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地獄の門 「この門を入る者は一切の希望を捨てよ」
我を過ぐれば憂ひの都あり、我を過ぐれば永遠の苦患あり、我を過ぐれば滅亡の民あり義は尊きわが造
り主を動かし、聖なる威力、比類なき智慧、第一の愛我を造れり永遠の物のほか物として我よりさきに造
られしはなし、しかしてわれ永遠に立つ、汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ(山川丙三郎訳)
中世イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの代表作として知られる長編叙事詩「神曲」
「神曲」は、Inferno(インフェルノ)(地獄篇) Purgatorio(プルガトーリオ)(煉獄篇)
Paradiso(パラディーゾ)(天国篇) の三部から構成されており、各篇はそれぞれ34歌、33歌、33歌の
計100歌から成っています。「神曲」La Divina Commedia 1307年頃 から 1321年 に渡って作詞されまし
た。ダンテ自身が生身のまま彼岸の世界を遍歴していき、地獄・煉獄・天国の三界を巡るという内容。
イタリア文学最大の古典とされ、当時の作品としては珍しく、ラテン語ではなくトスカーナ地方の方言で
書かれているのが特徴だとか、この「神曲」の文体が、現代のイタリア語の基礎となりました。イタリア
では、ダンテは国民的詩人とされ、義務教育で「神曲」の学科が設けられている。
地獄篇は、まず「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」と銘された地獄の門を抜けると、地獄の前
庭とでも言うべきところに、罪も誉もなく人生を無為に生きた者が、地獄の中に入ることも許されず留め
置かれている。その先にはアケローン川が流れていて、冥府の渡し守「カロンの舟」で渡ることになって
いる。
多くの芸術作品に「神曲」のイメージが利用され、ミケランジェロは、「神曲」地獄篇に霊感を得て、
ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂に「最後の審判」の地獄風景を描いたとされています。オーギュスト・
ロダンの彫刻「考える人」は、地獄篇第三歌より着想された「地獄の門」を構成する群像の一人(ダ
ンテ自身)として創られたものです。フランツ・リストは「神曲」の構想をもとに「ダンテ交響曲」を作
曲しました。T・S・エリオット、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、ジェイムズ・ジョイス、ヘンリー・W・ロ
ングフェローら世界中の文学者にも影響を及ぼしたとされます。トマス・ハリス作の「ハンニバル」シリ
ーズの登場人物である狂人、ハンニバル・レクター博士は、ダンテに対して異常なまでの興味をもってい
ました。
○ダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri、1265年 − 1321年9月14日) は、イタリアの都市国家
フィレンツェ生まれの詩人、哲学者、政治家でした。
○挿絵は19世紀フランスの画家ポール・ギュスターヴ・ドレの作品。
冥界の渡し守カロンが死者の霊を舟に乗せてゆく。(Wikipediaより)
○天堂 山川丙三郎訳 神曲 LA DIVINA COMMEDIA(Web上で公開されています)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000961/files/4820_20588.html
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ダンテ・アリギエーリ・フィレンツェ・哲学、今から20年を生きてみてというならかの地で活きたい!
2010/1/13(水) 午後 3:33 [ わあ〜い ]
かの地で暮らすのは、中々大変みたいです。
風俗、習慣、人間性、言語、ことごとく違いますから
慣れるのはそれなりの才能も必要ではないかと思います。
退職後、ヨーロッパへ移住された方々は、ほとんど日本へ
戻ってきてしまうそうです。
あちらの暮らしは非常に疲れるそうですね・・・・。
2010/1/13(水) 午後 6:46 [ kaku ]
今日、この記事を読ませていただいたのも何か不思議なものを感じています。今年はダンテに導かれる年になりました。
2010/11/14(日) 午後 9:12