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追記:盆休みにFC2ブログに引っ越しをしました。
FC2ブログにおけるこの記事のアドレスは下記の通りです。
↓
「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その2 」 の続き。
最後に回転アオリの スイングアオリ を見てみます。
サンプルに選んだ被写体がコレ。
↓
自分が製作した鉄道模型レイアウト
スイングアオリはこんな感じ。
アオリ操作をする前のホースマン
レンズの光軸がフィルムのセンターを通ります
これが、レンズのスイングアオリ
レンズを右・左に向けて首を振るアオリです
レンズのスイングを使うと、レンズの光軸がフィルムのセンターから外れ
なおかつ、光軸がフィルムに対して斜めに入っていきます
アオリ操作をする前のタチハラ
レンズの光軸がフィルムのセンターを通ります
これが、フィルムのスイングアオリ
フィルムを右・左に向けて首を振るアオリです
フィルムのスイングを使うと、レンズの光軸がフィルムのセンターを通りますが
光軸がフィルムに対して斜めに入っていきます
レンズとフィルムのスイングアオリ、アオリ効果はほぼ同じ。
違うところは、被写体の歪み(形)の変化。
レンズでのスイングアオリは被写体の歪み(形)はコントロールできませんが、フィルムでのスイングアオリは被写体の歪み(形)のコントロールができます。
実際にどのような効果があるかというと・・・
アオリを使わず、レイアウトを見下ろしてみました
レンズの絞りは解放で、この状態だと赤線の横方向にしかピントが合いません
デジタル一眼レフと同じ写り方です
※ ホースマンのピントグラスに写っている実際の像を
デジカメで撮ったので画質は最悪ですが・・・
レンズを左に(首を)振ったスイングアオリで、ピントを合わせてみました
レンズの絞りは解放ですが、このアオリでは赤線の斜め方向にピントが合います
スイングアオリは、例えば左手前から右奥に伸びる街並みなどを撮るときに使ったりしますね。
スイングアオリを使った結果、左手前にピントが合い左奥はピンボケ、そして右奥にピントが合い右手前はピンボケになります。
この効果を利用すると、うるさい部分のピントをぼかす なんていう使い方も有りかな。
これが、 大判カメラ の アオリ の全てです。
結構面白いでしょ。
大判カメラの魅力の一つ、アオリを実感して頂けましたか?
ただ、このアオリは大判カメラ全般(アオリができない大判カメラも少々ありますが)と、富士フィルムで販売されていた中判(6×8判)一眼レフでしか使えない機能です。
デジタル一眼レフでは、一般的には使えません。
お金が有り余っている方なら、デジタル一眼でもアオリができますが・・・
例えば、キャノンから出ている「TS−Eレンズ 17mm、24mm、45mm、90mm」がアオリレンズです。
キャノンのHP(TS−Eレンズカタログ) : http://cweb.canon.jp/ef/lineup/ts-e-extender.html
TSというネーミング通り、チルト(T)とシフト(S)のみしか使えません。
カメラを横位置に構えて、チルト・シフトアオリが使えます。
縦位置に構えると、スイング・ライズ・フォールアオリとなります。
あと、キャノンとニコンの一眼レフを使っている方なら、ホースマンから「ホースマンVCCプロ」や、「ホースマンLD」という、大判カメラをベースにした デジタル一眼レフ専用アオリアタッチメント が販売されています。
これらは全てのアオリ操作が可能です。
なにせ大判カメラメーカーが出しているのですからね。
価格は15万円から20万円程度、ただし本体のみ。
このほかに、レンズ、レンズボード、マウントを買い込む必要があります。
いいレンズを1本買ったら40万円あっても足りません。
ホースマン以外の大判カメラメーカーからも、同様なデジタル一眼レフ専用アオリアタッチメント販売されています。
興味があれば、ネットで検索してみて・・・
これが、暇つぶしの大判カメラ遊び(ついでにアオリのレクチャー)でした(笑)
「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その1 」 、
「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その2 」 も読んでね。
↓
追記:シノゴ(大判カメラ)での測光方法(露出の決め方)は、このブログを見てね。
スポット測光による露出の決め方(測光方法)のブログと、
スポット測光で撮影したポジフィルムの現像結果のブログです。
実際の撮影によるアオリ効果も確認できますよ。
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2013年07月15日
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追記:盆休みにFC2ブログに引っ越しをしました。
FC2ブログにおけるこの記事のアドレスは下記の通りです。
