ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

・万葉集(〃)

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3631遣新羅使,山口,岩国,土地讃美,恋

[題詞](周防國玖河郡麻里布浦行之時作歌八首)

伊都之可母 見牟等於毛比師 安波之麻乎 与曽尓也故非無 由久与思<乎>奈美

いつしかも 見むと思ひし 粟島を 外にや恋ひむ 行くよしをなみ 

いつしかも みむとおもひし あはしまを よそにやこひむ ゆくよしをなみ
・・・・・・・・・・・
いつか見たいと思ってきた粟島を

遠くからしか見ることができません

恋しい粟島よ

行く方法がないのです
・・・・・・・・・・・




3632遣新羅使,山口,岩国,土地讃美

[題詞](周防國玖河郡麻里布浦行之時作歌八首)

大船尓 可之布里多弖天 波麻藝欲伎 麻里布能宇良尓 也杼里可世麻之

大船に かし振り立てて 浜清き 麻里布の浦に 宿りかせまし 

おほぶねに かしふりたてて はまぎよき まりふのうらに やどりかせまし
・・・・・・・・・・・
この大船からカシの棒杭を打ち立て

浜が清い麻里布の浦に

泊まってゆくことができないものか
・・・・・・・・・・・



3633遣新羅使,岩国,山口,望郷,恋

[題詞](周防國玖河郡麻里布浦行之時作歌八首)

安波思麻能 安波自等於毛布 伊毛尓安礼也 夜須伊毛祢受弖 安我故非和多流

粟島の 逢はじと思ふ 妹にあれや 安寐も寝ずて 吾が恋ひわたる 

[あはしまの] あはじとおもふ いもにあれや やすいもねずて あがこひわたる
・・・・・・・・・・・
粟島は逢はじということでしょうか

貴女のことを思い浮かべて

安眠することも出来ないでいます

これが恋しているということなのか
・・・・・・・・・・・



3634遣新羅使,岡山,山口,岩国,望郷,恋

[題詞](周防國玖河郡麻里布浦行之時作歌八首)

筑紫道能 可太能於保之麻 思末志久母 見祢婆古非思吉 伊毛乎於伎弖伎奴

筑紫道の 可太の大島 しましくも 見ねば恋しき 妹を置きて来ぬ 

[つくしぢの かだのおほしま] しましくも みねばこひしき いもをおきてきぬ
・・・・・・・・・・・
筑紫路の可太の大島よ

しばらくでも見ていないと恋しい妻を

私は郷へ置いてきてしまったのだ
・・・・・・・・・・・



3635遣新羅使,天平8年,山口,岩国,望郷,恋,土地讃美

[題詞](周防國玖河郡麻里布浦行之時作歌八首)

伊毛我伊敝治 知可久安里世婆 見礼杼安可奴 麻里布能宇良乎 見世麻思毛能乎

妹が家路 近くありせば 見れど飽かぬ 麻里布の浦を 見せましものを 

いもがいへぢ ちかくありせば みれどあかぬ まりふのうらを みせましものを
・・・・・・・・・・・
妻の住む家が近くにあれば

いくら見ていても飽くことのない麻里布の浦を

見せたいものですが
・・・・・・・・・・・
* 「見れど飽かぬ」は、土地神礼賛、安全祈願。土地讃美。



3636遣新羅使,山口,上関町,望郷,掛詞

[題詞](周防國玖河郡麻里布浦行之時作歌八首)

伊敝妣等波 可敝里波也許等 伊波比之麻 伊波比麻都良牟 多妣由久和礼乎

家人は 帰り早来と 伊波比島 斎ひ待つらむ 旅行く吾れを 

いへびとは かへりはやこと [いはひしま] いはひまつらむ たびゆくわれを
・・・・・・・・・・・
郷に残る家族たちは

伊波比島 その名のように

斎って待っているでしょう

旅を行く私の早い無事な帰りを
・・・・・・・・・・・



3637遣新羅使,枕詞,山口,上関町,土地讃美,掛詞

[題詞](周防國玖河郡麻里布浦行之時作歌八首)

久左麻久良 多妣由久比等乎 伊波比之麻 伊久与布流末弖 伊波比伎尓家牟

草枕 旅行く人を 伊波比島 幾代経るまで 斎ひ来にけむ 

[くさまくら] たびゆくひとを [いはひしま] いくよふるまで いはひきにけむ
・・・・・・・・・・・
草枕で旅ゆく人の

無事を祈ってきたという

その伊波比島

幾代の昔から

斎い続けて来たのだろう
・・・・・・・・・・・



3638遣新羅使,土地讃美,山口,大畠瀬戸,叙景,追想

[題詞]過大嶋鳴門而經再宿之後追作歌二首

巨礼也己能 名尓於布奈流門能 宇頭之保尓 多麻毛可流登布 安麻乎等女杼毛

これやこの 名に負ふ鳴門の うづ潮に 玉藻刈るとふ 海人娘子ども 

これやこの なにおふなるとの うづしほに たまもかるとふ あまをとめども
・・・・・・・・・・・
これがまあ

名高い鳴門の渦潮に

美しい藻を刈るという海女の娘たちなのか
・・・・・・・・・・・



3639遣新羅使,羈旅,山口,大畠瀬戸,追想

[題詞](過大嶋鳴門而經再宿之後追作歌二首)

