ニキタマの万葉集

当て字の繭玉をほぐそう、枕詞で古代を解明しよう。

万葉集索引第十巻

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2074 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天<河>  渡湍毎  思乍  来之雲知師  逢有久念者

天の川 渡り瀬ごとに 思ひつつ 来しくもしるし 逢へらく思へば 

あまのがは わたりぜごとに おもひつつ こしくもしるし あへらくおもへば
・・・・・・・・・・・
天の川の渡り瀬ごとに

はっきり思い出す

やっとここまで来たのかと

ああ早く逢いたいと

思いはつのる
・・・・・・・・・・・
* 「らく」は、「あく」が上の活用語尾「る」と結合した「るあく」が変化したもの。→「く」。・・すること。




2075 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

人左倍也  見不継将有  牽牛之  嬬喚舟之  近附徃乎 [一云 見乍有良武]

人さへや 見継がずあらむ 彦星の 妻呼ぶ舟の 近づき行くを [一云 見つつあるらむ] 

ひとさへや みつがずあらむ ひこほしの つまよぶふねの ちかづきゆくを[みつつあるらむ]
・・・・・・・・・・・
人までも見続けているらしい

彦星の妻呼ぶ舟が

織女のもとへ近づいて行くのを 
・・・・・・・・・・・
* 「さへ」は副詞。添加の意を表す。・・・までも。
* 「や」は係助詞、疑いの意を表す。
* 「ず」は助動詞特殊型。打ち消しの意を表す。・・ない。




2076 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天漢  瀬乎早鴨  烏珠之  夜者闌尓乍  不合牽牛

天の川 瀬を早みかも ぬばたまの 夜は更けにつつ 逢はぬ彦星 

あまのがは せをはやみかも [ぬばたまの] よはふけにつつ あはぬひこほし
・・・・・・・・・・・
天の川の川瀬が急流になって

夜が更けても

なかなか織女に逢えない彦星であることよ
・・・・・・・・・・・


2077 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

渡守  舟早渡世  一年尓  二遍徃来  君尓有勿久尓

渡り守 舟早渡せ 一年に ふたたび通ふ 君にあらなくに 

わたりもり ふねはやわたせ ひととせに ふたたびかよふ きみにあらなくに
・・・・・・・・・・・
渡し守よ舟をもっと早く天の川を渡せ

一年にたった一夜しか逢えないひとのもとへ行くのだから
・・・・・・・・・・・



サ2078 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

玉葛  不絶物可良  佐宿者  年之度尓 直一夜耳

玉葛 絶えぬものから さ寝らくは 年の渡りに ただ一夜のみ 

[たまかづら] たえぬものから さぬらくは としのわたりに ただひとよのみ
・・・・・・・・・・・
太古の昔から未来永劫にかけて

織姫と彦星のお互いを求め合う恋心が

玉鬘のように絶えてしまうことはないけれども

床を共にすることを許されているのは

一年にたった一晩だけ
・・・・・・・・・・・
* 「玉鬘」は「絶ゆ」の枕詞。
* 「さ寝らく」は「寝るあく」の転。「寝」を名詞化する。
「らく」→「く」、・・・すること、・・・するとき。
「さ」は接頭語。男女が共寝すること。




2079 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

戀日者  <食>長物乎  今夜谷  令乏應哉  可相物乎

恋ふる日は 日長きものを 今夜だに ともしむべしや 逢ふべきものを 

こふるひは けながきものを こよひだに ともしむべしや あふべきものを
・・・・・・・・・・・
恋し待つ苦しい日々は長いもの

でも 今夜だけは

私は乏し妻ではないのですね

あなたに逢えるのですもの
・・・・・・・・・・・
* 「だに」は副詞、せめて・・・だけでも、・・・だけなりと。
* 「ともし」(形容詞シク)乏し。不十分、少ない→うらやましい。
  七夕の「乏し妻」織女星をさす。
* 「べき」は助動詞「べし」の連体形。推量の意を表す。


2080 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

織女之  今夜相奈婆  如常  明日乎阻而  年者将長

織女の 今夜逢ひなば 常のごと 明日を隔てて 年は長けむ 

たなばたの こよひあひなば つねのごと あすをへだてて としはながけむ
・・・・・・・・・・・
織姫は七夕の今夜彦星に逢えたなら

またいつものように明日から二人は離れ離れとなって

一年間という長い時間を過ごしていくのだなぁ
・・・・・・・・・・・



2081 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天漢  棚橋渡  織女之  伊渡左牟尓  棚橋渡

天の川 棚橋渡せ 織女の い渡らさむに 棚橋渡せ 

あまのがは たなはしわたせ たなばたの いわたらさむに たなはしわたせ
・・・・・・・・・・・
空に広がる天の川に

大きな棚橋を渡そう

愛しい彦星と逢う織女に

七夕の今夜立派な橋を架けてあげよう
・・・・・・・・・・・



2082 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天漢  河門八十有  何尓可  君之三船乎  吾待将居

