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6月17日(土)
15時から、初台の新国立劇場で、《こうもり》。今回は、ブログ仲間のらびさん、マルさんとともに鑑賞。くわしい内容は、さきほどマルさんのページをのぞいたら、このうえなくうまくまとめられていたので、とくに書くこともないのだが・・・。
http://blogs.yahoo.co.jp/martinabbado/36462490.html
私の感想も、マルさんやらびさんとほぼおなじ。なんといっても、オーケストラ全体に繊細さの欠けていたのが残念。この作品ではとくに、弦や管の音色によって一瞬のはかなさを表現し、高貴なる没落といった精神を示すことがもとめられているとおもう。だが、アメリカで勉強した楽団員が多いのだろうか、なかなかむずかしかったようだ。さらにいえば、悲しい出来事を笑い飛ばすにしても、単にエネルギーで押し切るのではなくて、ひらりと身をかわすような洒脱さや軽妙さが必要なのだけれど、それもいまひとつだったような気がする。
字幕にかんしても、もう一工夫要るだろう。《こうもり》には、ご存知のように、随所に「笑いのしかけ」がちりばめられている。今回の公演では、歌手がそうした台詞をいうまえに、日本語の字幕が出てしまっていた。聴衆が爆笑したあとで、歌手はその台詞をいわなければならない。演じるほうは、やりにくいのではないだろうか。ドイツ語と日本語では言葉の構造がちがうから、簡単に改善できないかもしれないけれど、ぜひ一考してほしい問題。
ほかにも問題がなくはなかったが、オペラ(オペレッタ)の公演は、主役がしっかり歌えば、だいたい成功する。たぶん。その点、ブレンデルは磐石だったし、イメージが変ってしまうようなドタバタまで披露してくれた。しかも、公演終了後、らびさんが絶賛していたように、オルロフスキイ役のツィトコーワがなんとも魅力的な歌唱を聴かせてくれたので、この日の公演は満足できるものとなった。
全体的に水準のたかい公演で、約10年ぶりに日本でオペラを聴いた私(外来公演はのぞく)は、とても興奮した。「これだけのことができるようになったか」という感慨と、「やっぱり、東京はいいなあ」という羨望(この日、聴こうとおもえば、メトロポリタン歌劇場の《ドン・ジョヴァンニ》にもいけた)が入り混じって、いつもより興奮してしまったかもしれない。そんなわけで、つづくオフ会では、シャンパンならぬスパークリング・ワインを飲んだのでした。
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現場にいた3人の中で、カロやんが一番うっとりしてましたな。やっぱり久々のオペラはよいものざんしょ?オイラも新国立でこれだけのものが聴けるとはちょっと意外。難を言えば尽きませんが、お値段の元を取れる内容かと思われ。
2006/6/19(月) 午前 8:18
やっぱりそう(笑)? 「オペラの感想」という書庫を見て自分でも驚いたんだけど、約1年ぶりのオペラだもんね。やっぱりよいものざんすよ、オペラは。値段も、安くはないにしても、リーズナブルだし、大満足でした。
2006/6/19(月) 午前 11:12
こうもりは、序曲からワクワクするのでとっても大好きです。東京って、やはり羨ましいらしいですね。これだけ集まると、選ぶのに大変といえば大変なのですが、それは贅沢な悩みというものでしょうか。僕は、この日は東京文化のメトの方におりました♪
2006/6/20(火) 午前 0:29 [ nakkun ]
東京から関西に移るとき、大阪にも有名オーケストラはあるし、海外の歌劇場もくるとおもっていましたが、やはり、数がすくないですね。東京でしか開催されないものも多いし。メトはいかがでしたか? 私はオーケストラに少々不安を感じたのと、レヴァインが降りたので、今回は見送りましたけど、そうはいっても、余裕があれば、いっていたでしょうね。う〜ん、うらやましい。
2006/6/20(火) 午前 1:38
ウケた後で、おもしろいことを言わなければならない歌手、やりにくかっただろうね!
2006/6/21(水) 午後 2:12
映画が大好きな友人が大阪に移ったあと、やっぱり東京の方がいろいろ見られてよい、と言ってました。音楽も映画も同じなのかも。東京に集まりすぎなんですね。メトは、お察しの通り、オケが、悪くは無いのですがちょっと欲求不満。というより、アンドリュー・デイヴィスのメトでモーツァルト。歌い手さんは上手い人揃いで楽しめました♪ただ、5万・・・。
2006/6/22(木) 午前 1:01 [ nakkun ]
>ふじさん、昨日もある方(ウィーン在住歴 7年の歌手)とこの話をしていたのですが、やはり、演じにくいものらしいです。割り切ってやっているうちに気にならなくなる人もいるだろうといわれましたけど、訳出や、字幕を出すタイミングにいたるまで、もうすこし神経をつかってほしいものです。
2006/6/22(木) 午後 3:56
> nakkun_xiaren さん、そう、東京にあつまりすぎですね・・・。まあ、人口がちがいますから、仕方ないといわれれば、それまでですけど。メトはそうでしたか。実は、何回もオークションをのぞいたりしていたのですが、適当な出品がなかったので、やめました。
2006/6/22(木) 午後 4:00
普段お酒を飲まない私も偶然この日スパークリングワインを飲んでいました。銘柄も同じだったりして。「こうもり」は一度だけ見たことがあります。楽しくていいですよねー。
2006/6/22(木) 午後 8:12 [ bwv**4mp ]
たしか、イタリアのものでした < スパークリング・ワイン。《こうもり》は魅力的ですよね。ただ、ああいう作品だけに、ニュアンスを出しながら演奏するのはむずかしいんだろうなあとおもいました。
2006/6/22(木) 午後 9:59
irigomiでございます。昨日、「こうもり」見てまいりました。面白かったです。ご紹介いただき本当に感謝しております。TBさせていただきました。
2006/6/24(土) 午前 6:23
>イリゴミさん、トラックバックありがとうございます。さっそく記事を拝見しにうかがいます。
2006/6/24(土) 午後 0:51
>*** さん、そういう銘柄があるのですか。覚えておいて、今度お店にいったら訊いてみようかな(って、嫌な客かも・・・笑)
2006/6/24(土) 午後 1:06