もうすっかり、先月の出来事になってしまいました。
3月7日の朝、ピアノのK先生からTELが。
『急でごめんね!今晩の、千住真理子さんのチケットがあるんやけど・・・』
母は予定があったので断り、私も前日すごく不安定になって、不安だったので断りました。
しかし・・・
千住真理子さんが奏でる、ストラディヴァリウスの音色を生で聴けるチャンスなんて、そうはない。
こうやって、家でうじうじしていても、いいことはない。
数分経たずに、仲良しのYちゃんにTEL☆ 二つ返事で、同行してくれることになりました。
即K先生に『行きます!チケット売ってください!』と連絡したら、チケット代はいらないとのこと。
それは、悪いわ・・・と言ったのですが、チケットの持ち主が捌き切れなかったようで。
香川県民、どんだけクラシック聴かんのや・・・
で、肝心のコンサート、前半はフィギュアスケートで使ったクラシックを。
後半は、童謡(唱歌)や世界の曲を。
一曲目がカノンだったので、Yちゃん大喜びだったんですが、
千住さんのカノンは、優しさと安定さとまっすぐなカノンで心地よかったんですが、
途中からピアノミス連発・・・え〜〜〜〜!どしたんあの人〜〜〜?
ほぼグダグダな感じで演奏が終わり、お二人が袖に引いた直後、
急病の方が出ました。会場内は、一気に緊迫した雰囲気に。
そしてその方が会場の外に出られても、ステージは再開されず。
でも、何のアナウンスもないので、『?』と思っていたら、千住さんがステージに。
『お待たせして申し訳ありません。具合の悪くなった方が、無事に救急車で病院へ運ばれるまで、
ステージの再開を見合わせていました。』
会場を借りている時間は決まっているだろうけど、そうやって、一人のお客様のことを心配して無事を祈る。
あの優しい音色は、この人の内側から出てくるものなんだと思いました。
(一曲しか聴いてないけど)
そして、一度、また袖へひかれ、次に出てきたときには
『クスクス・・・いろいろなことが起こりまして。ピアニストの足が攣ってしまい、ステージまで出てこられません』
あ!!あのミスタッチは、足が攣ってたせいなのか!
だとしたら、逆に最後まで弾ききったピアニストすごい!
と、いうわけで、プログラムにはなかった曲を、千住さんソロで演奏してくださいました。
めったに無いであろうトラブルにも、笑顔で臨機応変に対応されてプロだな〜☆
Yちゃんは、『ヴァイオリンって、もっとギーギーしてねばっちこいイメージがあったけど、
千住真理子さんの音って、まっすぐで優しいな。なんか気持ちいい音やな』と、喜んでくれてました。
そして、後半。
《ふるさと》が奏でられると、あちこちからすすり泣く音が・・・
あ〜〜〜、でも、私ここで涙でそうにないわ〜〜〜。と思っていたら、
斜め前のおじいちゃんが、眼鏡を外して目をゴシゴシゴシゴシ・・・・とこすり始めました。
『あのおじいちゃんには、どんなふるさとがあって、どんなこと思い出っしょんやろ?』
とか、ふと思ってしまい、もらい泣きしてしまいました。ゆるいわ〜・・・
千住真理子さんのコンサートは、演奏だけでなく、美しいお声でのトークも楽しかったです。
変なジョークを言うわけでもなく、お客さんを笑わせてくれたりもするし。
これは、来年からチケットきちんと買ってこなくちゃ!と思いました。
そして、閉演後アナウンスで、救急搬送されたお客さんは病院で処置を受けて、
快方に向かっていることを知らされて、会場内が歓声や拍手でもう一度にぎやかになりました。
チケットをまわしてくださったK先生、急遽やのに付き合ってくれたYちゃん、ほんとにありがとう☆
おかげで、翌日からちょっとずつ落ち着いてきました。