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カクさんの写真日記
ストックフォトで写真販売、写真雑誌の掲載、デジカメ&大判カメラで里山と農村を撮る「なーんちゃって農村写真家」かなぁ(^^ゞ

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足尾銅山 その3

「足尾銅山 その2」 の続き・・・
 
渡良瀬地区の鉱山集落跡から間藤駅まで歩きます。
 
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渡良瀬川と足尾の山
この足尾の山、30年前までは銅山の猛毒で草木の生えない禿山でした
渡良瀬川も、猛毒が流れ込んで魚が住めない川でした
この「足尾銅山公害」に立ち向かったのが 田中正造 です
国会で足尾銅山公害を問題提起し、奮闘した人です
結果として、足尾銅山を廃坑にすることはできず、
田中正造の意思に反して、国が渡良瀬遊水地を作り強引に問題を解決して
足尾銅山公害に幕を下ろしました
最近では30年かけて、植林をし川の浄化に地域が人達が務め、
山に緑が戻り、川に魚が戻るまで回復しました
 
終着駅の間藤駅を通りすぎて、上ノ平社宅跡地に入ります。
 
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上ノ平社宅跡地
足尾銅山が栄えていた頃、高山で働く人達が住んだ社宅跡です
 
社宅跡を過ぎて、本山製錬所跡地に向かっていくと・・・
 
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間藤駅から本山製錬所まで伸びる引き込み線の踏切跡
道路左側に線路が残されています
 
引き込み線の踏切跡を越えると、「間藤水力発電所跡」が現れます。
 
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渡良瀬川の河原に残る 間藤水力発電所 の基礎
 
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道路沿いには、間藤水力発電所に水を送るための「水圧管」が残っています
 
さて、本山製錬所跡まで来ました。
この近くに そうざい屋 があるので、ここでお弁当を買い込みます。
買ったのが「ソースかつ丼」。
これが、ある意味カルチャーショックでしたよ。
 
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これが そうざい屋の ソースかつ丼
カツ3枚とタクアン3切れ・・・
それとご飯
これだけのお弁当
ソースたっぷりで、すごーく濃い味
でもしょっぱく無く、なんか懐かしい味がします
昭和40年代に、お婆ちゃんが作ってくれたソースカツを思い出しました
そんな味がする 懐かしい昭和の味 がしたソースカツ丼でした
ちなみに、これで500円です
 
お弁当が食べ終わり、いよいよ本山試練所跡の撮影に入ります。
 
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これが 本山製錬所跡 の工場と大煙突
この大煙突は足尾銅山のシンボルです
 
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本山製錬所に通じる引き込み線
腕式信号とレンガ作りのトンネルが残っています
 
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本山製錬所と大煙突
 
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本山製錬所とタンク
 
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大煙突と桜
 
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ド迫力の大煙突
 
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本山製錬所に通じる日本最古の道路鉄橋「古川橋」
 
本山製錬所跡を過ぎると・・・
 
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本山製錬所に電力を送る 旧変電所
 
かつての不毛の大地にも、新緑が訪れていました。
 
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旧変電所で見かけた新芽(新緑)
 
これが、今の足尾銅山跡と鉱山集落跡です。
旧変電所を撮り終え、今日の撮影は終了。
来た道を歩いて、足尾銅山観光まで戻ります。
銅山観光に止めた愛車に戻ったのが夕方4時。
本当に5時間半、10kmも撮影しながら歩いてしまった・・・
山男の自分、登山道なら10km歩いても平気なのに、アスファルトの道を10km歩くと足がおかしくなる・・・
やっぱり山道を歩くのがいいなぁ・・・

この記事に

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    いい廃墟、出してますねぇ・ナイスです
    この前、群馬に入る通過点として、足尾を通りました。木の上や、土手の上には猿の親子が歩いていたり。

    歴史的に、繁栄と衰退を経験した土地ですね。炭鉱の街だとか、そういうところと共通の切なさがあるように思います。
    いい写真を残してくれて、ありがとうございます。

    ruka

    2013/4/20(土) 午後 11:24

    返信する
  • 大作になりましたね(^^)
    読んでいて、歴史の勉強をしているようでした。
    どの画もストーリーを感じさせてくれますね。
    足尾は、ノスタルジックでもの淋しい感じがするんです。
    現在でも渡良瀬川が氾濫した太田市・足利市の県境付近の汚染された土地と
    そうでない土地の値段が違うと聞いたことがあります。

    R122足尾バイパスの完成前は、街中の狭い道路を行き来した記憶があります。
    足尾は山間だからなのか、桜が咲くのが遅いと認識してましたが
    やはり今年は早いのですね(@_@)
    そうそう、、街中に渋〜い、ホルモンの有名点があるんですよ〜。

    でん

    2013/4/21(日) 午前 2:16

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    いつもの書き方になってしまいますが,カクさんらしい捉え方です。
    昭和のにおいがたっぷりです。

    [ abesan11 ]