天の川 川門八十あり いづくにか 君がみ舟を 我が待ち居らむ 

あまのがは かはとやそあり いづくにか きみがみふねを わがまちをらむ
・・・・・・・・・・・
天の川には船着場がたくさんあるから

一体どこであなたの船をお待ちしていたら良いのでしょう
・・・・・・・・・・・



2083 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

秋風乃  吹西日従  天漢  瀬尓出立  待登告許曽

秋風の 吹きにし日より 天の川 瀬に出で立ちて 待つと告げこそ 

あきかぜの ふきにしひより あまのがは せにいでたちて まつとつげこそ
・・・・・・・・・・・
秋風が吹き出したその日から

天の川の瀬に立ってあなたをひたすらお待ちしている私です

風よ 人よ 神よ  だれかそう伝えてください

あの人に
・・・・・・・・・・・
* この「こそ」は終助詞、他にあつらえ望む意を表す。・・・してほしい。




2084 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天漢  去年之渡湍  有二家里  君<之>将来  道乃不知久

天の川 去年の渡り瀬 荒れにけり 君が来まさむ 道の知らなく 

あまのがは こぞのわたりぜ あれにけり きみがきまさむ みちのしらなく
・・・・・・・・・・・
天の川の去年来られた渡り瀬が荒れて使えなくなっている

愛しいあなた様のおいでになる渡り瀬の道がわかりません
・・・・・・・・・・・



2085 秋雑歌,七夕

[題詞](七夕)

天漢  湍瀬尓白浪  雖高  直渡来沼  時者苦三

天の川 瀬々に白波 高けども 直渡り来ぬ 待たば苦しみ 

あまのがは せぜにしらなみ たかけども ただわたりきぬ またばくるしみ
・・・・・・・・・・・
天の川の瀬々の白波は高かったが

ただひたすら渡ってきたよ 

待つのはお互いに辛いことだから
・・・・・・・・・・・
* 「み」、形容詞の語幹について名詞化。


2124 秋雑歌

[題詞](詠花)

欲見  吾待戀之  秋芽子者  枝毛思美三荷  花開二家里

見まく欲り 我が待ち恋ひし 秋萩は 枝もしみみに 花咲きにけり 

みまくほり あがまちこひし あきはぎは えだもしみみに はなさきにけり
・・・・・・・・
見たい見たいと待っていた秋萩は

枝いっぱいぎっしりと花を咲かせましたよ
・・・・・・・・
* しみみ‐に【茂みみに】 [副]密に。ぎっしりと。


2125 秋雑歌,奈良

[題詞](詠花)

春日野之  芽子落者  朝東  風尓副而  此間尓落来根

春日野の 萩し散りなば 朝東風の 風にたぐひて ここに散り来ね 

かすがのの はぎしちりなば あさごちの かぜにたぐひて ここにちりこね
・・・・・・・・
春日野の萩よ散る折りは  

朝吹く東風に乗ってここまできておくれ
・・・・・・・・



2126 秋雑歌

[題詞](詠花)

秋芽子者  於鴈不相常  言有者香 [一云 言有可聞]  音乎聞而者  花尓散去流

秋萩は 雁に逢はじと 言へればか [一云 言へれかも]  声を聞きては 花に散りぬる  

あきはぎは かりにあはじと いへればか[いへれかも] こゑをききては はなにちりぬる
・・・・・・・・
秋萩は雁に逢うまいときめたのか

雁が鳴声を聞きながら萩の花は散っていく 
・・・・・・・・




2127 秋雑歌

[題詞](詠花)

秋去者  妹令視跡  殖之芽子  露霜負而  散来毳

秋さらば 妹に見せむと 植ゑし萩 露霜負ひて 散りにけるかも 

あきさらば いもにみせむと うゑしはぎ つゆしもおひて ちりにけるかも
・・・・・・・・
秋の日に君に見せようと 

植えた萩なのに 

露霜を帯びて散り果ててしまった
・・・・・・・・



2128 秋雑歌,奈良

[題詞]詠鴈

秋風尓  山跡部越  鴈鳴者  射矢遠放  雲隠筒

秋風に 大和へ越ゆる 雁がねは いや遠ざかる 雲隠りつつ 

あきかぜに やまとへこゆる かりがねは いやとほざかる くもがくりつつ
・・・・・・・・
秋風に乗って大和へ向かう雁は

雲間に見え隠れしつつ

鳴きながら ああ遠ざかることよ
・・・・・・・・
* 初雁の使い


2129 秋雑歌

[題詞](詠鴈)

