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吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者

日記

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バーンハウスより出版
グレード3 演奏時間 約5分30秒


 吹奏楽の定番曲として広く知られている名曲の1つがスウェアリンジェンの「センチュリア序曲」です。とはいいながらも日本で演奏される機会は少なくなってきている曲かもしれません。2月に高等学校との合同練習で取り組む曲ということで本日、初見合奏をしました。
 「Centuria Overture」は、出版社バーンハウスの創立100年を祝って作られた曲です。序奏と終結部を持つ3部形式の作品です。「センチュリア」は、ラテン語で「100年」や「世紀」を表す言葉です。序奏は5小節の短い音楽ですが、ティンパニーのロールに導かれ金管楽器の華やかなファンファーレに始まります。まさに100周年を祝う音楽にふさわしい幕開けです。その後、木管楽器も加わり4分の2拍子の速い主題に入ります。この冒頭のファンファーレの部分は私自身、高校時代の体育祭の開会式で演奏してました。高校で部活に入ってから最初にやった曲ということになります。テンポが上がってからは「エネルギーを伴って」と曲想の指示がある主題に入ります。14小節のリズミカルなイントロは、シンプルながらもワクワクさせる構成になっており、まさにスウェアリンジェンらしい親しみやすさを感じます。木管やシロフォンからなる第1主題は、耳に残る素晴らしい旋律です。生徒たちも頭に「何回も流れてくる」と言っていました。
 第2主題は3拍子を加えた変化が面白い部分です。エネルギッシュなフェルマータを経て、第1主題に戻ります。中間部は3拍子の美しいメロディーが印象的です。特にホルン奏者ならぜひ一度、演奏したくなるのではないでしょうか。
 その後は打楽器のブリッジを経て再び主部に戻ります。コーダでは軽快なメロディーが倍の長さの音符に変化して雄大なクライマックスを迎えます。中学生の頃からCDでよく聞いた曲ですが、どうしてもメロディーの上行する音の並びがバーンズの「アルヴァマー序曲」を重なってしまいます…。


 今年は秋から初見合奏に度々チャレンジしてきましたが、その成果が少し出てきたように実感しました。今日の初見合奏は、思ったより曲に聴こえてきたのです。生徒たちの頑張りとスウェアリンジェン作品の持つ教育的な配慮を感じた日となりました。
 無理なく中学生が演奏できて、聴きごたえもあって、音楽的な形式もしっかりしている作品・・・。
作曲に関わるものとして、こういう作品をかけるようになりたいと併せて思う今日この頃でした!

個人的にオススメしたいCDはこちら
バンド・クラシックス・ライブラリー2「アルヴァマー」/広島ウインドオーケストラ
https://www.brain-shop.net/shop/g/gBOCD-7463/


また、戸田顕先生編曲の金管バンドバージョン(ティーダ出版)もオススメです。
http://www.teeda-japan.com/teeda_publishing/TBB009.mp3

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 日本で唯一の文部科学省認定社会通信教育の音楽講座をご存知でしょうか。
公益財団法人日本音楽教育文化振興会が実施している通信講座になります。この団体は「日本管楽合奏コンテスト」を主催している団体でもあります。講座は以下の4種類あります。

「音楽通論」
「作曲法」
「ソルフェージュ」
「和声法」

 どのコースも大変興味深いものです。ひとまず申込書とパンフレットの取り寄せをしました。もちろん仕事がありますが、音楽の勉強をしたいので申し込もうと思っています。もちろん「作曲法」です。吹奏楽関係者や職場の音楽の先生に言ったら、「今さら作曲法?」というふうに言われてしまいましたが、私は作編曲については「独学」なので作曲の「いろは」は知っておきたいという思いがあります。

 私は「指揮者」「作編曲者」として音楽活動をしていますが、音楽大学を出たわけでもないので完全な「独学」です。どこにも属していないからこそ、しがらみもなく叩き上げでやってきました。強がって虚勢を張っていたこともありましたが、やはりちゃんとした人に習う必要性を強く感じました。
 2017年の吹奏楽ゼミナールにおいて指揮法入門編で今西先生のレッスンを受けたときに指揮法の「いろは」を教わって良かったと実感しました。しかるべき人に初歩的な基礎を教わることは絶対に大切なことです。
 なお受講期間6ヶ月間にすべての課題提出を終了すると、修了証が発行されるそうです。生涯学習インストラクターの資格制度の申請を受けることができるとのこと。
(「生涯学習2級インストラクター 」(財)社会通信教育協会認定資格)


公益財団法人
日本音楽教育文化振興会(Japan Musical Education and Culture Promotion Society)
社会人のための音楽通信講座
https://www.jmecps.or.jp/soical1.php

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 ※サムネイルはアレンジ作業中の画像です。

 ちゃんと数えてはいませんが、昨年は20曲くらい作編曲しました。ある吹奏楽の作編曲家は、年間で100曲書いていると言っていました。教職の傍らで作編曲活動をしているので、数では到底敵いませんが少しずつ作編曲活動の幅も広がっています。