    2013/4/21(日) 午前 9:41

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    >国道120号から、青い?トタン屋根の宿舎を遠目に見たことしかありません

    nakabayashiさん、そのトタン屋根も一つだと思いますよ。

    >富国強兵殖産興業の時代にあって、“公害”の事実を告発し政府と戦った田中正造・・・・・
    >まさに今の日本が求めている政治家でもありますね。
    >権力や企業に安易に組みして私腹を肥やす“政治屋”が腐るほどいるこの時代に、
    >国民の命・財産・未来を守る本務をわきまえた、真の“政治家”が切望されます。

    まさにその通りですね。
    真の政治家を切望します。
    田中正造、今の時代に生きていれば・・・

    >足尾銅山の記録であると同時に、我々が学ぶべき歴史の真実をも暴いてくれています。

    それを撮りたくて、足尾を5時間半かけて歩き狙ってきました。
    銅山跡を撮る人居ますが(廃墟が好きな人達)、鉱山集落を撮る人はほんの一握り・・・
    それらを撮る事で自分なりに訴えることが出来れば本望です。
    でも歩かないと気が付かないモノに沢山出会えた旅でした。

    カクさん

    2013/4/21(日) 午前 10:04

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    あすかさん、10kmを撮りながら歩くのはキツカッタです。
    帰りの車の中、アクセルを踏む右足がつるし、ブレーキを踏む左足も悲鳴を上げてましたから(^^ゞ

    >色々 考える事もありますね。

    いろいろ考えさせられました。
    歩くことで、普段見逃しているモノを見て・撮って、感じて・・・
    繁栄の裏側の闇の世界・・・
    ここ足尾銅山は、今の状態をそのまま後世に残すのが一番いいと思います。
    光の当たる繁栄と、公害の闇の部分、両方を見ることが出来ます。
    そして役目が終わると見捨てられ廃墟となっていく・・・
    この理不尽な政策をここで見れますから・・・

    カクさん

    2013/4/21(日) 午前 10:12

    返信する
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    るかさんも、日光から群馬に抜けるのに足尾を使われているのですね。
    自分も自宅から日光に抜けていくのに、毎回足尾を経由していきます。
    高速を使ったって2時間半はかかる日光。
    足尾を抜ければ、高速料金がかからずに3時間半で抜けるので、貴重な抜け道として使っています。

    >歴史的に、繁栄と衰退を経験した土地ですね。

    繁栄のあと衰退をしてしまった足尾。
    今では足尾そのものを認識している人は皆無に近いでしょう。
    炭鉱の街もそうですね。
    自分、足尾の鉱山跡・鉱山集落跡を見ていたら、三十数年前の映画「幸せの黄色いハンカチ」の一場面が頭の中を過りましたよ。
    武田鉄也が運転するファミリアに高倉健と桃井かおりが乗り、鉱山住宅で帰りを待つ倍賞千恵子の元まで高倉健を送っていく・・・ あの場面。
    好きな映画でしたね。
    今でもDVDで見てますよ。

    >いい写真を残してくれて、ありがとうございます。

    今残さないと・・・
    そのような思い出撮ってきました。

    カクさん

    2013/4/21(日) 午前 10:22

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    でんさん、大作になりました。
    数百枚は撮ってきましたよ(^^ゞ

    >歴史の勉強をしているようでした。
    >どの画もストーリーを感じさせてくれますね。

    足尾を歩くだけで歴史を垣間見ることが出来ました。
    足尾は貴重な所です。
    ただ、「銅山観光」は入る気が無いのですが・・・
    あそこは2〜3回入れば十分ですね。
    銅山の事を知る事が出来ますが・・・
    でも、でんさんが言うようにノスタルジィが感じられませんから。

    >足尾は、ノスタルジックでもの淋しい感じがするんです。

    自分もそうです。
    だからこそ、丸一日歩いて撮ってきたようなものです。
    この日は自分のようなカメラマンは皆無でした。
    足尾銅山観光までバスで来た団体客、間藤駅までわたらせ渓谷鉄道を楽しんだ団体客は居ましたが・・・
    でも彼らは本当の足尾を見ていません。
    表面の「華やかさ」だけを満喫して帰って行ったのでしょう。
    足尾は、やっぱり闇の部分を見ることに価値がありますよ。
    ノスタルジックを感じ取れる「歩き」が足尾散策には一番です。
    足尾銅山跡・鉱山集落跡を歩くが一番!

    カクさん

    2013/4/21(日) 午前 10:42

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    >いつもの書き方になってしまいますが,カクさんらしい捉え方です。
    >昭和のにおいがたっぷりです。

    abesan11さん、自分らしい撮り方・・・
    そうかもしれませんね。
    公害問題の闇の部分を撮りたかった。
    繁栄のあと、必ず訪れる「忘れられて、衰退して風化していく・・・」を撮りたかった・・・
    今撮らないと・・・
    そんな考えが自分の足をここ足尾に向かわせたのですね。
    日本の繁栄を支えた足尾銅山。
    それと同時に公害問題という闇の部分も大きな影響を与えてきた足尾。
    足尾公害事件を田中正造が表面に引っ張り出し、その結果国が渡良瀬遊水地を作りました。
    足尾の猛毒を遊水地で沈殿させ、利根川流域を守ろうとしました。
    一つの村が強制退去させられて作ったのが渡良瀬遊水地。
    結局国は利益を最優先にし、渡良瀬川流域の住民の生活を踏みにじったのですよね。

    カクさん

    2013/4/21(日) 午前 10:53

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    この風景も出版社に持ち込むのでしょうか?

