[週刊]学校が教えない『歴史』『経済』『公民』+大人向け解説!

君達が大人に成ったら直面する『社会問題』や、学校で教わる歴史の『嘘』を解説しているブログです!!

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『年功序列』・・・有る一定の世代にとっては懐かしい響きの言葉何だな

年功序列とは書いて字の如く、企業等で年月を重ねて働けば、その貢献度に応じて昇級なり昇進なりする制度だ

では、実際はどうだったんだろうか?

幾ら年功序列とは言え実績が無い者は昇進出来た訳では無いんだよ

わかりやすい例として、営業職を見てみよう

同期に入社した営業職社員が10名居たとする

ある能力の高い営業社員が業績を挙げていく、すると彼は歩合給や特別手当やボーナスで他の社員よりも高い収入を得るように成って行く

更に好成績を挙げていけば、彼はやがて次長→課長→係長→部長と出世して行き他の平均的成績の社員をどんどん収入で引き離して行くよな?

こうして同期入社の社員同士に格差が生じ拡大を続けて行くんだな

成績の悪い、若しくは平均的な営業社員は下手をすれば万年平社員だ

人間の集団が存在する以上、こうした能力差はどうしても発生してしまう

全員が高い業績を挙げる何て現実には中々有り得ないし、有ったとしてもその中で更に序列が生まれるだけの事だよな?

こうした避けようがない格差の拡大を最小限に押さえる役割を担っていたのが『年功序列』と言う訳だな

今でこそ難しいのだが、高度成長期やバブルの頃は、業績が平凡でもキチンと真面目に長年勤めていれば、それなりに定時昇給して行ってたんだぞ

勤め続ければ、誰でも毎年一定額昇給する『年功序列』と言う世界にも稀な制度によって、日本人は国民総中流と言わしめた社会構造を作る事が出来たんだよ

年功序列によって、入社から結婚→出産→子育て(学費)→老後と必要な収入を確実に得ることが出来ていたんだな

そのためアメリカからは、昔「日本は最も成功した社会主義国家だ」などと言われていた時期も有ったんたよ

日本人の相互互助的民族性が生んだ画期的な制度と言えるとおじちゃんは思うんだ

しかし、資本主義的理論や、企業経営における論理には『年功序列』はそぐわない制度でも有ったんだな

では。資本主義や企業経営学的理論から見た『人件費』(社員の給料)とは何なのだろうか?

『人件費』も資本主義的見地から見れば、コストの一つに過ぎない

勿論、企業経営学的理論から見ても同じだ

人材の教育費も設備投資と同じで、生産性向上の為の必要経費と見る事が出来る

つまり、人件費もコストで有る以上、過剰生産能力に含まれる人材は、必要の無い『景気後退期』には出来るだけ減らしたい

そこで生み出されたのがアルバイトやパートタイマーの『非正規雇用』だな

つまり、必要な時に必要な人材を必要な期間雇用し、不要になったら解雇できる人材枠だな

わかりやすいのはパートタイマーで、例えばスーパーなどで忙しい時間帯(夕方等)に短時間だけ雇用する雇用形態の事だな

忙しい子育て中の主婦達の貴重な雇用枠に成っている

更に一歩進んで、正社員や技術職が行うような仕事も、派遣社員や契約社員など非正規雇用で賄うように現在では成ってしまったんだよ

資本主義的理論や企業経営学的には人件費もコストで有る以上正しい事なのだが、雇用が不安定化し収入が減る事によって貧困化が進む原因になり、結果消費者でもある従業員の購買力を奪ってしまいデフレが深刻化してしまうんだな

しかし、一概にこの事が悪い事だと断じてしまう事は出来無い

見方を変えると、正社員ではコスト的に雇用しきれなかった人材を、非正規化する事によって雇用する事が出来るようになったのも事実で、確かに従業員は貧困化しましたが、失業者を減らすことが出来た

これが起きたのが、いわゆる小泉改革の時で実際に失業率は改善されて行ったんだよ

しかし結果論では有るが、デフレは深刻化したのも事実何だよ

此処までの解説で何故「年功序列」が潰え(ついえ)たか分かってもらえたかな?

つまり、景気後退期において人件費を減らさざる負えなくなった企業経営者が、年次昇級である「年功序列」を維持する事が出来なくなったから何だな

それどころか、雇用者数も減らさざる負えなくなった訳だ

バブル崩壊が一番の原因では有るが、もう一つ理由が有る

それが、いわゆる「新自由主義経済論」”グローバリズム”た!


「新自由主義経済論」や「グローバリズム」は最近新聞や雑誌、インターネットの経済ブログ等で良く耳にする経済用語だと思う

さて、新自由主義経済論がいわゆるグローバリズムの事なのだが、では『グローバリズム』とは何だろうな?

細かい学術論はさておき、大雑把には読んで字の如く、企業が無国籍化し国境を越えて経済活動を行う事だ

近年○○ホールディングス等の持ち株会社が増えて来たのも、グローバリズムによる結果何だな

生産業では、例えばフィリピン等に工場を建設し、安い人件費を利用して、ローコストで製品を生産し近隣各国へ輸出したり生産国で流通させる

金融業では、保険会社等は各国へ同じく国境を越えて展開し、証券会社等はインターネットを活用して世界中で取引を実行している

つまり、生産業の場合、特殊な商品はさておき、一般的な工業製品の場合、人件費の安い国で生産し、日本やアメリカの様な経済大国に輸出した方がコストも安く、又儲けも大きくなる訳何だよ

そして持ち株会社化する事によって、世界各国で作り出した業績による配当金を効率的に収集出来る訳だな

しかし、このグローバリズムには致命的な構造的問題点がある

グローバル企業の本籍地である先進国の生産業が、空洞化して行ってしまう事だ

つまり、安い人件費を求めて後進国等に進出する企業は良いのですが、その工場で働いていた本籍地の従業員が失業する可能性が有ると言う事何だよ

この時点で分かって来たと思うが、要するに「年功序列」以前に失業してしまう可能性が有る事

又は。本社勤務等のホワイトカラー(頭脳労働者・デスクワーカー)は比較的大丈夫ですが、それ以外のブルーカラー(肉体労働者・現場工場勤務)では格差が広がってしまう構造に有る事です

つまり生産現場の人間程失業等の貧困化するリスクが高い訳だな

しかし、どんな先進国でも、国民全てがホワイトカラー等の頭脳労働に就ける訳ではないよな?

従って全体のパイ的に多いブルーカラー系統の労働者が貧困化する事によって、デフレ化が構造的に進み安くなるって訳だな

日本もデフレ化が進んで行く中で、グローバリズムにどんどん突き進んで行き、国内は長期デフレ化、工場作業員や簡単な事務等は非正規雇用化され、格差がどんどん広がって行ったんだよ

こうした世の中の流れの中で、「年功序列」や「終身雇用」等の格差是正・生活安全保障の制度は失われて行ったんだな

『終身雇用』については、また次の機会に書こう

では今回の学校が教えない公民はこれまで!

また読んでくれよな?

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