明闇之  朝霧隠  鳴而去  鴈者言戀  於妹告社

明け暮れの 朝霧隠り 鳴きて行く 雁は我が恋 妹に告げこそ 

あけぐれの あさぎりごもり なきてゆく かりはあがこひ いもにつげこそ
・・・・・・・・
夜明け前の朝霧の中を鳴きながら飛んでゆく雁

私の恋心をあの娘に告げてよ
・・・・・・・・



2130 秋雑歌

[題詞](詠鴈)

吾屋戸尓  鳴之鴈哭  雲上尓  今夜喧成  國方可聞遊群

我が宿に 鳴きし雁がね 雲の上に 今夜鳴くなり 国へかも行く 

わがやどに なきしかりがね くものうへに こよひなくなり くにへかもゆく
・・・・・・・・
私の家で鳴いていた雁が雲の上で今夜鳴いている

国の方へでも行くのでしょうか
・・・・・・・・



2131 秋雑歌

[題詞](詠鴈)

左小<壮>鹿之  妻問時尓  月乎吉三  切木四之泣所聞  今時来等霜

さを鹿の 妻どふ時に 月をよみ 雁が音聞こゆ 今し来らしも 

さをしかの つまどふときに つきをよみ かりがねきこゆ いましくらしも
・・・・・・・・
雌鹿恋しと鳴く雄鹿の声を聞くときに

空には雁の鳴声も聞こえる

いよいよ秋は深まるしるしであることよ
・・・・・・・・



2132 秋雑歌

[題詞](詠鴈)

天雲之  外鴈鳴  従聞之  薄垂霜零  寒此夜者 [一云 弥益々尓 戀許曽増焉]

天雲の 外に雁が音 聞きしより はだれ霜降り 寒しこの夜は [一云 いやますますに 恋こそまされ]  

あまくもの よそにかりがね ききしより はだれしもふり さむしこのよは,[いやますますに こひこそまされ]
・・・・・・・・
雁の鳴き声が雲の上から聞こえたとたんに 

薄い霜が降って寒い夜になったよ
・・・・・・・・



2133 秋雑歌

[題詞](詠鴈)

秋田  吾苅婆可能  過去者  鴈之喧所聞  冬方設而

秋の田の 我が刈りばかの 過ぎぬれば 雁が音聞こゆ 冬かたまけて 

あきのたの わがかりばかの すぎぬれば かりがねきこゆ ふゆかたまけて
・・・・・・・・
秋の田のわが稲穂を刈り終えて

しばし過ぎれば雁の鳴き声が聞こえる

もうすぐ冬が来るのだなあ
・・・・・・・・
* 「刈りばか」-刈り終わる 
* 「かたまけて」--近ずいての意


2134 秋雑歌

[題詞](詠鴈)

葦邊在  荻之葉左夜藝  秋風之 吹来苗丹  鴈鳴渡 [一云 秋風尓 鴈音所聞 今四来霜]

葦辺なる 荻の葉さやぎ 秋風の 吹き来るなへに 雁鳴き渡る [一云 秋風に 雁が音聞こゆ 今し来らしも] 

あしへなる をぎのはさやぎ あきかぜの ふきくるなへに かりなきわたる,[あきかぜに かりがねきこゆ いましくらしも]
・・・・・・・・
葦辺の萩の葉がざわめいて

秋風が吹くと雁が鳴き渡って行く
・・・・・・・・
* 「なへ」(接助)
〔補説〕 上代語
活用語の連体形に付いて、一つの事態・事柄に伴って、同時に他の事態・事柄が存することを表す。…とともに。…と同時に。…にあわせて。
この語の成立については、連体格を表す格助詞「な」に名詞「へ(上)」または「うへ(上)」が付いたものからとするもの、その他の諸説がある。






2135 秋雑歌,大阪

[題詞](詠鴈)

押照  難波穿江之  葦邊者  鴈宿有疑  霜乃零尓

おしてる 難波堀江の 葦辺には 雁寝たるかも 霜の降らくに 

[おしてる] なにはほりえの あしへには かりねたるかも しものふらくに
・・・・・・・・
難波堀江の葦辺の茂みに

雁は寝ねてしまったのだろう 

霜の降っている中に
・・・・・・・・
2147 秋雑歌

[題詞](詠鹿鳴)

山邊尓  射去薩雄者  雖大有  山尓文野尓文  沙小<壮>鹿鳴母

山の辺に い行くさつ男は 多かれど 山にも野にも さを鹿鳴くも 

やまのへに いゆくさつをは さはにあれど やまにものにも さをしかなくも
・・・・・・・・・
山辺では獲物をねらって

沢山の猟師がいる

それなのに雄鹿は野に山に

おのが命を顧みることもなく 

恋の歌を唄いつづける
・・・・・・・・・
* さつを(猟夫)の語源は、幸を取る男(さちお)。幸は獲物。
* 「い行く」の「い」は接頭語。
* 「さ牡鹿」の「さ」は接頭語で語調を整える。
* 「多かれど」;  多いけれども
 「多かれ」は形容詞「多し」の已然形。
 「ど」は逆接の接続助詞。




