件をつくる。現実にはあり得ない、あるいは現実とは正反対の事態を仮定する。
暁の なからましかば 白露の おきてわびしき 別れせましや
 (後撰集、紀貫之)
世の中に あらましかばと 思ふ人 亡きが多くも なりにけるかな
 (拾遺集、藤原為頼)

◎「まつはる(纏はる)」
「からみつく」といった意味の「まつはる」は元来四段活用であるが、下二段活用の例も見られる。但し下二段の「まつはる」は「まつふ」の受身形からの転義かとも言う(岩波古語辞典)。なお、母音交替形「まとはる」も同様に四段・下二段両方の活用が見られる。
・四段活用(まつはら-まつはり-まつはる-まつはる-まつはれ-まつはれ)
*しきしまの 大和の国に 人さはに 満ちてあれども 藤波の 思ひまつはり
 (万葉集、作者不詳)3248
松も皆 むらさき色に なりにけり 這ひまつはれる 総(ふさ)の多さに
 (志濃夫廼舎歌集、橘曙覧)
・ 下二段活用(まつはれ-まつはれ-まつはる-まつはるる-まつはるれ-まつはれよ)
見る人の えぞ過ぎやらぬ 藤の花 這ひまつはるる 枝はなけれど
 (重家集、藤原重家)
時鳥 くるとはなきて 過ぎ行くを 這ひまつはれぬ 山かづらかな
 (逍遥集、松永貞徳)


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