奈美能宇倍尓 宇伎祢世之欲比 安杼毛倍香 許己呂我奈之久 伊米尓美要都流

波の上に 浮き寝せし宵 あど思へか 心悲しく 夢に見えつる 

なみのうへに うきねせしよひ あどもへか こころがなしく いめにみえつる
・・・・・・・・・・・
波の上で浮き寝をした夜

どうして思ったのか

心悲しく

妻の姿が夢に見えた
・・・・・・・・・・・



3640遣新羅使,羽栗,枕詞,山口,上関町,望郷

[題詞]熊毛浦舶泊之夜作歌四首

美夜故邊尓 由可牟船毛我 可里許母能 美太礼弖於毛布 許登都ん夜良牟

都辺に 行かむ船もが 刈り薦の 乱れて思ふ 言告げやらむ 

みやこへに ゆかむふねもが [かりこもの] みだれておもふ ことつげやらむ
・・・・・・・・・・・
都の方に行く船が欲しい

刈り薦のように乱れ散る

この思いを妻に言告げしたい
・・・・・・・・・・・


3628遣新羅使,望郷,岡山,倉敷,広島,倉橋島,孤独

[題詞](属物發思歌一首[并短歌])反歌二首

多麻能宇良能 於伎都之良多麻 比利敝礼杼 麻多曽於伎都流 見流比等乎奈美

玉の浦の 沖つ白玉 拾へれど またぞ置きつる 見る人をなみ 

たまのうらの おきつしらたま ひりへれど またぞおきつる みるひとをなみ
・・・・・・・・・・・
玉の浦の沖から打ち寄せられた白玉を拾ったけれど 

また浜の砂のなかへ還えしてしまった

見せる妻もいないので 
・・・・・・・・・・・



3629遣新羅使,望郷,広島,倉橋島,孤独

[題詞]((属物發思歌一首[并短歌])反歌二首)

安伎左良婆 和<我>布祢波弖牟 和須礼我比 与世伎弖於家礼 於伎都之良奈美

秋さらば 吾が船泊てむ 忘れ貝 寄せ来て置けれ 沖つ白波 

あきさらば わがふねはてむ わすれがひ よせきておけれ おきつしらなみ
・・・・・・・・・・・
秋になったら私の船を再びここに泊めよう

物思いを忘れさせる忘れ貝を

波にのせ寄せて置いといてくれ

沖に立つ白波よ
・・・・・・・・・・・



3630遣新羅使,天平8年,土地讃美,山口,岩国

[題詞]周防國玖河郡麻里布浦行之時作歌八首

真可治奴伎 布祢之由加受波 見礼杼安可奴 麻里布能宇良尓 也杼里世麻之乎

真楫貫き 船し行かずは 見れど飽かぬ 麻里布の浦に 宿りせましを 

まかぢぬき ふねしゆかずは [みれどあかぬ] まりふのうらに やどりせましを
・・・・・・・・・・・
ふなばたに立派な櫂を取り付けた官船でなければ

見ていて飽きない麻里布の浦に泊まりましょうものを

素通りする無礼を麻里布の神よお赦しあれ
・・・・・・・・・・・


3621遣新羅使,広島,倉橋島,土地讃美

[題詞](安藝國長門嶋舶泊礒邊作歌五首)

和我伊能知乎 奈我刀能之麻能 小松原 伊久与乎倍弖加 可武佐備和多流

吾が命を 長門の島の 小松原 幾代を経てか 神さびわたる 

[わがいのちを] なが]とのしまの こまつばら いくよをへてか かむさびわたる
・・・・・・・・・・・
わが命を長くと思い見る

長門の島の小松原は

どれほどの年月を経て

あたり一面に

かくも神々しい姿になったのだろう
・・・・・・・・・・・
* 「経」は、ハ行下二段活用動詞「経(ふ)」の連用形「経(ふ)」
* 「て」は、完了助動詞「つ」の連用形。
* 「か」時間が経ってしまったのか。
* 「神さび」は「神々しい。おごそかである」。
* 「わたる」は補助動詞。「あたり一面に〜する。広く〜する」。




