川口の鍼灸院☆郭センセのひとりごと

郭中医鍼灸院の院長・郭先生と指圧・マッサージ治療も行う東先生のためになるつぶやき

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日本中医学会学術総会

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「少子化問題を解決する中医学」をテーマに、第3回日本中医学会学術総会が開催されました。
その中での講演の内容です。
 
会期:2013年9月14日(土)、9月15日(日)
会場:タワーホール船堀(東京都江戸川区)
総合テーマ:少子化問題を解決する中医学
シンポジウム③「子育てにおける中医学」
講演タイトル:「小児神経症の鍼灸治療」

小児神経症の鍼灸治療
郭 珍(郭中医鍼灸院)
 
 少子高齢化が進む社会において、核家族化などの家庭環境の変化や育児における様々な問題などが原因で子供の心理的要因によって起こる身体的、精神的症状を小児神経症という。この疾患に対して西洋医学では有効な治療法が確立されていないが、小児神経症の症状には、東洋医学の中でもとりわけ鍼灸が有効であり、WHO(世界保健機構)も、小児神経症に鍼灸が適応であることを認めている。
【小児神経症について】
小児神経症とは、心理的原因によって起こる身体的、精神的症候群をいう。また器質的障害を伴わない環境的ストレスによることが多い。特に、育児の仕方はもっとも関係しているといわれている。主な症状は、睡眠障害、不安、恐怖、チック、食欲不振、夜尿、頭痛、腹痛などが見られる。
【東洋医学に見解】
東洋医学では、小児神経症に該当するものの代表として、驚、癇、疳があげられる。驚は小児驚ともいう。心神が定まらず、驚を発する。驚風(小児のひきつけ)、驚啼(睡眠中に驚いて泣く)がある。癇は驚より重い病態としている。顔面が青ざめたり、目をひきつけたり、甚だしい時は失神する。小児神経症は古来の驚、癇より軽度な病態と思われる。疳は疳疾、疳積、疳証という。小児の授乳、離乳食を与える方法が悪く、胃腸障害をきたす病証である。また、江戸時代から疳の虫、疳虫と呼ばれている症状(夜泣き、夜驚、落ち着きがない、イライラ、奇声を発する、食欲不振など)は小児神経症に該当するものと思われる。
【鍼灸治療について】
診断:小児に対して、四診(望、聞、問、切)を用いて、特に3才以下の小児に小児指紋を望る。
また、小児神経症と思われる患者には、顔色が青白い、眉間や鼻根部に青筋(静脈)が見える、髪の毛が逆立っている、表情が険しい、白目の部分が青っぽいなどの特有の症状が見られる。
治療:①中医鍼灸:中医学弁証に基づいて、主に心、肝、脾、胃の失調を調理する。小児に対しても基本、大人と同様に毫針で浅刺し置鍼はしない。刺絡、耳穴なども併用することがある。治療に協力できる年齢に小児にはお灸を行う。②小児鍼:江戸時代から行われるようになった日本独自の療法であり、特に乳幼児に用いる鍼をいう。普通の毫鍼を刺入する刺鍼法と異なって軽度の皮膚刺激を主とした鍼法である。摩擦鍼類、接触鍼類、切皮鍼類などに分類され、代表的なものとして集毛鍼、ローラー鍼、いちょう鍼、てい鍼などがある。皮膚に突き当たるような刺激を与えるもの、皮膚を摩擦、擦過の刺激を与えるもの、皮膚の表面をわずかに切る刺激を与えるものなどに分かれる。小児鍼は痛みをほとんど感じないので、治療には便利かつ有効である。小児鍼の治療は、特定の穴位に対する刺激というよりは、全身皮膚の接触刺激が主である。③小児推掌(捏脊法):病証、食欲不振、腹痛、便秘、睡眠障害、夜泣き、驚悸に適用する。主に、脊椎(督脈)と背兪穴を中心に刺激する。小児推掌の特殊方法である。
 
 
 

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