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パイロット養成ピンチ…航空大、卒業メド立たず

読売新聞 5月14日(土)14時32分配信

仙台空港に隣接する航空大学校の仙台分校

 パイロットを養成する航空大学校の仙台分校が、東日本大震災で被災し、訓練生約50人の卒業のメドが立っていない。

 2年課程の最終訓練を行う同分校では、校舎のほか、練習機10機のうち7機が津波にのまれた。今後の訓練計画が立てられないとして、7月に予定された同大の入試も中止された。国内航空会社のパイロットの4割以上は、同大卒業生が占めている。国土交通省は「この状態が長引けば、パイロット不足にもつながりかねない」としており、航空業界に影響が出そうだ。

 仙台空港では3月11日午後2時45分頃、仙台分校の練習機が訓練生の操縦で最終着陸態勢に入っていた。大きな揺れが起きたのはその直後。管制官から「ただちに着陸中止」と命じられて急上昇。上空にいた他の練習機2機と待機を続けたが、仙台空港は津波で着陸不能になり、それぞれ新潟、福島の各空港に着陸した。

 津波で仙台空港内にある校舎は冠水。訓練用のシミュレーターなど電子機器類が壊れ、駐機中だった練習機7機も流されるなどして使用不能となった。震災当時、仙台分校には5月卒業予定の訓練生17人を含む計35人が在籍。4月には宮崎本校から16人が進級したが、現在、全員が自宅待機している。

 同大は今月末以降、被災を免れた3機を使い、同分校在籍の訓練生計51人のうち15人の訓練を宮崎市の本校で一部再開する。ただ、最終課程で必要な双発機用のシミュレーターなど教習機器が本校にはないなど問題は多い。練習機は1機数億円。「予算の問題に加え、失った専門機器は、車を買うようにすぐには調達できない」(同大)といい、震災前と同様の訓練が出来るようになるには数年はかかるとみられる。同大では、この状態で新たな訓練生を募っても、入学時期が大幅に遅れたり、訓練期間が2年を超える可能性もあることから、例年7月に行う1次入試の中止を決定。新入生の募集についても見通しが立たない状態が続いている。

最終更新:5月14日(土)14時32分

■この記事は下記から引用させていただきました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kakifurai05/MYBLOG/write.html


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