    社宅跡は,朽ちていきやすい雨樋いが健在なのは不思議です。
    本山精錬所跡となっていますが,今も操業していてもおかしくない風景です。
    トンネルや腕木式信号機が残っているのはわかりますが,踏切の警報機が残っているのは驚きです。知らない人がそこで車を減速するかもしれないので,交通事故防止に役立つと思ってそうしているかもしれません。

    [ abesan11 ]

    2013/4/21(日) 午前 11:39

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    abesan11さん、社宅跡は足尾の町が残そうとしている場所なので、手入れがされているのですよ。
    足尾の町はこの銅山跡などを残す事業?をしています。
    その一環がこの社宅なんでしょうね。
    本山精錬所跡は、今一部が工場として動いています。
    精錬はしていないでしょうが・・・
    なので、ここも残っているのですよね。
    踏み切りも残っているのは、町の意向なのかもしれません。
    たまに止まる車もいますよ(笑)

    カクさん

    2013/4/21(日) 午後 0:44

    返信する
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    なるほど。そうでしたか。こういう遺物は,残してもらいたいものです。
    群馬県と長野県との境にある小串鉱山跡のように,荒廃に任せるものも風情がありますが。

    [ abesan11 ]

    2013/4/21(日) 午後 0:51

    返信する
  • 渡良瀬川に人生を捧げた田中正造の分骨したお墓の一つが市内にあるんです。
    また「田中正造記念館」というNPOの施設もあります。
    理事の中学時代の社会科の先生が書籍も出版しています。

    でん

    2013/4/21(日) 午後 1:28

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    abesan11さん、足尾銅山は残してもらいたいですね。
    ここがあるから、今の日本があるのですから。
    そして闇の部分も伝えるために残してもらいたいです。
    小串鉱山跡は行ったことがないです。
    でも朽ち果てていくのも、味わいがあります。
    今度行ってみます。

    カクさん

    2013/4/21(日) 午後 1:56

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    でんさん、田中正造記念館は、ぜひ行ってみたいです。
    それと、お墓も訪れたいですね。

    カクさん

    2013/4/21(日) 午後 2:03

    返信する
  • 名前は聞いたことあったのですが。。
    何があるのかよく知らなくて(ノ∀`)アチャー
    なるほど〜歴史と迫力を感じますね

    チョイとピントが外れてますが・・・
    昔に見た「幸せの黄色いハンカチ」の映像を思い出しました!!

    ぴろりん

    2013/4/22(月) 午後 1:00

    返信する
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    ぴろりんさん、「名前を聞いたことがあるけど知らない・・・」が普通ですよ。
    それが足尾ですね。
    でも、それだからこの様な銅山跡・住宅跡が残るのかも知れません。
    足尾を撮っていて、自分も「幸せの黄色いハンカチ」を思い出してましたよ。

    カクさん

    2013/4/22(月) 午後 1:48

    返信する
  • カクさん、こんばんは。

    どの写真も昭和を感じられる1枚となっていますね。
    雰囲気ある街並みや建物、映画の舞台のような風景と撮影も力が入りますね〜!
    自分も行ってみたい景色です。
    一世代前の風景ですが、自分でもしんみり哀愁を感じます。
    この景色はこれからも残したいですよね。
    カクさんは鉄道模型で再現されるのかな?

    [ じゅん ]

    2013/4/23(火) 午後 7:03

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    >どの写真も昭和を感じられる1枚となっていますね。

    じゅんさん、そうなんですよね。
    江戸時代から足尾銅山が稼働し、明治・大正・昭和と活躍してきました。

    >一世代前の風景ですが、自分でもしんみり哀愁を感じます。

    そうですよね。
    自分が知っている足尾銅山も、もう廃墟となってましたから。
    その名残を撮るのも楽しいです。
    歩くから撮れた風景です。
    車では絶対見逃しますね。

    >カクさんは鉄道模型で再現されるのかな?

    考えてますよ(^^ゞ
    今の森林鉄道レイアウトの製作が終ったら、鉱山鉄道と鉱山廃線鉄道の二つを考えてます・・・
    この足尾銅山跡の引き込み線を見たら、やっぱり作らないと(笑)

    カクさん

    2013/4/23(火) 午後 8:46

    返信する
  • 顔アイコン

    歩いてみて、初めて気づくことがたくさんありましたね。わたしは毎年のように日光へ行くときに通過していますが、上ノ平社宅跡地や精錬所などを見たことはありませんでした。昭和が残っているところですね。ナイス!

    [ ]

    2013/4/26(金) 午前 7:33

    返信する
  • 顔アイコン

    照さん、足尾は歩かないと気がつかないモノばかりでした。
    上の平社宅跡は、歩いたからこそ撮れたようなものです。

    カクさん

    2013/4/26(金) 午後 3:25

    返信する

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