3622遣新羅使,船出,出発,広島,倉橋島

[題詞]従長門浦舶<出>之夜仰觀月光作歌三首

月余美乃 比可里乎伎欲美 由布奈藝尓 加古能己恵欲妣 宇良<未>許具可聞

月読みの 光りを清み 夕なぎに 水手の声呼び 浦廻漕ぐかも 

[つくよみの] ひかりをきよみ ゆふなぎに かこのこゑよび うらみこぐかも
・・・・・・・・・・・
夕凪の中を水手が声を合わせて

浦に沿って付近を漕いでいるらしい
・・・・・・・・・・・



3623遣新羅使,広島,倉橋島,叙景,船出

[題詞](従長門浦舶<出>之夜仰觀月光作歌三首)

山乃波尓 月可多夫氣婆 伊射里須流 安麻能等毛之備 於伎尓奈都佐布

山の端に 月傾けば 漁りする 海人の燈火 沖になづさふ 

やまのはに つきかたぶけば いざりする あまのともしび おきになづさふ
・・・・・・・・・・・
山の端に月が傾くと

漁をしている海人の灯火が沖にともって

波の間に見え隠れする
・・・・・・・・・・・
* 「つきかたぶけば」は、已然形+「ば」で、偶然条件「〜すると、たまたま…」。
* 「なづさふ」は「水に浮かび漂う。水に浸る」。




3624遣新羅使,広島,倉橋島,出発,船出,叙景

[題詞](従長門浦舶<出>之夜仰觀月光作歌三首)

和礼乃未夜 欲布祢波許具登 於毛敝礼婆 於伎敝能可多尓 可治能於等須奈里

吾れのみや 夜船は漕ぐと 思へれば 沖辺の方に 楫の音すなり 

われのみや よふねはこぐと おもへれば おきへのかたに かぢのおとすなり
・・・・・・・・・・・
我々だけが夜船を漕ぐと思っていると

沖合からも船を漕ぐ楫の音が聞こえる
・・・・・・・・・・・



3625遣新羅使,挽歌,古歌,作者:丹比大夫,笠麻呂,悲別,望郷,広島,倉橋島

[題詞]古挽歌一首[并短歌]

・・・・・・・・・・・
由布左礼婆ー夕さればーゆふさればー夕方になると
安之敝尓佐和伎ー葦辺に騒きーあしへにさわきー葦辺に鳴き騒ぎ
安氣久礼婆ー明け来ればーあけくればー夜が明けて来ると
於伎尓奈都佐布ー沖になづさふーおきになづさふー沖の波間に漂う
可母須良母ー鴨すらもーかもすらもー鴨でさえも
都麻等多具比弖ー妻とたぐひてーつまとたぐひてー妻と連れだって
和我尾尓波ー吾が尾にはーわがをにはー私の尾羽に
之毛奈布里曽等ー霜な降りそとーしもなふりそとー霜よ降るなと
之<路>多倍乃ー白栲のー[しろたへの]ー
波祢左之可倍弖ー羽さし交へてーはねさしかへてー白い羽をさし交わし
宇知波良比ーうち掃ひーうちはらひー霜を払い合って
左宿等布毛能乎ーさ寝とふものをーさぬとふものをー寝るというものを
由久美都能ー行く水のーゆくみづのー流れゆく水が
可敝良奴其等久ー帰らぬごとくーかへらぬごとくー戻らないように
布久可是能ー吹く風のーふくかぜのー吹く風が
美延奴我其登久ー見えぬがごとくーみえぬがごとくー目に見えないように
安刀毛奈吉ー跡もなきーあともなきー残る跡すらも無い
与能比登尓之弖ー世の人にしてーよのひとにしてー世の中の人として
和可礼尓之ー別れにしーわかれにしー死んで逝った
伊毛我伎世弖思ー妹が着せてしーいもがきせてしー貴女が着せてくれた
奈礼其呂母ーなれ衣ーなれごろもー着なれた衣
蘇弖加多思吉弖ー袖片敷きてーそでかたしきてー袖の片側を床に敷いて
比登里可母祢牟ーひとりかも寝むーひとりかもねむー私は一人で寝るのか
・・・・・・・・・・・



3626遣新羅使,挽歌,古歌,作者:丹比大夫,笠麻呂,悲別,望郷,広島,倉橋島

[題詞](古挽歌一首[并短歌])反歌一首

多都我奈伎 安之<敝>乎左之弖 等妣和多類 安奈多頭多頭志 比等里佐奴礼婆

鶴が鳴き 葦辺をさして 飛び渡る あなたづたづし ひとりさ寝れば 

たづがなき あしへをさして とびわたる あなたづたづし ひとりさぬれば
・・・・・・・・・・・
鶴が鳴いて葦辺をさして渡ってゆくなあ

妻を呼んでいるのだろう

ああ心細くおぼつかないことよ

一人寝をするということは
・・・・・・・・・・・



3627遣新羅使,道行き,大阪,兵庫,岡山,広島,倉橋島,序詞,枕詞,望郷,孤独

[題詞]属物發思歌一首[并短歌]