2148 秋雑歌,枕詞

[題詞](詠鹿鳴)

足日木<笶>  山従来世波  左小<壮>鹿之  妻呼音  聞益物乎

あしひきの 山より来せば さを鹿の 妻呼ぶ声を 聞かましものを 

[あしひきの] やまよりきせば さをしかの つまよぶこゑを きかましものを
・・・・・・・・・
山路を通ってくれば

雄鹿の妻呼ぶ声が 

もっと聞けたのに
・・・・・・・・・



2149 秋雑歌

[題詞](詠鹿鳴)

山邊庭  薩雄乃<祢>良比  恐跡  小<壮>鹿鳴成  妻之眼乎欲焉

山辺には さつ男のねらひ 畏けど を鹿鳴くなり 妻が目を欲り 

やまへには さつをのねらひ かしこけど をしかなくなり つまがめをほり
・・・・・・・・・
山辺では 猟師が狙っていて恐しいけれど

それでも雄鹿は鳴くのですねぇ

妻を求めて
・・・・・・・・・



2150 秋雑歌

[題詞](詠鹿鳴)

秋芽子之  散去見  欝三  妻戀為良思  棹<壮>鹿鳴母

秋萩の 散りゆく見れば おほほしみ 妻恋すらし さを鹿鳴くも 

あきはぎの ちりゆくみれば おほほしみ つまごひすらし さをしかなくも
・・・・・・・・・
萩の花が散ってゆくのを見て 

気が滅入るのか

妻を恋しがって雄鹿は鳴いているよ
・・・・・・・・・



2151 秋雑歌

[題詞](詠鹿鳴)

山遠  京尓之有者  狭小<壮>鹿之  妻呼音者  乏毛有香

山遠き 都にしあれば さを鹿の 妻呼ぶ声は 乏しくもあるか 

やまとほき みやこにしあれば さをしかの つまよぶこゑは ともしくもあるか
・・・・・・・・・
山から遠く離れているからであろう

ここ都では雄鹿の妻呼ぶ声は

めったに聞こえてこない

寂しいことであるよ
・・・・・・・・・



2152 秋雑歌

[題詞](詠鹿鳴)

秋芽子之  散過去者  左<小壮>鹿者  和備鳴将為名  不見者乏焉

秋萩の 散り過ぎゆかば さを鹿は わび鳴きせむな 見ずはともしみ 

あきはぎの ちりすぎゆかば さをしかは わびなきせむな みずはともしみ
・・・・・・・・・
萩の花が散ってしまったなら

雄鹿は侘びしく鳴くだろう

もう萩花を恋い鳴きしているよ
・・・・・・・・・



2153 秋雑歌

[題詞](詠鹿鳴)

秋芽子之  咲有野邊者  左小<壮>鹿曽  露乎別乍  嬬問四家類

秋萩の 咲きたる野辺は さを鹿ぞ 露を別けつつ 妻どひしける 

あきはぎの さきたるのへは さをしかぞ つゆをわけつつ つまどひしける
・・・・・・・・・
この野辺に咲いていた秋萩は倒れ伏している

雄鹿が露を踏みわけて妻問いしたのだな
・・・・・・・・・



2154 秋雑歌

[題詞](詠鹿鳴)

奈何<壮>鹿之  和備鳴為成  蓋毛  秋野之芽子也  繁将落

なぞ鹿の わび鳴きすなる けだしくも 秋野の萩や 繁く散るらむ 

なぞしかの わびなきすなる けだしくも あきののはぎや しげくちるらむ
・・・・・・・・・
どうして鹿はわびしげに鳴くのか

ひょっとしたら

野辺の秋萩がはげしく散るからか
・・・・・・・・・



2155 秋雑歌

[題詞](詠鹿鳴)

秋芽子之  開有野邊  左<壮>鹿者  落巻惜見  鳴去物乎

秋萩の 咲たる野辺に さを鹿は 散らまく惜しみ 鳴き行くものを 

あきはぎの さきたるのへに さをしかは ちらまくをしみ なきゆくものを
・・・・・・・・・
秋萩の咲いた野辺では

さお鹿が花の散るのを惜しんで

盛んに鳴いているよ
・・・・・・・・・



2156 秋雑歌,枕詞

[題詞](詠鹿鳴)

