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甲子園への夢も破れ、丸坊主だった髪が伸び始めた。
髪の毛の寝癖が気になりだした頃、 家から少し離れた公衆電話に、・・・私はいた。 私は、その娘(ひと)に一言だけ・・・。 <OOOOです。付き合ってもらえませんか> しばし、無言の彼女。 彼女の緊張した状態が感じ取れる。 <どうしたのー? 誰からなのー?> お母さんらしき人の声が聞こえる。 <明日返事します> <・・・・・・・うん。> <あのぉ・・・電話ありがとう> <・・・・・・・うん。> 彼女はお母さんに相談したらしい。 女親子の関係は私には全く分からないが、 お互いに何でも相談できる、友人みたいな関係らしい。 彼女は私の事を、普段から話していたらしくて、 彼女曰く、お母さんは<OOOO君の応援団>だそうだ。 食事に呼ばれた。 彼女の部屋で、彼女と二人で食事をした。 お母さんは、彼女の部屋に食事を運んでくるたび、 私に声を掛けた。 <食べてないねー。美味しくなかった?> <XXXが、唐揚げが好きだって言ってたから・・> <すいません。さっき食べてきてしまったんで・・> <なにしてんのよ。2日がかりでXXXと作ったのに・・> (もちろん、九州弁である) <もうー、おかあさん。ちょっと喋り過ぎよ> (もちろん、九州弁である) 彼女の部屋のベランダに干してあった2つのブラジャー。 私は、それを発見したことで、胸が一杯だった。 高校三年生ある。 ブラジャーだけに、私の胸は非常にときめいていたのである。 (意味はないが、舟木一夫ににていると言われた事があった) 大学生になり、 彼女に、年上の人と付き合っていると伝えた時、 彼女が、<明るく・・暗く> ほほ笑んだ理由が分かった。 彼女にもステキな男性が現れて、迷っていたらしい。 (う〜〜ん・・・複雑な気持ち・・・) 長い黒髪の、胸も瞳も大きくて、美しく優しい娘とは、 一度だけ、小学生みたいに手をつないで帰ったことがあるだけ 濡れる唇にも、豊満な胸にも触れることなく、 ただ、美しく光る彼女の瞳の中を、流れて行っただけの・・・ そんな・・・蒼すぎる青春! ・・・・・・・・・・・・・・・・・ だから、人生の後半になって、その反動がでたのか? チョイワル親父もいい加減にせー。 <完> |

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