・・・・・・・・・・・
安佐散礼婆ー朝さればーあささればー朝になれば
伊毛我手尓麻久ー妹が手にまくーいもがてにまくー妻が手にとる鏡
可我美奈須ー鏡なすー[かがみなす]ー
美津能波麻備尓ー御津の浜びにーみつのはまびにーそのミつの浜べで
於保夫祢尓ー大船にーおほぶねにー大船の舷側に
真可治之自奴伎ー真楫しじ貫きーまかぢしじぬきー櫂を並べて取り付け
可良久尓々ー韓国にーからくににー韓国(からくに)に 
和多理由加武等ー渡り行かむとーわたりゆかむとー渡航しようと
多太牟可布ー直向ふーただむかふーまずは
美奴面乎左指天ー敏馬をさしてーみぬめをさしてー兵庫の敏馬をさして
之保麻知弖ー潮待ちてーしほまちてー潮を待って
美乎妣伎由氣婆ー水脈引き行けばーみをひきゆけばー海流にそって行くと
於伎敝尓波ー沖辺にはーおきへにはー沖合の
之良奈美多可美ー白波高みーしらなみたかみー高立つ白波を避けて
宇良<未>欲理ー浦廻よりーうらみよりー岸伝いに
許藝弖和多礼婆ー漕ぎて渡ればーこぎてわたればー漕ぎ渡ると
和伎毛故尓ー吾妹子にーわぎもこにーわが妻に
安波治乃之麻波ー淡路の島はーあはぢのしまはーアウとの淡路の島は
由布左礼婆ー夕さればーゆふさればー夕べには 
久毛為可久里奴ー雲居隠りぬーくもゐかくりぬー雲居に隠れ
左欲布氣弖ーさ夜更けてーさよふけてー夜が更けると 
由久敝乎之良尓ーゆくへを知らにーゆくへをしらにーゆくえも知れず
安我己許呂ー吾が心ーあがこころーわが心が
安可志能宇良尓ー明石の浦にーあかしのうらにー明るいという名の明石の浦に
布祢等米弖ー船泊めてーふねとめてー船を泊めて
宇伎祢乎詞都追ー浮寝をしつつーうきねをしつつー海上で浮寝をしながら
和多都美能ー[わたつみの]ー
於<枳>敝乎見礼婆ー沖辺を見ればーおきへをみればー海原の沖を見ると
伊射理須流ー漁りするーいざりするー漁をする
安麻能乎等女波ー海人の娘子はーあまのをとめはー海人の乙女は
小船乗ー小舟乗りーをぶねのりー小船を操り
都良々尓宇家里ーつららに浮けりーつららにうけりーずらりと並んで浮いている
安香等吉能ー暁のーあかときのー暁に
之保美知久礼婆ー潮満ち来ればーしほみちくればー潮が満ちて来ると
安之辨尓波ー葦辺にはーあしべにはー岸の葦辺に
多豆奈伎和多流ー鶴鳴き渡るーたづなきわたるー鶴が鳴き渡る
安左奈藝尓ー朝なぎにーあさなぎにー朝凪の中で
布奈弖乎世牟等ー船出をせむとーふなでをせむとー船を出そうと
船人毛ー船人もーふなびともー船頭も
鹿子毛許恵欲妣ー水手も声呼びーかこもこゑよびー水手も声を揃えて
柔保等里能ーにほ鳥のーにほどりのーカイツブリのように
奈豆左比由氣婆ーなづさひ行けばー波にゆられて行くと
伊敝之麻婆ー家島はーいへしまはー目指す家島は
久毛為尓美延奴ー雲居に見えぬーくもゐにみえぬー雲のかなたに見えてきた
安我毛敝流ー吾が思へるーあがもへるー家へのわが思いが
許己呂奈具也等ー心なぐやとーこころなぐやとー心慰められようかと
波夜久伎弖ー早く来てーはやくきてー一時も早く
美牟等於毛比弖ー見むと思ひてーみむとおもひてー見たいと思って
於保夫祢乎ー大船をーおほぶねをー大船を 
許藝和我由氣婆ー漕ぎ吾が行けばーこぎわがゆけばー力一杯漕いで行くが
於伎都奈美ー沖つ波ーおきつなみー沖の波は 
多可久多知伎奴ー高く立ち来ぬーたかくたちきぬーいよいよ高く立って来た
与曽能<未>尓ー外のみにーよそのみにーやむなく遠くから
見都追須疑由伎ー見つつ過ぎ行きーみつつすぎゆきー見るばかりで過ぎ
多麻能宇良尓ー玉の浦にーたまのうらにー玉の浦に
布祢乎等杼米弖ー船を留めてーふねをとどめてー船を留めて
波麻備欲里ー浜びよりーはまびよりーその浜べから
宇良伊蘇乎見都追ー浦礒を見つつーうらいそをみつつーあたりの浦磯を眺めていると
奈久古奈須ー泣く子なすーなくこなすー子供のように涙流れ
祢能未之奈可由ー音のみし泣かゆーねのみしなかゆー泣き声が出てしまう
和多都美能ー[わたつみの]ーせめて海神が 
多麻伎能多麻乎ー手巻の玉をーたまきのたまをー腕飾りにするという玉を
伊敝都刀尓ー家づとにーいへづとにー土産に
伊毛尓也良牟等ー妹に遣らむとーいもにやらむとー妻に持ち帰ろうと
比里比登里ー拾ひ取りーひりひとりー拾い
素弖尓波伊礼弖ー袖には入れてーそでにはいれてー袖に入れても
可敝之也流ー帰し遣るーかへしやるー家へ送り帰す 
都可比奈家礼婆ー使ひなければーつかひなければー使もなければ
毛弖礼杼毛ー持てれどもーもてれどもー持っていても
之留思乎奈美等ー験をなみとーしるしをなみとー何の役にもたたないと
麻多於伎都流可毛ーまた置きつるかもーまたおきつるかもーまた海に返してしまった
・・・・・・・・・・・
 


