穂の国たより

東三河は、昔「穂の国」といわれました。

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 クラシックのファンには、同じ楽曲でもいろんな指揮者の演奏を聴き比べる方が沢山います。私もその

一人ですが、好きな楽曲だけです。そんなには買い揃えることはできませんから。中でも田園は最も好き

なシンフォニーです。著名な指揮者はほとんど録音しています。ヘルベルト・フォン・カラヤン、カール

・ベーム、トスカニーニ、カルロ・マリア・ジュリーニ、クレメンス・クラウス、エフゲニー・ムラヴィ

ンスキー、アバド、ラファエル・クーベリック、ブルーノ・ワルター、そしてあのフルトヴェングラーと

いろいろ聞き比べました。中でも最も好きな演奏は、ジュリーニ、フルトヴェングラー、ベームのもので

す。ロマン的なワルター、古典的なフルトヴェングラーなどといわれています。

最近、カルロス・クライバーの田園を聴きました。1983年11月7日のライブ公演の模様を一発取り

したものらしい。誰かの咳払いなどもしっかりと録音されています。伝説の名演だと評価が高いもので

す。しかし第一楽章を数小節聴いただけでガックリときました。こんな忙しない演奏はまったくいただけ

ない。カラヤンのも早いテンポですが、それ以上ではないかな。現代的な解釈と言うと聞こえは良いが、

肝心の作曲者のイメージしていた曲想とは随分違うように思います。それと主題を奏でる第一バイオリン

の音色が煩いのです。もっと美しい音を奏でる楽団はいくらでもいます。こんな田園はまったく駄目だ

な。第二楽章の途中で堪えられなくなってCDを止めてしまった。こんなCDはゴミ箱へでも叩き込んで

やりたい・・・録音が悪いのかなぁ。あまりに過大評価されているようです。田園の良さは、牧歌的なゆ

ったりとした「広大な広がり感」だと信じている。忙しない演奏などまったくそぐいません。作曲者が聴

いたらきっと癇癪を起こして怒り出すのでは・・・何が鳴り止まぬ拍手だと。

○カルロス・クライバー指揮 バイエルン国立管弦楽団 
  ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」

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