ますます混迷を極め、かつてないほど緊迫した状況下に置かれている現代の世界−−そんななか、平和を乱すテロリストに対抗するため、とある国際警備組織が結成された。 その名は〈チーム・アメリカ〉! ハリウッドの秘密基地を拠点とする彼らは、アレック・ボールドウィンをはじめとする多くの知識人から「救済活動と称して破壊行為を繰り返しているだけ」と手厳しく批判されながらも、そんなことはいっさい意に介さず、今日も世界のどこかで、マシンガンを両手に、憎きテロリストたちを無差別に殺しまくってくれているのである。 パリでの任務遂行中、メンバーのひとりを失ってしまった〈チーム・アメリカ〉は、深い悲しみに暮れながらも、独裁者がテロリストに大量破壊兵器を売りさばこうとしているとの情報をつかむ。 テロリストの陰謀を事前に阻止するため、チームを指揮するリーダーであるスポッツウッドは、前代未聞の計画を思いつく−−ブロードウェイで活躍中のスター俳優、ゲイリーをチームにリクルートし、おとり捜査をさせようというのだ! 果たして、われらが〈チーム・アメリカ〉は、世界の危機を救うことができるのだろうか?21世紀の世界の運命を賭けた壮絶な戦いが、今、まさに幕を開けようとしている……!? ブラックユーモアアニメ「サウス・パーク」のトレイ・パーカーとマット・ストーンによる全編人形を使った下品極まりない『サンダーバード』もびっくりのブラックパペットムービー。 色々なレビューを見ると、ブラックユーモアを通り越して笑えないという批判・酷評を目にするが、私としては最初から下品極まりないことを期しての鑑賞だったので、まったく許容範囲内で妙にツボで笑えた。 世界平和のためなら手段を選ばず、他国の犠牲は意に介せず、『チームアメリカ』は世界中から嫌われていようが攻撃を受けようが、自分たちが世界平和の為に活動しているというプライドがあるからまるでわかってない。さらに『チームアメリカ』のメンバーは嫌われているどころか自分たちは世界から愛されていると思っているからさらに厄介。 そんな愛すべき『チームアメリカ』はまさにアメリカの象徴! 自由はタダじゃないらしい。。。 ブッシュ政権がその上映を巡って圧力をかけたと話題になったが、思ったほど直にブッシュを批判していなかった。確かに「世界の警察」を主張する『チーム・アメリカ』は他国の都合なんかお構いなしに、エッフェル塔や凱旋門、パナマ運河やスフィンクスまでぶっ壊すし、基地のメインコンピューターはお馬鹿で間違ったテロの情報を提供したりする。ありもしない大量破壊兵器を理由にイラクに戦争しかけたブッシュにとれば横っ腹が痛かったやろう。 もう一つの話題は、北朝鮮の金正日を、これいいのか!?っていうぐらい悪で孤独な人物として滑稽に描いときながら、映画のプレミア2日後には映画のコピーを北朝鮮の政府に送りつけていたらしい。 この映画をみたら、アメリカっていう国はなんでもありのとても自由な国なんやなーって思うに違いない。金正日にこの映画を送ったことに私は意味を感じる。。。 http://ch.kitaguni.tv/u/5028/%B1%C7%B2%E8/0000127453_img.jpeg でも、この映画、反戦派のハリウッドの俳優・監督たちも実名でケチョンケチョンに馬鹿にしてる。 俳優協会は、会長のアレック・ボールドウィン以下、サミュエル・L・ジャクソン、ティム・ロビンス、スーザン・サランドン、ジョージ・クルー二ー、ショーン・ペン、イーサン・ハント、そしてそして、まっと・でいも〜ん。。。(笑) ジョージ・クルーニーは手榴弾で爆死! イーサン・ハントは、銃殺! スーザン・サランドンはテラスから落下してグシャリ! サミュエル・L・ジャクソンは頭が横に真っ二つ! ショーン・ペン、ティム・ロビンスは黒豹に襲われ食い殺される! まっと・でいも〜んは首をねじられポキリ! 更には、マイケル・ムーアも茶化される。ベクトルが逆なのに何故? それは、トレイ・パーカーとマット・ストーンには、ムーアへの怒りがあったからだ。 (勝手に自分の絵柄を『ボウリング・フォー・コロンバイン』にパクられたとか。) 最後には、酷い映画を量産するブラッカイマー、マイケル・ベイまでも茶化される始末。 むしろブッシュ政権よりいじられ方はヒドイ。 衝撃はこれに留まらず、数ガロンもの【ゲロシーン】(回数・量・時間のすべてにおいて映画史上最高記録を樹立したはず。)、人形劇で初の【SEXシーン】(実写では不可能…?!)もあるし、バトルシーンの流血度はスプラッタ映画よりも惨たらしい…。 もうどこまでやったら気が済むのかと思わされるほど徹底している。 だから、これは別に体制を批判する映画なんかと違い、ただ単にハチャメチャな風刺コメディやったということ。 人物の描写度も高いながら、よく見ると周りのセット(町とかエキストラ)の懲り具合の細かいこと!ゆっくり見直してみると、小さなジョークがいっぱい散りばめられる。 んで、DVDの日本語吹き替え版で一番ビビッたのは、放送禁止用語の数々!一応字幕は伏せ字になってるけど、吹き替えの方は開き直り気味の猥語連発!お子さまと一緒に観る人は要注意!!! 下品ながらもアメリカ人にはかなり笑える1本だろうから、日本でも同じようなの作って、小泉やチルドレンをいじってもらいたい。もちろん閉鎖的な日本でこれ作るのは絶対ムリ!DVD出せただけでも上出来なくらいだ。 良くも悪くも作れるアメリカはある意味やっぱり健全なのか?それとも相当病んでるのか? 私もたくさん好きな俳優いるし、その演技に感動したりする。でも、映画制作に携わるたくさんの技術的才能を持った人と比べて、著しく特殊な才能かと訊かれたら、違う気もする。そんなこと考えたことないから、単純に売れてる俳優ってすごいと思ってたけど、そんな当たり前の思考に一石を投じられた。 やっぱりえらいぞ、トレイ・パーカー! べいべ〜 評価…不可能!!!(笑)
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