足日木乃  山之跡陰尓  鳴鹿之  聲聞為八方  山田守酢兒

あしひきの 山の常蔭に 鳴く鹿の 声聞かすやも 山田守らす子 

[あしひきの] やまのとかげに なくしかの こゑきかすやも やまたもらすこ
・・・・・・・・・
山深い陽の射さぬ木蔭で

侘びしく鳴く鹿を

いつも聞いて暮らしているのでしょうか

山田の番をしているあなたよ
・・・・・・・・・



2157 秋雑歌

[題詞]詠蝉

暮影  来鳴日晩之  幾許  毎日聞跡  不足音可聞

夕影に 来鳴くひぐらし ここだくも 日ごとに聞けど 飽かぬ声かも 

ゆふかげに きなくひぐらし ここだくも ひごとにきけど あかぬこゑかも
・・・・・・・・・
夕焼け空に日の暮れるのも知らず

数え切れないほど日ごと聞く蝉の声だが

まったく聞き飽きない声であることよ
・・・・・・・・・



2158 秋雑歌

[題詞]詠<蟋>

秋風之  寒吹奈倍  吾屋前之  淺茅之本尓  蟋蟀鳴毛

秋風の 寒く吹くなへ 我が宿の 浅茅が本に こほろぎ鳴くも 

あきかぜの さむくふくなへ わがやどの あさぢがもとに こほろぎなくも
・・・・・・・・・
秋風が寒く吹くにつれて

私の庭の茅萱のもとで

コオロギが鳴いています
・・・・・・・・・
* 茅萱(ちがや)はイネ科の多年草


2159 秋雑歌

[題詞](詠<蟋>)

影草乃  生有屋外之  暮陰尓  鳴蟋蟀者  雖聞不足可聞

蔭草の 生ひたる宿の 夕影に 鳴くこほろぎは 聞けど飽かぬかも 

かげくさの おひたるやどの ゆふかげに なくこほろぎは きけどあかぬかも
・・・・・・・・・
わが庭の物陰に茂った草むらで

この夕かげに鳴き出すコオロギの声は

いくら聞いても聞き飽きることはないことよ
・・・・・・・・・



2160 秋雑歌

[題詞](詠<蟋>)

庭草尓  村雨落而  蟋蟀之  鳴音聞者  秋付尓家里

庭草に 村雨降りて こほろぎの 鳴く声聞けば 秋づきにけり 

にはくさに むらさめふりて こほろぎの なくこゑきけば あきづきにけり
・・・・・・・・・
庭草に村雨が降って来るようになり

蟋蟀の鳴き声が聞こえてくると

もう秋がやってきたなと思わされることです
・・・・・・・・・
「村雨」は「秋から冬にかけて、急に強く降っては止み止んでは降る雨」
「秋づく」は「秋になる。秋が来る」の意。
「聞けば」→カ行四段活用動詞「聞く」の已然形+接続助詞「ば」(偶然条件)=聞いていると
「にけり」→助動詞・完了「ぬ」の連用形+詠嘆助動詞「けり」 〜(てしまっ)たことだ。


2174 秋雑歌

[題詞](詠露)

秋田苅  借廬乎作  吾居者  衣手寒  露置尓家留

秋田刈る 刈廬を作り 我が居れば 衣手寒く 露ぞ置きにける 

あきたかる かりいほをつくり わがをれば ころもでさむく つゆぞおきにける
・・・・・・・・・
稲刈り用に草木を編んで造った仮小屋で

夜を過ごせば冷え冷え寒く

衣に露玉までこぼれることよ
・・・・・・・・・
* いお【庵/廬/菴】 「いおり1」に同じ。いおり【庵/廬/菴】
草木や竹などを材料としてつくった質素な小屋。僧・隠者などが住む小さな住居や、農作業などの仮小屋。また、自分の家を謙遜していう。草庵(そうあん)。
* 「ける」は詠嘆の助動詞「けり」の連体形で、係助詞「ぞ」(強調)の結び。




2175 秋雑歌

[題詞](詠露)

日来之  秋風寒  芽子之花  令散白露  置尓来下

このころの 秋風寒し 萩の花 散らす白露 置きにけらしも 

このころの あきかぜさむし はぎのはな ちらすしらつゆ おきにけらしも
・・・・・・・・・
このところの秋風は肌をさすように寒い

萩の花を散らす白露も降りているのだろう
・・・・・・・・・


2176 秋雑歌

[題詞](詠露)

秋田苅  苫手揺奈利  白露<志>  置穂田無跡  告尓来良思 [一云 告尓来良思母]

秋田刈る 苫手動くなり 白露し 置く穂田なしと 告げに来ぬらし [一云 告げに来らしも]  