3611遣新羅使,作者:柿本人麻呂,古歌,七夕

[題詞]七夕歌一首

於保夫祢尓 麻可治之自奴伎 宇奈波良乎 許藝弖天和多流 月人乎登○

大船に 真楫しじ貫き 海原を 漕ぎ出て渡る 月人壮士 

おほぶねに まかぢしじぬき うなはらを こぎでてわたる つきひとをとこ
・・・・・・・・・・・
大船の両舷いっぱいに

ずらりと立派な艪を通して

天の河を漕ぎだし渡って行くのは

月人壮子の乗った舟ではありませんか
・・・・・・・・・・・
* 「真楫」船縁に付けた舟を漕ぐ楫。
* 「繁貫く」は、「たくさん取り付ける」意。



3612遣新羅使,広島,三原,作者:壬生宇太麻呂,枕詞,旋頭歌,望郷

[題詞]備後國水調郡長井浦舶泊之夜作歌三首

安乎尓与之 奈良能美也故尓 由久比等毛我母 久左麻久良 多妣由久布祢能 登麻利都ん武仁 [旋頭歌也]

あをによし 奈良の都に 行く人もがも 草枕 旅行く船の 泊り告げむに 

[あをによし] ならのみやこに ゆくひともがも [くさまくら] たびゆくふねの とまりつげむに
・・・・・・・・・・・
麗しの奈良の都に行く人はいないか 

旅行く夜の船泊りの様子を

妻に告げてほしいから
・・・・・・・・・・・



3613遣新羅使,広島,三原,望郷

[題詞](備後國水調郡長井浦舶泊之夜作歌三首)

海原乎 夜蘇之麻我久里 伎奴礼杼母 奈良能美也故波 和須礼可祢都母

海原を 八十島隠り 来ぬれども 奈良の都は 忘れかねつも 

うなはらを やそしまがくり きぬれども ならのみやこは わすれかねつも
・・・・・・・・・・・
昼間は広い海原を

多くの島々に隠れながら来たけれど 

どうしても奈良の都が忘れられない
・・・・・・・・・・・



3614遣新羅使,広島,三原,みやげ

[題詞](備後國水調郡長井浦舶泊之夜作歌三首)

可敝流散尓 伊母尓見勢武尓 和多都美乃 於伎都白玉 比利比弖由賀奈

帰るさに 妹に見せむに わたつみの 沖つ白玉 拾ひて行かな 

かへるさに いもにみせむに [わたつみの] おきつしらたま ひりひてゆかな
・・・・・・・・・・・
帰ったときに妻に見せるのに

海神が水底におさめているという真珠を 

海に潜り拾って行こう

新羅の土産に
・・・・・・・・・・・
* 「かえる‐さ」 帰るさ。  帰る時。帰りがけ。




3615遣新羅使,広島,安芸津町,望郷

[題詞]風速浦舶泊之夜作歌二首

和我由恵仁 妹奈氣久良之 風早能 宇良能於伎敝尓 奇里多奈妣家利

吾がゆゑに 妹嘆くらし 風早の 浦の沖辺に 霧たなびけり 

わがゆゑに いもなげくらし かざはやの うらのおきへに きりたなびけり
・・・・・・・・・・・
私のために妻が嘆いている

風早の浦の沖に

霧がたなびいている
・・・・・・・・・・・



3616遣新羅使,広島,安芸津町,望郷

[題詞](風速浦舶泊之夜作歌二首)