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「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その1 」 の続き。
次は回転アオリの チルトアオリ を見てみます。
サンプルに選んだ被写体がコレ。
↓
自分が製作した鉄道模型レイアウト
チルトアオリはこんな感じ。
アオリ操作をする前のホースマン
レンズの光軸がフィルムのセンターを通ります
これが、レンズのチルトアオリ
レンズを下・上に向けて傾けるアオリです
レンズのチルトを使うと、レンズの光軸がフィルムのセンターから外れ
なおかつ、光軸がフィルムに対して斜めに入っていきます
これが、フィルムのチルトアオリ
フィルムを下・上に向けて傾けるアオリです
フィルムのチルトを使うと、レンズの光軸がフィルムのセンターを通りますが
光軸がフィルムに対して斜めに入っていきます
ベッドダウンを使っても、レンズのチルトアオリと同じ効果があります
レンズとフィルムのチルトアオリ、アオリ効果はほぼ同じ。
違うところは、被写体の歪み(形)の変化。
レンズでのチルトアオリは被写体の歪み(形)はコントロールできませんが、フィルムでのチルトアオリは被写体の歪み(形)のコントロールができます。
実際にどのような効果があるかというと・・・
アオリを使わず、レイアウトを見下ろしてみました
レンズの絞りは解放で、この状態だと赤矢印の範囲にしかピントが合いません
一眼レフと同じ写り方です
※ ホースマンのピントグラスに写っている実際の像を
デジカメで撮ったので画質は最悪ですが・・・
レンズを下に傾けたチルトアオリで、画面全体にピントを合わせてみました
レンズの絞りは解放ですが、画面全体に(赤矢印)ピントが合ってきます
レンズを上に傾けたチルトアオリにすると・・・
レンズの絞りは解放ですが、画面のごく一部にしか(赤矢印)ピントが合いません
これが「逆アオリ」という技法です
「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その3 」 、
「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その1 」も読んでね。
↓
追記:シノゴ(大判カメラ)での測光方法(露出の決め方)は、このブログを見てね。
スポット測光による露出の決め方(測光方法)のブログと、
スポット測光で撮影したポジフィルムの現像結果のブログです。
実際の撮影によるアオリ効果も確認できますよ。
↓
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追記:盆休みにFC2ブログに引っ越しをしました。
FC2ブログにおけるこの記事のアドレスは下記の通りです。
↓
今日も埼玉の比企地域は蒸し暑いです。
また36℃まで上がるのかな・・・?
カメラ持って里山に出かけたいのだけど、熱中症が怖い・・・
ということで、自分が愛用する 大判カメラ の シノゴ で遊んでみました。
↓
言わずと知れた、自分が愛用するシノゴ
右がテクニカルビューのホースマン
左が組み立て暗箱のタチハラ
大判カメラは 生きた化石 というべきカメラですね。
フィルムカメラだし、フルマニュアルでまるっきりオート化されていない。
シャッターも機械式のレンズシャッター(一部では電子制御式もありますが、やはりマニュアル専用)。
カメラ本体は蛇腹式・・・
撮影するときは、単体露出計を使って各ポイントを測光し、その測光値をもとに頭の中で現像上がりをイメージしながらシャッタースピードと絞りを決めていく。
ピントも、ピントグラスを覗きながら合わせ、最終的にはルーペで決めていく。
そして構図を決める時、アングルを考えながらアオリ操作をしていく・・・
本当に 生きた化石 のカメラシステムです。
大判カメラの魅力は、何と言ったって画面の大きさです。
シノゴ(4×5)の画面(フィルムサイズ)サイズは、4インチ×5インチ(10cm×13cm)。
ゴノナナ(5×7)は、5インチ×7インチ。
バイテン(8×10)は、8インチ×10インチ。
フルサイズデジタル一眼レフ(2000万画素として)と比べ、シノゴは画面の面積が13倍あるから2億6千万画素相当になる計算。
ただ、フィルムとデジタルは根本が違うので比べてはいけないし、比べられませんが。
でも、大抵のデジタルユーザーは「何万画素ですか?」という質問をするので、こう答えています。
大判カメラのもう一つの魅力は、アオリ にあります。
レンズ・フィルムを 「 上下左右に移動したり、前後左右に傾ける 」 操作をします。
これが アオリ操作 です。
アオリ操作には、二種類の操作があります。
一つ目が、レンズ・フィルムの平行移動アオリ。
通称、ライズ(上方平行移動)、フォール(下方平行移動)、シフト(左右平行移動)と言われるアオリです。
二つ目が、レンズ・フィルムの回転アオリ。
通称、チルト(上下に傾けるアオリ)、スイング(左右に首を振るアオリ) と言われるアオリ。
