ここから本文です
カクさんの写真日記
FC2ブログに引っ越しました。 ⇒ https://kakusannoone.blog.fc2.com/

書庫全体表示

追記:盆休みにFC2ブログに引っ越しをしました。
   FC2ブログにおけるこの記事のアドレスは下記の通りです。


今日も埼玉の比企地域は蒸し暑いです。
また36℃まで上がるのかな・・・?
カメラ持って里山に出かけたいのだけど、熱中症が怖い・・・
ということで、自分が愛用する 大判カメラ の シノゴ で遊んでみました。
                  ↓
イメージ 1
言わずと知れた、自分が愛用するシノゴ
右がテクニカルビューのホースマン
左が組み立て暗箱のタチハラ
 
 
 
大判カメラは 生きた化石 というべきカメラですね。
フィルムカメラだし、フルマニュアルでまるっきりオート化されていない。
シャッターも機械式のレンズシャッター(一部では電子制御式もありますが、やはりマニュアル専用)。
カメラ本体は蛇腹式・・・
撮影するときは、単体露出計を使って各ポイントを測光し、その測光値をもとに頭の中で現像上がりをイメージしながらシャッタースピードと絞りを決めていく。
ピントも、ピントグラスを覗きながら合わせ、最終的にはルーペで決めていく。
そして構図を決める時、アングルを考えながらアオリ操作をしていく・・・
本当に 生きた化石 のカメラシステムです。
 
大判カメラの魅力は、何と言ったって画面の大きさです。
シノゴ(4×5)の画面(フィルムサイズ)サイズは、4インチ×5インチ(10cm×13cm)。
ゴノナナ(5×7)は、5インチ×7インチ。
バイテン(8×10)は、8インチ×10インチ。
フルサイズデジタル一眼レフ(2000万画素として)と比べ、シノゴは画面の面積が13倍あるから2億6千万画素相当になる計算。
ただ、フィルムとデジタルは根本が違うので比べてはいけないし、比べられませんが。
でも、大抵のデジタルユーザーは「何万画素ですか?」という質問をするので、こう答えています。
 
大判カメラのもう一つの魅力は、アオリ にあります。
レンズ・フィルムを 「 上下左右に移動したり、前後左右に傾ける 」 操作をします。
これが アオリ操作 です。
 
アオリ操作には、二種類の操作があります。
一つ目が、レンズ・フィルムの平行移動アオリ。
通称、ライズ(上方平行移動)、フォール(下方平行移動)、シフト(左右平行移動)と言われるアオリです。
二つ目が、レンズ・フィルムの回転アオリ。
通称、チルト(上下に傾けるアオリ)、スイング(左右に首を振るアオリ) と言われるアオリ。
これらのアオリを撮影目的・作品作りの表現に合わせ使っていきます。
一つのアオリで済む場合や、複数のアオリを組み合わせる必要がある時も・・・
 
アオリの効果にも、二種類あります。
一つ目が、ピントのコントロール。
デジタル・フィルム一眼レフやコンデジでピントのコントロールを行う場合、絞りによる「被写界深度」を利用してピントのコントロールをします。
絞りを開放にすれば、被写界深度が浅くなり、ピントが合う範囲が狭まります。
絞り込めば、被写界深度が深くなり、ピントが合う範囲が広がります。
大判カメラではアオリを使うことで、ピントのコントロールができます。
絞り解放でも全面にピントを合わせたり、絞り込んでも一部だけにピントを合わせたりすることが容易です。
被写界深度に頼らないピントコントロールができるのが大判カメラ。
二つ目が、被写体の形(歪み)のコントロール。
一眼レフでビルを見上げてとると、上がしぼんで小さく写りますね。
近くが大きく、遠くは小さく写る という当たり前の現象です。
でもアオリを使うと、このビルが垂直に立って写せるのです。
近くと遠くが同じ大きさで写せるのですよ。
逆に、極端に遠くを小さくする事もできます。
アオリの使い方によっては、被写体の形の歪みを補正したり、逆に歪みを誇張できるのが大判カメラです。
 
 
 