於伎都加是 伊多久布伎勢波 和伎毛故我 奈氣伎能奇里尓 安可麻之母能乎

沖つ風 いたく吹きせば 吾妹子が 嘆きの霧に 飽かましものを 

おきつかぜ いたくふきせば わぎもこが なげきのきりに あかましものを
・・・・・・・・・・・
風よもっとしっかり吹け

沖でたゆたう妻の嘆きの霧の中に

わたしを包みこむんだ

飽きるほどしっかりと

包まれてしまいたいから
・・・・・・・・・・・



サ3617天平八年遣新羅使,望郷,広島,倉橋島,作者:大石蓑麻呂

[題詞]安藝國長門嶋(今の広島県呉市の倉橋島)舶泊礒邊作歌五首

伊波婆之流 多伎毛登杼呂尓 鳴蝉乃 許恵乎之伎氣婆 京師之於毛保由

石走る 瀧もとどろに 鳴く蝉の 声をし聞けば 都し思ほゆ 

[いはばしる たきもとどろに] なくせみの こゑをしきけば みやこしおもほゆ
・・・・・・・・・・・
岩根を逆巻き下る水轟きにも劣らず 

響きわたる蝉の声を聞くと

おのずと奈良の都を思い出させる
・・・・・・・・・・・
* 「石走る」は枕詞。「滝」「垂水」などにかかる。
* 「瀧」は、急流・激流を意味する。
* 「とどろ(轟)に」は、副詞。響きわたる音を表す。「鳴く蝉」の比喩。
* 「し」は強調の副助詞。
* 「聞け」は、カ行四段活用動詞「聞く」の已然形。
* 「ば」は、偶然条件の接続助詞。聞くと。
* 「思ほ」は、ハ行四段活用動詞「思ふ」の未然形。
* 「ゆ」は、自発の助動詞(上代)が転じたもの。おのずと思い起こされる。
* 「瀧と蝉」は、船旅に必要な「水」の補給が出来る場所での風景。


サ3618遣新羅使,広島,倉橋島,望郷

[題詞](安藝國長門嶋舶泊礒邊作歌五首)

夜麻河<泊>能 伎欲吉可波世尓 安蘇倍杼母 奈良能美夜故波 和須礼可祢都母

山川の 清き川瀬に 遊べども 奈良の都は 忘れかねつも 

やまがはの きよきかはせに あそべども ならのみやこは わすれかねつも
・・・・・・・・・・・
長門の倉橋島の 

流れる山川の瀬は清く

遊べば楽しい

それでも心は奈良の都から離れない
・・・・・・・・・・・
* 「ども」は逆接の接続助詞で「〜けれども」。
* 「忘れ」は、ラ行下二段活用動詞「忘る」の連用形。
* 「かね」は、補助動詞「かぬ」の未然形。
* 「つ」は、確定の助動詞。
* 「も」は、詠嘆の終助詞。 忘れかねることですよ。



3619遣新羅使,広島,倉橋島,望郷

[題詞](安藝國長門嶋舶泊礒邊作歌五首)

伊蘇乃麻由 多藝都山河 多延受安良婆 麻多母安比見牟 秋加多麻氣弖

礒の間ゆ たぎつ山川 絶えずあらば またも相見む 秋かたまけて 

いそのまゆ たぎつやまがは たえずあらば またもあひみむ あきかたまけて
・・・・・・・・・・・
岩の間を激しく流れる山の水が絶えないなら

また還って再び見よう

秋になるころに
・・・・・・・・・・・
* 「ま-く」 推量の助動詞「む」の未然形「ま」に,活用語を名詞化する接尾語「く」が連なったもの。未来の推量を表す。・・だろうこと。・・しようとすること,の意。
* 「かたまけて」  秋 片設けて(副詞)秋になって。



3620遣新羅使,広島,倉橋島,望郷

[題詞](安藝國長門嶋舶泊礒邊作歌五首)

