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http://www.asahi.com/national/update/0115/TKY201101150132.html
各地の児童養護施設などに次々と匿名で届けられるランドセルなどの贈り物。「私たちのことを気にかけてくれる大人がいる」。親と離れて暮らす子どもたちが「タイガーマスク」から受け取ったのは、温かい人情だった。 64人の子どもが暮らす京都市西京区の「積慶(せっけい)園」。文具セット8箱が入った段ボール箱が玄関前に置かれていたのは11日朝だった。まず、この春、小学校に入学する3人に配られた。 6歳の女の子は鉛筆や筆箱、ノートを受け取った。大好きなピンク色。日に何度も箱から出しては眺め、また大切そうにしまっている。 「人なつっこくて、しっかり者」。生後8カ月で、兄姉とともに施設にやってきた。両親が離婚し、引き取った父が職を失ったのがきっかけだった。正月、仕事を見つけた父が久しぶりに迎えに来て、数日間一緒に過ごして戻ってきた。いつか家族みんなで暮らせる日を待っている。 「友達をいっぱいつくること」が小学校での目標だ。「この鉛筆で、ワークとかドリルをやりたい」 2歳から高校3年まで89人が暮らす大阪府岸和田市の「岸和田学園」には12日未明、衣類115枚が段ボール2箱で届いた。 夕方、食堂で職員の仲谷浩一さん(22)が子どもたちに語りかけた。「タイガーマスク、来たんやで」。「うっそー」。子どもたちは一斉に驚きの声を上げた。 玄関の壁に「伊達直人」からの手紙が貼り出された。《サイズが合うかわからないですが、よかったら着てください》 9年前に入所した中学2年の女子生徒(13)は「ここは全然関係ないと思っていたのに。めっちゃうれしい」。 仲谷さん自身も卒園生だ。4歳の時、双子の弟と3人でやってきた。学校で、親からゲーム機や自転車を次々と買ってもらう同級生がうらやましかった。「誰かが自分たちのことを気にしてくれている。子どもたちはそんなメッセージも受け取っている」 |
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