|
私は会ったことはないのですが、
父方の祖父は、なかなかしゃれた御仁だったようでして。 (私が生まれる頃には、もういなかったのです。) 当時の同世代にしてはまだまだ珍しかった(らしい)コーヒーを嗜んだり、 牛のタンシチューやらなんやら、食事もちょっと他の家では見かけないようなものを好んだり... でも、実際にそのリクエストに応えるのは祖母だったり、 お嫁に来たての母だったり。
自分じゃまず、やらなかったらしいんですね。どうも話をきくと。 母はコーヒー豆を買うために、わざわざ門前仲町まで行かされたそうだし、
こと目新しい食事のメニューに関しては、 祖母は相当手を焼かされたようです。 まあ、いわゆるおぼっちゃん気質だったのかもしれません。
しかも、昔のタイプの。
父もそういうところあったし。
私はないな。たぶん。 人前でおすましくらいはするけど。自分でやるし。
...えー、若干話が逸れましたが(^^;
軌道修正。
祖父の話ですね。
そんな祖父の、ある日のわがまま。
祖父は土井勝氏の料理番組がたいそうお気に入りだったらしく、
珍しいレシピをやるたび、食べたがって、
そのたび祖母は苦々しい思いをさせられたようなのですが...(^^;
おそらく、当時(おおよそ半世紀前...)の、季節は今頃。
番組で、
「さんまの炊き込みご飯」
をやったそうなんですね。
祖父が
「作ってくれ」
と言った時点で、
祖母はすでにいや〜ぁな予感がしていたそうなのですが...
というのも、祖父はそもそも青魚全般が苦手だったんですって。
それでいて、わざわざ苦手なのに食べたがるというのは...
うーん、普段苦手だからこそ、克服できそうな気がしたのか、
ほんの気まぐれでおいしそうに思えたのか。
わかりませんけれど(祖父だってわからないかもしれない(^^;)
まあ、そんなところでしょう。
で、作りました(←我ながらはしょるなあ)。
土井勝先生のレシピ通りに。
で、祖父はひとくち食べて
「まずいっ」
それきり食べなかったそうです。
お、おじいちゃん...(゜▽゜;;)
相当、
生臭かったらしいです。
(土井先生...(T-T))
もちろん祖母は怒り心頭。
そのままゴミ箱に捨てちゃったそうです。
もったいない...さんまもお米も可哀想...
なんですけど、
まあ、一番かわいそうなのは祖母でしょうね(-_-;)
単にこの話がいつもよりやや派手めだったせいで、
未だに話にのぼるというだけで、
祖母が食事のことでいやぁな思いをするのは結構あったみたいだから。やれやれ。
で。
そんな話をきいたなあ、なんて思いだしながら、
作ってみました。
さんまごはん。
おいしかった(*^^*) 残念ながら、土井勝先生のレシピではないのですが...
うーん、でもどうだろ。
青魚苦手な人は、やっぱり気にするかもな〜、
くらいの臭みは、確かにありました。
祖父の話が根強く頭にあったので(^^;
生姜、たくさん入れたのだけど。
グリム童話の、布団の下のえんどう豆が気になって眠れないお姫さま級に敏感だと、
ダメかもしれません。
まあそういうタイプの人とは、私はお友達になれないと思いますが...。
それはそうと、
これで雪辱を果たしたことになるのかしらん?
孫の代にして、
「おじいちゃん(いや、この場合おばあちゃんに呼びかけるべきか?)、おいしくできたよっ(ToT)」
...なあーんて、無理矢理感動物語に仕立てようなんてつもりは、
ちゃんちゃらございません。
にじゅうなんじかんテレビとかじゃないんだから(^皿^)
食欲の秋ですなあ。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- ブログバトン