故悲思氣美 奈具左米可祢弖 比具良之能 奈久之麻可氣尓 伊保利須流可母

恋繁み 慰めかねて ひぐらしの 鳴く島蔭に 廬りするかも 

こひしげみ なぐさめかねて ひぐらしの なくしまかげに いほりするかも
・・・・・・・・・・・
妻恋しの想いに耐えかねてながら

ひぐらしの鳴く島蔭で仮の廬りをしよう
・・・・・・・・・・・


3598 遣新羅使

奴波多麻能 欲波安氣奴良之 多麻能宇良尓 安佐里須流多豆 奈伎和多流奈里

ぬばたまの 夜は明けぬらし 玉の浦に あさりする鶴 鳴き渡るなり 

[ぬばたまの] よはあけぬらし たまのうらに あさりするたづ なきわたるなり
・・・・・・・・・・・
暗い夜はやっと明けるらしい

倉敷の玉の浦で 

餌をあさっていた鶴の

鳴き声が聞こえていたが

今は飛んでいくようだ
・・・・・・・・・・・



3599遣新羅使,広島,福山市,羈旅

月余美能 比可里乎伎欲美 神嶋乃 伊素<未>乃宇良由 船出須和礼波

月読の 光りを清み 神島の 礒廻の浦ゆ 船出す吾れは 

つくよみの ひかりをきよみ かみしまの いそみのうらゆ ふなですわれは
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月の光が清らかなので

神島の磯廻の浦から

船出をするよ 私たちは
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3600遣新羅使,羈旅,福山,広島

波奈礼蘇尓 多弖流牟漏能木 宇多我多毛 比左之伎時乎 須疑尓家流香母

離れ礒に 立てるむろの木 うたがたも 久しき時を 過ぎにけるかも 

はなれそに たてるむろのき うたがたも ひさしきときを すぎにけるかも
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離れ島の磯に立っているあのむろの木は

きっと途方もなく久しい年月を

神とともに過ごして来たのだろうな
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* 「うたがた‐も」[副]《平安時代以後「うたかたも」とも》 必ず。きっと。
* 「むろの木」 杜松(ネズ)



3601遣新羅使,羈旅,福山,広島

之麻思久母 比等利安里宇流 毛能尓安礼也 之麻能牟漏能木 波奈礼弖安流良武

しましくも ひとりありうる ものにあれや 島のむろの木 離れてあるらむ 

しましくも ひとりありうる ものにあれや しまのむろのき はなれてあるらむ
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暫くでも独りでいられない

独りで生きる

そんなことが出来るのだろうか

だが 島の杜松(としよう)の大木は

ひとり離れて立っている
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3602遣新羅使,古歌,枕詞,望郷

安乎尓余志 奈良能美夜古尓 多奈妣家流 安麻能之良久毛 見礼杼安可奴加毛

あをによし 奈良の都に たなびける 天の白雲 見れど飽かぬかも 

[あをによし] ならのみやこに たなびける あまのしらくも みれどあかぬかも
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奈良の都にたなびく白雲は

いくら見ていても飽きることはありません
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* 「見れど飽かぬかも」は「地霊」への祈祷文。「地霊」は、土地の精霊や神をいう。その代表的神格が地母神である。一般に、大地の神は女性神と考えられており、アフリカやアメリカ、ポリネシアなど各地に、大地(女神)が天(男神)と結合して自然界の万物を産み出したとする。



3603遣新羅使,古歌,望郷,恋

安乎<楊>疑能 延太伎里於呂之 湯種蒔 忌忌伎美尓 故非和多流香母

青楊の 枝伐り下ろし ゆ種蒔き ゆゆしき君に 恋ひわたるかも 

あをやぎの えだきりおろし ゆだねまき ゆゆしききみに こひわたるかも
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青楊の枝を伐って

木鍬を作り斎種を播く

祭の神事を行う貴女に

心引かれています
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* 「斎種」 斎み清めた種。多く稲の種についていう。「ゆ」は「五百」で多くの種をいうとも。
* 「たねまき」種蒔き/種播き[名](スル)1 田や畑に植物の種をまくこと。播種(はしゅ)。種おろし。2 八十八夜の前後に、稲のもみを苗代にまくこと
* 「ゆゆし」由由・忌忌〔形シク〕ゆゆしい。
〔形口〕ゆゆし〔形シク〕触れると重大な結果をもたらすので、触れてはならない。はばかるべきである。神聖であるので触れてはならない。恐れつつしむべきである。恐れ多い。恐ろしい。



3604遣新羅使,古歌,恋,望郷

妹我素弖 和可礼弖比左尓 奈里奴礼杼 比登比母伊毛乎 和須礼弖於毛倍也

妹が袖 別れて久に なりぬれど 一日も妹を 忘れて思へや 

いもがそで わかれてひさに なりぬれど ひとひもいもを わすれておもへや
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あなたと袖を交えることから

久しく別れていますが

一日たりとも私が

あなたを忘れたと思いますか
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3605遣新羅使,古歌,枕詞,恋,望郷,兵庫,姫路,船場川