これらのアオリを撮影目的・作品作りの表現に合わせ使っていきます。
一つのアオリで済む場合や、複数のアオリを組み合わせる必要がある時も・・・
アオリの効果にも、二種類あります。
一つ目が、ピントのコントロール。
デジタル・フィルム一眼レフやコンデジでピントのコントロールを行う場合、絞りによる「被写界深度」を利用してピントのコントロールをします。
絞りを開放にすれば、被写界深度が浅くなり、ピントが合う範囲が狭まります。
絞り込めば、被写界深度が深くなり、ピントが合う範囲が広がります。
大判カメラではアオリを使うことで、ピントのコントロールができます。
絞り解放でも全面にピントを合わせたり、絞り込んでも一部だけにピントを合わせたりすることが容易です。
被写界深度に頼らないピントコントロールができるのが大判カメラ。
二つ目が、被写体の形(歪み)のコントロール。
一眼レフでビルを見上げてとると、上がしぼんで小さく写りますね。
近くが大きく、遠くは小さく写る という当たり前の現象です。
でもアオリを使うと、このビルが垂直に立って写せるのです。
近くと遠くが同じ大きさで写せるのですよ。
逆に、極端に遠くを小さくする事もできます。
アオリの使い方によっては、被写体の形の歪みを補正したり、逆に歪みを誇張できるのが大判カメラです。
それでは、実際のアオリ操作を行ってみます。
まずは、平行移動アオリ(ライズ・フォール・シフト)についてです。
ライズ・フォール・シフトはレンズ・フォルム両方で出来ます。
ただ、効果はレンズ側とフィルム側は逆になります。
理由は簡単、レンズを上に平行移動(ライズ)すると言う事は、フィルムを下げる平行移動(フォール)をした と同じになるのですよね。
シフトもレンズ側とフィルム側が左右逆の効果になります。
横から見た場合見かけ上、レンズをライズした形の大判カメラは、フィルムをフォールした形と同じ。
だからレンズ側とフィルム側は逆の効果になります。
ただ、テクニカルビューや組み立て暗箱ではフィルム側はチルト・スイングアオリのみ という機種が多いです。
レンズ・フィルムの両方ですべてのアオリをするなら、モノレール式のビューカメラが必要となります。
ただし、あまりにも大きく重いのでスタジオ専用ととなってしまいますが。
これがモノレールビューカメラ。
ホースマンL45と言う機種です。
自分が使っているホースマン45FAと同じメーカーの
モノレールビューカメラです。
(画像はネット上から拾ってきました) アウトドアでは、やはりテクニカルビューか組み立て暗箱(ウッドビュー)が最適です。
さて、サンプルに選んだ被写体がコレ。
↓
第一生命からもらったカレンダー
下から見上げる構図で狙ってみます
ライズ・フォールはこんな感じ。
↓
アオリを行う前のタチハラ
レンズ光軸(青線)がフィルムのセンターを通ります
ライズアオリをした所
レンズ光軸(青線)が上に移動しました
(赤線がセンター)
フォールアオリをした所
レンズ光軸(青線)が下に移動しました
(赤線がセンター)
シフトアオリはこんな感じ。
↓
アオリを行う前のホースマン
レンズ光軸(青線)がフィルムのセンターを通ります
シフトアオリをした所
レンズ光軸(青線)が右・左に移動しました
(赤線がセンター)
テクニカルビューは ベッドダウン(レンズが乗っているレール部分を下に傾ける)ができるので、これにチルトアオリを組み合わせると フォールアオリ と同じ効果になるんですよ。
アオリを行う前のホースマン
レンズ光軸(青線)がフィルムのセンターを通ります
ベッドダウンとチルトアオリを兼用した結果の フォールアオリ
レンズ光軸(青線)が下に移動しました
(赤線がセンター)
実際にどのような効果があるかというと・・・
アオリを使わず、カレンダーを見上げてみました
赤矢印(ピントグラスの格子線と比べて)で分かるように、
カレンダーの下の部分より上の部分が小さく写ります
これは一眼レフで撮った時と同じ
ちなみにレンズの絞りは解放・・・
※ ホースマンのピントグラスに写っている実際の像を
デジカメで撮ったので画質は最悪ですが・・・
ライズアオリを使って、カレンダーを見上げてみました
赤矢印(ピントグラスの格子線と比べて)で分かるように、
カレンダーの下の部分と上の部分が同じ大きさで写ります
この効果を利用すると、垂直に立っているビルを垂直のまま撮れます
ライズは見上げた時、フォールは見下ろした時、シフトは左右を見た時に有効
アオリ効果を逆手にとって逆アオリを使うと、
歪みが誇張され面白いモノが撮れます
「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その2 」 、
「 大判カメラ(シノゴ)のアオリ操作 その3 」 も読んでね。
↓
追記:シノゴ(大判カメラ)での測光方法(露出の決め方)は、このブログを見てね。
スポット測光による露出の決め方(測光方法)のブログと、
スポット測光で撮影したポジフィルムの現像結果のブログです。
実際の撮影によるアオリ効果も確認できますよ。
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