それでは、実際のアオリ操作を行ってみます。
 
 
まずは、平行移動アオリ(ライズ・フォール・シフト)についてです。
ライズ・フォール・シフトはレンズ・フォルム両方で出来ます。
ただ、効果はレンズ側とフィルム側は逆になります。
理由は簡単、レンズを上に平行移動(ライズ)すると言う事は、フィルムを下げる平行移動(フォール)をした と同じになるのですよね。
シフトもレンズ側とフィルム側が左右逆の効果になります。
横から見た場合見かけ上、レンズをライズした形の大判カメラは、フィルムをフォールした形と同じ。
だからレンズ側とフィルム側は逆の効果になります。
ただ、テクニカルビューや組み立て暗箱ではフィルム側はチルト・スイングアオリのみ という機種が多いです。
レンズ・フィルムの両方ですべてのアオリをするなら、モノレール式のビューカメラが必要となります。
ただし、あまりにも大きく重いのでスタジオ専用ととなってしまいますが。
 
イメージ 13
これがモノレールビューカメラ。
ホースマンL45と言う機種です。
自分が使っているホースマン45FAと同じメーカーの
モノレールビューカメラです。
(画像はネット上から拾ってきました)
 
アウトドアでは、やはりテクニカルビューか組み立て暗箱(ウッドビュー)が最適です。
 
さて、サンプルに選んだ被写体がコレ。
         ↓
イメージ 2
第一生命からもらったカレンダー
下から見上げる構図で狙ってみます
 
ライズ・フォールはこんな感じ。
         ↓ 
イメージ 5
アオリを行う前のタチハラ
レンズ光軸(青線)がフィルムのセンターを通ります
 
  イメージ 6
ライズアオリをした所
レンズ光軸(青線)が上に移動しました
(赤線がセンター)
  
イメージ 7
フォールアオリをした所
レンズ光軸(青線)が下に移動しました
(赤線がセンター)
 
シフトアオリはこんな感じ。
         ↓ 
イメージ 8
アオリを行う前のホースマン
レンズ光軸(青線)がフィルムのセンターを通ります
  
イメージ 9
 
イメージ 10
シフトアオリをした所
レンズ光軸(青線)が右・左に移動しました
(赤線がセンター)
 
テクニカルビューは ベッドダウン(レンズが乗っているレール部分を下に傾ける)ができるので、これにチルトアオリを組み合わせると フォールアオリ と同じ効果になるんですよ。
 
イメージ 11
アオリを行う前のホースマン
レンズ光軸(青線)がフィルムのセンターを通ります
 
イメージ 12
ベッドダウンとチルトアオリを兼用した結果の フォールアオリ
レンズ光軸(青線)が下に移動しました
(赤線がセンター)
 
実際にどのような効果があるかというと・・・
 
イメージ 3
アオリを使わず、カレンダーを見上げてみました
赤矢印(ピントグラスの格子線と比べて)で分かるように、
カレンダーの下の部分より上の部分が小さく写ります
これは一眼レフで撮った時と同じ
ちなみにレンズの絞りは解放・・・
 
   ホースマンのピントグラスに写っている実際の像を
デジカメで撮ったので画質は最悪ですが・・・
 
 
イメージ 4
ライズアオリを使って、カレンダーを見上げてみました
赤矢印(ピントグラスの格子線と比べて)で分かるように、
カレンダーの下の部分と上の部分が同じ大きさで写ります
この効果を利用すると、垂直に立っているビルを垂直のまま撮れます
ライズは見上げた時、フォールは見下ろした時、シフトは左右を見た時に有効
アオリ効果を逆手にとって逆アオリを使うと、
歪みが誇張され面白いモノが撮れます
 
 
 
「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その2 」 、
「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その3 」 も読んでね。
                    ↓




追記:シノゴ(大判カメラ)での測光方法(露出の決め方)は、このブログを見てね。
   スポット測光による露出の決め方(測光方法)のブログと、
   スポット測光で撮影したポジフィルムの現像結果のブログです。
   実際の撮影によるアオリ効果も確認できますよ。
                     ↓
   測光方法のブログ : http://blogs.yahoo.co.jp/kakusan_no1/13953051.html
   現像上がりのブログ : http://blogs.yahoo.co.jp/kakusan_no1/13989990.html

カクさん
カクさん
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(27)
  • はるか
  • Toshi
  • さやか姫
  • アカシバ
  • 佐世保のあすか
  • YOSHIKI
友だち一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新の画像つき記事一覧

検索 検索

ブログバナー

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事