あきたかる とまでうごくなり しらつゆし おくほだなしと つげにきぬらし[つげにくらしも]
・・・・・・・・・
稲刈り小屋の草むしろをゆするように

かさかさと風が鳴る

白露を穂に置く稲田はもうないと

告げに来ているらしい
・・・・・・・・・



2177 秋雑歌

[題詞]詠山

春者毛要  夏者緑丹  紅之  綵色尓所見  秋山可聞

春は萌え 夏は緑に 紅の まだらに見ゆる 秋の山かも 

はるはもえ なつはみどりに くれなゐの まだらにみゆる あきのやまかも
・・・・・・・・・
春は草木が萌え出し 

夏は一面の深緑に

そして 紅が淡く濃くまだら模様の

今が錦の秋の山であることよ
・・・・・・・・・



サ2178 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞]詠黄葉

妻隠  矢野神山  露霜尓  々寶比始  散巻惜

妻ごもる 矢野の神山 露霜に にほひそめたり 散らまく惜しも 

[つまごもる] やののかむやま つゆしもに にほひそめたり ちらまくをしも
・・・・・・・・・
矢野の神山が露や霜で

美しく色付き始めた

この映えわたるもみじも

いずれ散ってしまうのだろう

惜しいことであるよ
・・・・・・・・・
* 「妻隠る」は、矢野にかかる枕詞。「矢野」は所在未詳。
* 「神山」は神を祀った山。
* 「たり」は、助動詞ラ変型、動作作用が継続・進行している意を表す。
* 「散らまく」の「まく」は、上代推量の意。
* 「匂ひ」は「美しく映える色」「ほのかな色あい」。




サ2179 秋雑歌,作者:柿本人麻呂歌集

[題詞](詠黄葉)

朝露尓  染始  秋山尓  <鍾>礼莫零  在渡金

朝露に にほひそめたる 秋山に しぐれな降りそ ありわたるがね 

あさつゆに にほひそめたる あきやまに しぐれなふりそ ありわたるがね
・・・・・・・・・
朝露に

美しく色付き始めたこの秋山に

時雨よ

そんなに降りつけてはいけない

もみじが色付き映えるのを

そっとしておいてやってほしい
・・・・・・・・・
* 「にほひそめたる あきやまに」は、紅葉が美しく色付き始めた秋山に、* 「しぐれなふりそ」は、時雨よ降るな。「な〜そ」〜するな(禁止)。
* 「ありわたる」は(自ラ四)ずっとそのままの状態で。
* 「がね」[接助・終助・接尾] 《上代語》動詞の連体形に付く。願望・命令・意志などの表現を受けて、目的・理由を表す。…するように。…するために。
* [題詞]に(詠黄葉)とあるが「もみじ」の語はない。枕詞、縁語、掛詞、歌枕、・・・などと、対極的な意味で、「助詞的な語」を省略ないしは変更して、真に意中の語を際立たせる見事な日本語の試み・手法があったのではないだろうか。




2180 秋雑歌,奈良

[題詞](詠黄葉)

九月乃  <鍾>礼乃雨丹  沾通  春日之山者  色付丹来

九月の しぐれの雨に 濡れ通り 春日の山は 色づきにけり 

ながつきの しぐれのあめに ぬれとほり かすがのやまは いろづきにけり
・・・・・・・・・
九月になって降った時雨で

しっとりと濡れたようだ

こうして眺める春日の山は

秋色に染まり始めていることだ
・・・・・・・・・



2181 秋雑歌,奈良

[題詞](詠黄葉)

鴈鳴之  寒朝開之  露有之  春日山乎  令黄物者

雁が音の 寒き朝明の 露ならし 春日の山を もみたすものは 

かりがねの さむきあさけの つゆならし かすがのやまを もみたすものは
・・・・・・・・・
雁の鳴き声の寒々しい朝明け

露にちがいない

春日の山々を

あのように美しくモミジさせのは
・・・・・・・・・
* 「ならし」は、断定の助動詞「なり」の連体形に、推定の助動詞「らし」のついた略形。・・・であるにちがいない。



2182 秋雑歌

[題詞](詠黄葉)

比日之  暁露丹  吾屋前之  芽子乃下葉者  色付尓家里

このころの 暁露に 我がやどの 萩の下葉は 色づきにけり 

このころの あかときつゆに わがやどの はぎのしたばは いろづきにけり
・・・・・・・・・
この頃の明け方の露に

我が家の庭の萩の下葉まで

もうすっかり色づいてしまった
・・・・・・・・・
* 「下葉(したば)」は「草や木の下の方の葉」のこと。別に、「人目につきにくい」意。



2183 秋雑歌

[題詞](詠黄葉)

鴈<音>者  今者来鳴沼  吾待之  黄葉早継  待者辛苦母

雁がねは 今は来鳴きぬ 我が待ちし 黄葉早継げ 待たば苦しも 

かりがねは いまはきなきぬ わがまちし もみちはやつげ またばくるしも
・・・・・・・・・
雁はもうやって来て鳴いているよ

私が心待ちにしているモミジ

雁に続いて早く紅葉してくれ

これ以上待つのは苦しいから
・・・・・・・・・



2184 秋雑歌

[題詞](詠黄葉)

