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『まずい』と評判のラーメンを食べに行きました。研究者・先輩方ともに、口を合わせて『まずい』と評価しています。
研究室メンバー4人で行きました。仲間と外食をすることは、気分的によいことです。しかし、今回は別格。店に到着する前、異様な緊張感がメンバー間に漂っていました。生まれてはじめての経験でした。まずいと知っていながら、外食するのは。
店に入ってみての最初の印象は、「どこかなつかしい雰囲気をかもし出しているな。」でした。ただ、カウンターの椅子に腰掛けていると、テーブルのベトベト感、空気のかび臭さを感じずにはいられませんでした。この環境下で作られるラーメンは、食べて大丈夫なのかという疑問が生じてきました。
注文をとるとき、メンバーの一人が「おススメは?」と聞きました。そしたら、そこの亭主はすごいテンションで、「最近の若い人はいつもそう聞くんだけどさ〜。ここにあるの全部おすすめなんだよ。なんか、自分の意見はないかな?昼に油っぽいもの食べたから、夕食のラーメンはさっぱりとか・・・・(以下省略)」あまりの亭主の熱弁ぶりにも嫌気がさし、「なんでもいいから何か頼んでしまえよ。」と思ってしまいました。友達が、「じゃあ、ねぎみそラーメンで。」と答えると、亭主は、『それでいいんだよ!』とまたハイテンション。いつ笑い出せばよいのか分かりませんでした。
一人の先輩もM1の私たちについてきました。どうやら、私たちのリアクションを見たかったらしいです。その先輩は、ラーメンのまずさを熟知していたので、「今日は、おなかいっぱいなので、このまま座らせてください。」と回避、、、する予定でしたが、亭主に「ここに座ったからには何でもいいから一品注文してください。」と一押しされてしまいました。泣く泣く餃子を頼んでいました。
もう一人のメンバーは、つけめんを注文しました。このつけめんは少し分けありでした。なんと、「他のお客様の注文状況によっては、つけめんをお出しできません。」という、店のルールがあります。相当、時間がかかり、手の込んだ一品と言えます。
そして、いざ試食。いつも騒がしく食事をするメンバーたちですが、今日は沈黙を保ち続けました。一人ひとりが想い想いに食事する。私が食べたのは、ねぎみそラーメン。やはり、まずかった。論理的思考過程はまず、全体を見渡すところから始まる。ラーメン全体を見渡したとき、特においしさをそそる要素は見当たりませんでした。そして、初めて出会ったラーメンを食べるときの一番重要な局面。レンゲですくったスープの最初の一口。はじめて出会う味を堪能できる。この楽しみこそ、ラーメンの醍醐味。しかし、今日出会ったねぎみそらーめんからは悪い印象しか感じられませんでした。全く、みその味がしません。あれは、ただのラー油の味です。
そして、ラーメンの味の決め手となるのは、具材とスープとの調和。例えば、チャーシューは、とろとろとしていて、その中にまでスープがしみこんでいるのがよい。しかし、今日のねぎ味噌ラーメンの上にあったチャーシューは、水分を寄せ付けない冷凍チャーシューでした。あれでは、ラーメンの上にあるただの肉です。そして、メンマ。メンマは何かにつけてあったためか、メンマ独自の味を持っていました。その味が、周りのスープと調和しているわけでもなく、そのままメンマとしてラーメン上に君臨していました。しかも、その独特な味自体もまずい。
友達が食べていた、つけめんのスープを少しいただきました。THEゴマという印象。ガツンとまずいものを口の中に入るのならば、まだ我慢できるのですが、そのスープはなぜか、まったりと口の中に残る。しかも微妙に味を変化させながら。変化の方向は、まずい方向へ。つけめんを注文した友達は、スープに麺をつけずにそのまま食べていました。
私は基本的に、まずいものでも我慢して食べられるほうで、『世の中には、こういう味のラーメンもあるんだな』程度ですみました。しかし、他のメンバーは、店から研究室への帰り道でかなり辛らつにラーメンを批判していました。
このラーメン店には、もう行きません。このねぎみそラーメンに900円は高すぎる。
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