 作曲と編曲の両方に取り組んでいますが、今年は編曲に力を入れようと思います。ありがたいことに私のオリジナル作品を演奏してくれたり、作曲の依頼をしてくれたりする方々もいます。ただスクールバンドの現場としてはお客さん向けのコンサートのための作品が多く求められているのが現状です。
 近年は小編成バンドも急増しており、市販の吹奏楽アレンジをそのまま演奏することができない状況もあちこちで聞かれます。先月の吹奏楽ゼミナールで知り合った先生たちのバンドの人数も本校と大して変わりありませんでした。そんな中で台頭してきたのが「フレックス」「フレキシブル」です。私も何度か取り上げたことがありますが、ある種の難しさを感じています。なぜなら、演奏は可能かもしれないが、そのオーケストレーションが必ずしも良いものではないからです。アンサンブルコンテストでもしっかりと考えられた管楽重奏とフレキシブルアンサンブルでは質が違います。乱暴な言い方をすれば「ごちゃまぜアンサンブル」なのです。「フレックス」が悪いとは思いませんが、演奏する以上は楽譜を読み込み、各楽器の特性を十分に理解して演奏する必要があると思います。ある作曲家は、「依頼されたことはあるけど、良いものが作れないから断っている」とおっしゃっていました。「すべてが魔法のように素晴らしく演奏できる」というものはないわけです。ただ現場のニーズとしては、フレックスはますます求められるでしょう。アレンジャーとバンドディレクター勉強は必要になってきますね。

 私のところにも編曲の依頼がくることがあります。また、自校の演奏会のために数曲書いています。その時に大事にしていることは「演奏者の顔を思い浮かべること」です。中学生向けのアレンジを書くことが多いので無理な音域や技法、パッセージを使わないこと、演奏しやすい調性を心がけています。
 ただ「調性」については難しい問題がはらんできます。安易な移調は原曲の良さを損なうからです。とりわけ吹奏楽は♯が多い調を嫌いますから、その兼ね合いが難しいところです。また調によって主役となってくる楽器も変わってきます。「その楽器が良く鳴る音域」や「構造上、演奏しにくい音域」というものがあるからです。何かを立てると、何かが立たず・・・といったところでしょうかね。JBAの杉本先生(カーニバルのマーチ作曲者)がおっしゃるところの「テクスチュア(肌ざわり)」や「マスキング」をどう考えて、求めていくのかが我々アレンジャーに求められます。

 私も原曲の要素、オリジナリティー、楽器の特性、現場のニーズを「コーディネート」したうえで編曲に取り掛かろうと思います。すでに年末に委嘱されていた某ドラマの挿入歌のアレンジを先日終えました。次は学校行事で使えるJ-POPのアレンジに移ろうと思っています。もちろん編曲に際しては、その使用領域を著作権者にお伝えして許諾をとっています。

課題曲2019

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 3学期が始まりました、と当時に2019年度の課題曲の参考音源の一部が公開されました。
課題曲気任蓮△馴染みの「あんたがたどこさ」の旋律が流れるわけですが、作曲者が「じゅげむ」に影響を受けているのがよく分かる作品です。課題曲兇蓮△い錣罎襦峅歛蟠覆離沺璽繊廚箸いΥ兇犬覆里納茲蠑紊欧襯丱鵐匹多くなりそうな予感です。課題曲靴蓮△修Δい辰拭峅歛蟠覆離沺璽繊廚箸楼磴ε租的な形式を意識しています。課題曲犬蓮拍子がこれまた他のマーチとは違います。マーチ選びでは好みが分かれそうでもあります。

 いつも通りスコア集、CD、DVDを注文します。吹奏楽ファンとしては早く届いてほしいですね。

課題曲2019
http://www.ajba.or.jp/kadaikyoku.htm

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 「中学校吹奏楽アカデミー」を本日、開講しました。たいそうなネーミングですが、本日から2019年の吹奏楽部の練習が始まりました。
 生徒には事前に予告しておきましたが、吹奏楽や音楽理論の知識のお勉強と楽器の基礎技術を改めて学び、理論と実技をそれぞれテストするというものです。本番が少ない時期なので以前から基礎美術は1人ずつ見ていました。去年からは楽典の勉強をして、簡単なテストを部活動の中で行いました。それらを何となくやるのではなく、しっかりと形にして「中学校吹奏楽アカデミー」として取り組み始めました。

 まずは、1時間くらいの講義を行いました。吹奏楽の歴史、音楽用語、ドイツ音名や移調楽器、名曲と作曲家名、各練習のポイントなどを改めて整理しました。内容としては拙著の「KMDメソッド」の復習になります。休憩を挟んでから素晴らしい演奏を何本か鑑賞しました。

 来週には、15点の小テストを行います。1年生が8点以上、2年生が12点以上で合格というふうにしています。また来週からは実技テストも行います。管楽器はロングトーン、打楽器は基礎打ち、金管楽器はリップスラー、木管楽器と打楽器はスケール練習を見ます。理論、筆記いずれもクリアした生徒には学年の難易度にあわせて「修了証書」が与えられます。

 12月のクリスマスミニコンサートでは、「管カラ」を行いソロとして表現する場面を設定しました。1月は個人の技量と知識が試される「中学校吹奏楽アカデミー」を開催することで1つの良い意味でのプレッシャーになるでしょう。

 まだ運用を始めたばかりですが、この取り組み興味のある指導者の方がいらっしゃいましたら資料を差し上げますのでご連絡ください。


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