秋山乎  謹人懸勿  忘西  其黄葉乃  所思君

秋山を ゆめ人懸くな 忘れにし その黄葉の 思ほゆらくに 

あきやまを ゆめひとかくな わすれにし そのもみちばの おもほゆらくに
・・・・・・・・・
その秋の山のことを

決して私に言わないで下さい

忘れた切ない思い出が

蘇ってしまうから
・・・・・・・・・



2185 秋雑歌,奈良県

[題詞](詠黄葉)

大坂乎 吾越来者 二上尓 黄葉流 志具礼零乍

大坂を 我が越え来れば 二上に 黄葉流る しぐれ降りつつ 

おほさかを わがこえくれば ふたかみに もみちばながる しぐれふりつつ
・・・・・・・・・
大きな竹内の坂を越えると 

二上山に紅葉が風に漂い流れている

時雨が降りつづくなかを
・・・・・・・・・


2186 秋雑歌

[題詞](詠黄葉)

秋去者  置白露尓  吾門乃  淺茅何浦葉  色付尓家里

秋されば 置く白露に 我が門の 浅茅が末葉 色づきにけり 

あきされば おくしらつゆに わがかどの あさぢがうらば いろづきにけり
・・・・・・・・
秋が深まり一面に置く白露で

吾が家の茅萱(チガヤ)の葉末は
 
すっかり色づいてしまった
・・・・・・・・
* 「さる」は特に季節の場合「近づく、来る」の意を表す。
* 「浅茅」とは「丈の低い茅萱(ちがや)」のこと。
* 「末葉」は「草や木の茎や枝の先の方の葉」のこと。
* 「ば」を恒常条件と見れば「また今年もこんな季節になった」に。



2187 秋雑歌,地名,枕詞

[題詞](詠黄葉)

妹之袖 巻来乃山之 朝露尓 仁寶布黄葉之 散巻惜裳

妹が袖 巻来の山の 朝露に にほふ黄葉の 散らまく惜しも 

[いもがそで] まききのやまの あさつゆに にほふもみちの ちらまくをしも
・・・・・・・・
妻の袖を巻くという巻向山の朝露に

美しく色づいた紅葉がもう散りはじめるのかなあ

それはいかにも惜しいことであるよ
・・・・・・・・
手枕を巻いた愛しい人が朝にはそそくさと立ち去るのを見送らねばならない
* 「散らまく」の「まく」は上代の推量の意。



2188 秋雑歌

[題詞](詠黄葉)

黄葉之  丹穂日者繁  然鞆  妻梨木乎  手折可佐寒

黄葉の にほひは繁し しかれども 妻梨の木を 手折りかざさむ 

もみちばの にほひはしげし しかれども つまなしのきを たをりかざさむ
・・・・・・・・
黄葉はきれいに繁っているけれど

私は梨の木の枝を折って頭にかざろう
・・・・・・・・
* 「妻梨の木」に「妻無し」と「梨の木」が掛けられている。


2189 秋雑歌

[題詞](詠黄葉)

露霜乃  寒夕之  秋風丹  黄葉尓来毛  妻梨之木者

露霜の 寒き夕の 秋風に もみちにけらし 妻梨の木は 

つゆしもの さむきゆふへの あきかぜに もみちにけらし つまなしのきは
・・・・・・・・
露霜が降る寒い夕方の秋風に

紅葉してしまったろうな梨の木は
・・・・・・・・



2190 秋雑歌,桜井市

[題詞](詠黄葉)

吾門之  淺茅色就  吉魚張能  浪柴乃野之  黄葉散良新

我が門の 浅茅色づく 吉隠の 浪柴の野の 黄葉散るらし 

わがかどの あさぢいろづく [よなばりの] なみしばののの もみちちるらし
・・・・・・・・
我が家の門にある茅が色づいた

吉隠の浪柴の野では

もう黄葉が散っていることだろう
・・・・・・・・



2191 秋雑歌,奈良,高円

[題詞](詠黄葉)

鴈之鳴乎  聞鶴奈倍尓  高松之  野上<乃>草曽  色付尓家留

雁が音を 聞きつるなへに 高松の 野の上の草ぞ 色づきにける 

かりがねを ききつるなへに たかまつの ののうへのくさぞ いろづきにける
・・・・・・・・
あたりに雁の声をきいて

秋の深さを感じるこのごろ

高圓の野辺の草も秋の色になったことよ 
・・・・・・・・



2192 秋雑歌

[題詞](詠黄葉)

