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◆そこかしこに、キミがいて。キミとの問答じみて◆(前篇)
んー。
27歳で結婚していたら。今年45歳だから、結婚18年目だったのかな?(笑 高校の卒業と同時に別れてしまったけれど。 ことあるごとに、毎日のふとした瞬間に。キミと生きて行く覚悟と責任を重ねてた。 キミが生きていてくれたなら、私の生き方もきっと違っていた。 御前様(接待先の御仁)の望むとおり、会社を独立し。御前様の子飼いを受け入れていたと思う。もちろん、一族会社からの独立を視野に。 そこは御前様と利害が一致してた。 待たせたキミに、「まわりの羨望するライフスタイル」をプレゼントするつもりだったんだ。 興味はなかった生活レベルを、キミへのプレゼントにするつもりだったんだ。 質素な暮らしが好きだった私が、キミと生きて行くと決めた時。 会社を独立すると覚悟した。 キミは、いない。 幼少期、「金持ちぶるな」と高校時代までも、言われ続けてた。 身につけているものが全て、スーツだったりブランドだったりしてたからね。 それがイヤでイヤで。 幼少期から、母に泣かされながらも。みんなが着ているようなトレーナーとか、ジーンズを欲しがった。 初めて、ブランド服からジーンズを1着だけ買ってくれたのが5年生の時だった。 ボロボロになるまで、身体が成長して入らなくなるまで繰り返し破けても着ていたよ。 心地よかったんだ。 「汚れてもいい服」ってやつが。 精神がひっ迫せずに、四肢がラクだったんだ。心身ともに手放せなかった。 (人から、文句やイヤミ、陰口を言われる事も少なくなっていたのが気持ちが安堵した。) そしていま。 安い服を着て。女性らしくない服をずっと来てる。 スニーカーにジーンズばかり。 化粧もしてこなかった。 「汚い」 「乞食みたい」って言われる。 でも、ブランド服を着るよりは遙かに心身ともにラクダ。 それを誰も知らない。 知らないから、その苦痛も苦悩も知らない。 仕方のないことなのだろうけれど、やっぱり、ときおりやりきれない。 キミがいたなら。 会社を独立して、御前様の望む「パイプライン」を受け継いでいた。 父はそれを嫌い、私に圧力をかけていたけれど。 10歳の時から、仕事をしてた。 中学生では24時間党務さえ日常だった。いまでは大問題だろうし、通報されて会社自体が無くなっていたかもしれない。 でもキミはいない。 キミがいないなら、会社を独立する意味もない。魅力もない。 御前様は老後の資金源が断たれ、激怒された。 父は、安堵した。 いま、ギリギリの収入。 乞食と言われるほど、ギリギリ。 でも、青色申告をして、住宅ローンを返済して、各種保険を毎月20万近く返している。 カツカツだね。 乞食かな? まあ、いいんだけどさ。 仕事には、賃金が発生してしまう。 賃金には、義務と責任が発生してしまう。 やっと、自由になれたんだ。 10歳の時から望んで。やっと手に入れた穏やかな時間。 ヒトの目には「乞食」として映ってしまうようだけれど。 それでもやっぱり、「金持ちぶるな」と言われるよりは、はるかに心身ともに気が楽だ。 賃金が発生すれば。 社員の生活が、私の方にのしかかってくる。 10歳から逃れたかった運営。 人事が、責任が。その重さを知らないのだろう。 気が狂いそうなほどの自社社員の生活を守らなければという圧力の疲弊を。けれど「冷静な人事」の目。自分に吐き気がとまらなかった。 私はそういう仕事しか知らない。 だから、戻れない。 もう、生きてはいけないだろう。 上に立ち、会社を動かし、社員の生活を守る。 けれど、必ずしも守れるものじゃない。淘汰しなければならないときもある。能力ならば、極力避けたい。 不正ならば、会社をやめてもらうのは気がラクだった。 いま、ザックリ書いている懐古を理解できる人はどのくらいいるのだろう? そう言う事なんだ。 「金持ちぶるな」と言われるよりも 「乞食」と言われている方が、遙かに気持ちが楽だから。 夜もよく眠れる。 それでいい。 お金を無心されたり、なにかを売りつけられたり、共同経営しないかなどの誘いがない分、よっぽどいい。 キミがいないなら、欲しいものなど何もない。 もともと、物欲が少ない性質だったから。 今の暮らしが気に入っている。 出来る範囲で、立ち向かっていく人達に小さな風かもしれないけれど送り続けられたらと思う。 いつか、多くの風が一つの暴風雨になったとき。 日本人に対する差別も、減っていくのだろうと思ってる。 長く細く、風を多方面に送り続ける事が出来たらと思う。 ココロの汚れていない人達に。 乞食か、、、確かに。 時折加勢したい人に現状数値を公開すると・・・「腹にとどめ置く(自分のものとして、采配を振る)」ということが出来る人は稀なのだと思い知る。 いかに幼少期からトップクラスの人達を当たり前に見てきたか自分の誤差を弾きだす芸等の無さに参る。 |
〜記憶の中の少女〜
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遠い昔の夢の中。
愛した少女との邂逅。 パラレルワールド。 アナザーストーリー。 少女と少女の交わした「約束」の物語。 ユミコとチエコの物語。 死んでしまったユミコと 生き残ってしまったダメ人間チエコの夢物語。 **********
◆信仰のような「愛」◆
いくつになっても、死んでしまったキミに還る。
自嘲めいたため息が漏れる。 成長しないな。変われないね? ユミコは 私を哂う? あの頃のように、学校の図書室の踊り場の階段でいつも抱きしめてくれたように、ただ抱きしめてくれる? キミは 犬を飼っていた。中型犬。 私は 猫を飼っていた。2匹。 犬派のキミと 猫派の私。 真冬でも、窓の閉め切った階段はあたたかかったね。 太陽の柔らかい光がふたりの時間やさしくつつんでくれたね。 人を不快にさせちゃった。 親愛のつもりだったんだ。 ずっとヒトが嫌いだったから。 ヒトのカテゴリーに行きたいと思うのは虫がいいのかな。 いまさらなのかな、やっぱ。 でも、ヒトの中に還りたいと思ったんだ。 ヒトとのコミュニケーションが、言葉が、単語が繋がらないけれど。 それでも模索して行きたいと思ったんだ。 ユミコは私の信仰みたい。 たった一つ、信仰する心のよりどころだね。 愛してる。 手ひどい失敗をした夜は、キミに会いたくて。 ダメ人間。 今も昔も変われない。 あの図書室の階段に還りたい。 還りたいんだ。 おやすみ、ユミコ。 夢でも会えたらいいのにな。 小言でも喜んで聞き入っちゃうのにな。 おやすみなさい、ユミコ。 ありがとう。大好きだよ。 あの冬の図書室の階段に戻りたい。 失敗すると、おおあま(大甘)だったキミを思いだす。 ダメ過ぎる四十路の冬の夜。 未だにキミをお守りにしてるダメな私。 あの18歳の冬の日が、私にとってのたった一つ幸福なひとときだったんだ。 あの冬の日の図書室の階段に還りたい。おやすみ、ユミコ。 |
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