和多都美乃 宇美尓伊弖多流 思可麻河<泊> 多延無日尓許曽 安我故非夜麻米

わたつみの 海に出でたる 飾磨川 絶えむ日にこそ 吾が恋やまめタ 

[わたつみの] うみにいでたる しかまがは たえむひにこそ あがこひやまめ
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海神の海にそそぐ飾磨川の流れが

もしも絶えるようなことがあれば

それが貴女との恋の終わる時です
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3606遣新羅使,古歌,柿本人麻呂,枕詞,兵庫,淡路,道行き

多麻藻可流 乎等女乎須疑弖 奈都久佐能 野嶋我左吉尓 伊保里須和○波

玉藻刈る 処女を過ぎて 夏草の 野島が崎に 廬りす吾れは 

たまもかる をとめをすぎて [なつくさの] のしまがさきに いほりすわれは
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美しい藻を刈る乙女を見て行き過ぎ

夏草の茂る野島崎を船宿りにときめた

わたしたちです
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3606S遣新羅使,古歌,作者:柿本人麻呂,兵庫,道行き

敏馬乎須疑弖 布祢知可豆伎奴

敏馬を過ぎて 

みぬめをすぎて  ふねちかづきぬ

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敏馬を過ぎて 夏草の 野島が崎に 船は近づく 
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* 「敏馬」 神戸市東部、灘区の西郷川河口付近の古地名。



3607遣新羅使,古歌,枕詞,兵庫,明石,柿本人麻呂

之路多倍能 藤江能宇良尓 伊<射>里須流 安麻等也見良武 多妣由久和礼乎

白栲の 藤江の浦に 漁りする 海人とや見らむ 旅行く吾れを 

[しろたへの] ふぢえのうらに いざりする あまとやみらむ たびゆくわれを
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白栲葛(ふぢ)の

その藤江の浦で漁をする

海人だろうと思うだろう

旅を行く私を
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3607S遣新羅使,古歌,作者:柿本人麻呂,枕詞

安良多倍乃 須受吉都流 安麻登香見良武

荒栲の  鱸釣る 海人とか見らむ 

[あらたへの]  すずきつる あまとかみらむ
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鱸でも釣っている 漁師さんに見えるだろうな
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3608遣新羅使,古歌,柿本人麻呂,明石,兵庫,望郷

安麻射可流 比奈乃奈我道乎 孤悲久礼婆 安可思能門欲里 伊敝乃安多里見由

天離る 鄙の長道を 恋ひ来れば 明石の門より 家のあたり見ゆ 

[あまざかる] ひなのながちを こひくれば あかしのとより いへのあたりみゆ
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ひなびた田舎から

帰る長い道のり

わが家を恋しく思っていると

明石海峡から見えてきたよ

懐かしい大和の家のあたりが
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3608S遣新羅使、古歌,作者:柿本人麻呂,大和,奈良,明石,望郷

[題詞](當所誦詠古歌)柿本朝臣人麻呂歌曰

夜麻等思麻見由

大和島見ゆ 

やまとしまみゆ
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大和の国が 見える
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3609遣新羅使,古歌,西宮,兵庫,柿本人麻呂,叙景,土地讃美

武庫能宇美能 尓波余久安良之 伊射里須流 安麻能都里船 奈美能宇倍由見由

武庫の海の 庭よくあらし 漁りする 海人の釣舟 波の上ゆ見ゆ 

むこのうみの にはよくあらし いざりする あまのつりぶね なみのうへゆみゆ
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武庫の海はよい漁場らしい

海人の釣船が

波の上に見え隠れして

海いっぱいに集っているのが見える
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3609S遣新羅使,古歌,誦詠,枕詞,作者:柿本人麻呂,叙景,土地讃美,淡路,兵庫,

氣比乃宇美能 可里許毛能 美<太>礼弖出見由 安麻能都里船

笥飯の海の 刈り薦の 乱れて出づ見ゆ 海人の釣船 

けひのうみの  [かりこもの] みだれていづみゆ あまのつりぶね
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笥飯の海かあ

海一面に刈り薦を散らすように

漁師達の舟が大漁目指して出て行くよ
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3610遣新羅使,古歌,柿本人麻呂

安胡乃宇良尓 布奈能里須良牟 乎等女良我 安可毛能須素尓 之保美都良武賀

安胡の浦に 舟乗りすらむ 娘子らが 赤裳の裾に 潮満つらむか 

あごのうらに ふなのりすらむ をとめらが あかものすそに しほみつらむか
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安胡の浦で船遊びをしているかな

娘子の赤い裳裾に

潮が満ちてきて

しぶきで濡れているだろうな
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3610S遣新羅使,古歌,三重県,作者:柿本人麻呂

安美能宇良 多<麻>母能須蘇尓

嗚呼見の浦  玉裳の裾に 

あみのうら  たまものすそに
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安胡の浦 娘子の美しい裳裾に
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