吾背兒我  白細衣  徃觸者  應染毛  黄變山可聞

我が背子が 白栲衣 行き触れば にほひぬべくも もみつ山かも 

わがせこが しろたへころも ゆきふれば にほひぬべくも もみつやまかも
・・・・・・・・
わが背の君が通りかかって触れたなら

着ている真っ白な衣が

紅葉の色に染まってしまうばかりに

一面見事な紅錦のお山であることですよ
・・・・・・・・


2193 秋雑歌

[題詞](詠黄葉)

秋風之  日異吹者  水莫能  岡之木葉毛  色付尓家里

秋風の 日に異に吹けば 水茎の 岡の木の葉も 色づきにけり 

あきかぜの ひにけにふけば [みづくきの] をかのこのはも いろづきにけり
・・・・・・・・
秋の風が一日一日と吹くようになって

あの岡の上に立っている木に茂る葉も

少しずつ吹き染めて行かれるかのように

鮮やかに色づいて来た
・・・・・・・・
* 「日にけに」は「日一日と」の意。
 



2194 秋雑歌,奈良県,生駒郡,枕詞

[題詞](詠黄葉)

鴈鳴乃  来鳴之共  韓衣  裁田之山者  黄始南

雁がねの 来鳴きしなへに 韓衣 龍田の山は もみちそめたり 

かりがねの きなきしなへに [からころも] たつたのやまは もみちそめたり
・・・・・・・・
雁が渡って来て鳴き始めたら

はやくも 韓衣を裁つという名の

龍田の山は色づき始めたよ
・・・・・・・・



2195 秋雑歌,奈良

[題詞](詠黄葉)

鴈之鳴  聲聞苗荷  明日従者  借香能山者  黄始南

雁がねの 声聞くなへに 明日よりは 春日の山は もみちそめなむ 

かりがねの こゑきくなへに あすよりは かすがのやまは もみちそめなむ
・・・・・・・・
雁の鳴き声が聞えるようになったからには

明日からは春日の山は色づきはじめるだろう
・・・・・・・・



2196 秋雑歌

[題詞](詠黄葉)

四具礼能雨  無間之零者  真木葉毛  争不勝而  色付尓家里

しぐれの雨 間なくし降れば 真木の葉も 争ひかねて 色づきにけり 

しぐれのあめ まなくしふれば まきのはも あらそひかねて いろづきにけり
・・・・・・・・
しぐれの雨がしきりに降るので

真木の葉も耐え切れずに色づきました
・・・・・・・・



2197 秋雑歌,福岡県,太宰府

[題詞](詠黄葉)

灼然  四具礼乃雨者  零勿國  大城山者  色付尓家里
[謂大城山者 在筑前<國>御笠郡之大野山頂 号曰大城者也]

いちしろく しぐれの雨は 降らなくに 大城の山は 色づきにけり 

[謂大城山者 在筑前<國>御笠郡之大野山頂 号曰大城者也]

いちしろく しぐれのあめは ふらなくに おほきのやまは いろづきにけり
・・・・・・・・
目立って降るわけでもないのに

冷たい時雨のせいで

大城の山はもう色づいてしまった
・・・・・・・・



2198 秋雑歌,三重県

[題詞](詠黄葉)

風吹者  黄葉散乍  小雲  吾松原  清在莫國

風吹けば 黄葉散りつつ すくなくも 吾の松原 清くあらなくに 

かぜふけば もみちちりつつ すくなくも あがのまつばら きよくあらなくに
・・・・・・・・
風が吹くたびに紅葉が盛んに散って

この吾の松原の眺めは

他に比べようもないほど 

清く澄み渡って美しいことだ
・・・・・・・・
* 「すくなくも」(副詞)は、形容詞「すくなし」の連用形に係助詞「も」のついたもの。(下に打消しの語・反語を伴って)非常に・・だ。いささか・・どころではない。


2199 秋雑歌,奈良

[題詞](詠黄葉)

物念  隠座而  今日見者  春日山者  色就尓家里

物思ふと 隠らひ居りて 今日見れば 春日の山は 色づきにけり 

ものもふと こもらひをりて けふみれば かすがのやまは いろづきにけり
・・・・・・・・
恋の物思いにふさぎこんで

家に引きこもっていたが

今日ひさびさに見ると

春日の山はいつの間にか見事に色づいている
・・・・・・・・


2200 秋雑歌,枕詞

[題詞](詠黄葉)

九月  白露負而  足日木乃  山之将黄變  見幕下吉

九月の 白露負ひて あしひきの  山のもみたむ 見まくしもよし 

ながつきの しらつゆおひて [あしひきの] やまのもみたむ みまくしもよし
・・・・・・・・
九月ながつきの白露に濡れて

山の彩りはますます

見栄えがよくなることであろうよ
・・・・・・・・

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