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人と組織との結びつきを化学するコンサルタント

東大大学院生記 10月 2009

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 朝、バッグの中身をチェックしたとき、筆箱が壊れているのを発見しました。半透明で簡単な作りである筆箱。ですが、かれこれ4年ほど使用しました。海も共に渡った一品なだけに、ちょっと感慨深いものがありました。というか、どこで買ったんだっけ?あーそう言えば、昔の彼女にもらったものでした。うん、朝っぱらから、今日はよからぬことが起こりそうな雰囲気を感じました。

 その予感は見事的中しました。研究棟の同じフロアにデスクを構えている方が、明日より研究棟に顔を出さなくなるようです。彼女には彼女なりの理由があって、研究室にもう来ないようです。

『これから寂しくなるね〜。』
『そう言うと思った。』

こんなやりとりをすると、あたかも社交辞令で私が言っているかのようですが、実際のところホントに寂しい。

 彼女は、『実験系』→『理論系』の物理へとフィールドを変える。やりたいことをするために、大学院自体も変える。気さくな雰囲気から、『私、理論に興味があるの』という一風変わった女性で、個人的におもしろと思い、『大学院受験セミナー2009』(→http://blogs.yahoo.co.jp/kamakura2008/folder/1022987.html?m=l)にアドバイザーとして招待した。彼女がいてくれて、セミナーで助かった部分も多々あった。その件は、感謝している。

 研究室を変える経緯とかを聞きたかったので、正門まで彼女と歩いた。何かと精神的にやられていたようだ。彼女のデスクと私のデスクはそんなに離れていないので、彼女が精神的にやられているのをホントは気づいてやるべきであった。しかし、私は全く気づいてやれなかった。鈍感で申し訳ない。

『また修士から取り直すんだよね。大変だね。』と投げかけた言葉に、返された言葉は、

『この道で生きていくと私は決めたから。』

だった。相当いやなことがあったにも関わらず、それでもはずれたくない・はずしたくない道がある。ホント強い女性ですよ。

 ここまで強い女性だと、もうなにも言えませんね。彼女自身このブログの愛読者です。ですから、言葉にできなかった、伝えられなかった気持ちをこの記事で綴りたいと考えていたのですが、何も心に浮かびません。夢追っかける人間が好きで、そんな人たちを応援したく、他大学院進学コンサルタント活動などをしてきました。しかし、夢追っかけている人間に対して何も声をかけられなくなる状態になるのは初めての経験です。ここで『がんばれ』という言葉も軽い気がします。そして、特に自分が騒ぎ立てなくても、彼女の強さ+彼女をとりまく人間の温かさによって、彼女は自己実現へと向かっていくとも感じます。

 幸運を祈っている。私もあなたのようなはずれたくない・はずしたくない道を見つけ、あなたのように強く生きられるように努力してみるよ。


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イメージ 1

 Halloweenシーズンが来ました。先日、柏の研究室に顔を出しました。研究室の片隅には大きな段ボールがあり、その中にはHalloween用のコスチュームが入っていました。早速、ノリのいい友達と私は試着しました。上の写真は、カボチャに化けた友達です。私は、魔女のハットとドラキュラのマントを身につけました。

 そんな頭の悪い友達と私は、コスチュームを着たままいざ研究室の外へ!まず、指導教官に会いに行きました。数時間後の授業で発表を控えていた私は、

『先生、この格好のまま発表していいですか?』と、うかがいました。すると、いつも気さくな先生が、

『ダメ!』と、真面目な顔で一言、私に釘をさされました。さすがにそれはやりすぎなようでした。

 しかし、友達と私の悪ノリは、それでおさまることはありませんでした。コスチュームのまま自動販売機まで飲み物を買いに行きました。研究室のある4階から自動販売機のある1階まで歩いている途中、事務の方に声をかけられました。

『3日後にHalloween Partyが開かれるので、その格好のまま出てください。』

東大のキャンパス内でそのような誘いが来るとは思いもしませんでした。

 まだまだ、コスチュームでの遊びに飽きが来なかったので、友達と私はそのまま生協へと向かいました。生協へ向かう途中、重要なことに気付きました。私の友達の顔はパンプキンで覆われているからいいものの、私はハットをつけているだけ。身元がバレル・・・。ということで、面白いネタにはなると思い、建物を出た瞬間に、私は猛烈にダッシュで引き返し、その友達を置き去りにして、研究室へと逃げこみました。研究室にいること約5分後、息を切らしたパンプキンが研究室に飛び込んできました(笑)

遠倉『どうした?(笑)』
友達『これ視界が悪くて、お前を見失った。つーか恥ずかしすぎて、パンプキンをはずすことができなかったし・・・・』
遠倉『でも、目立っただろ?』
友達『うん(笑)』

 この友達のイカスところは、その後の授業もパンプキンのまま出席したところです。彼と私は違う教室での授業だったので、その異様な光景を見ることができなかったのはちょっと残念でした。しかし、私が発表する目の前に、もしパンプキンが聴講者としていたら、これほど邪魔な存在はないでしょう(笑)。

 まったく、、、久々に馬鹿な事をした一日だった。


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輪講準備

 来週の月曜日に開かれる輪講で研究内容についての発表をします。その授業では、M1一人ひとりが自分の研究内容について発表します。1回の授業ごとに発表者は2人です。聴講者はM1と担当教官で、発表時間は30分、質疑応答時間は10分です。輪講はすでに第2回を終えましたが、毎回のごとくクオリティの高い質問・返答が飛び交っています(→http://blogs.yahoo.co.jp/kamakura2008/21433402.html)。そしてついに、発表が私の番となりました。

 発表者がM1ということで、輪講の目的は『自分の研究分野を他の人にうまく伝えること』です。発表内容は、実験の進捗状況というよりは研究の背景をまとめたものとなります。

 3週間前から輪講準備に取り掛かりました。学部時代の研究内容と現在のそれはガラリと変わっているため、スライドを一枚一枚作るという作業に追われました。計22枚のスライドとなりそうです。

 先日、発表の流れをドクターの方にチャックしていただきました。計22枚の大作ということもあって、スライド運びを考えるのも一苦労でした。やはり、私の発表技術にいたらない点が多かった。ドクターの方にその点を指摘していただきました。こういうときに、ドクターの方のすごさを感じます。数々の学会で発表したという経験が、私の未熟なスライドの欠点を浮き彫りにしていきました。本当に感謝しています。

 そして発表2日前の今日、残り2枚のスライドを仕上げにかかっています。達成感の得られる発表となることを期待しています。


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成績開示

 冬季に入り3週間という月日が経ったところでやっと、夏季に履修した授業の成績がすべて出そろいました。修士課程修了に必要な選択科目の単位を揃えることができました。

 私が夏季に履修した選択科目の数は10です。2単位の科目を3つ、1単位の科目を6つ、そして1単位の集中講義を1つ、私は履修しました。成績は以下の通りでした。

2単位の科目・・・優×2、可×1
1単位の科目・・・優×3、良×2、不可×1
1単位の集中講義・・・優

 総取得単位数=12でした。選択科目で必要な単数は12です。そうです。ギリギリで切り抜けました。

 やはり、東大大学院の授業なだけに内容は難しかったです。4月当初、東大大学院でやっていけるのだろうかという不安はかなりありましたが、上記の成績のとおり、やってやれないことはありませんでした。

 世間一般的に、『最高学府に所属する先生は教え方がうまいだろう』というイメージがあるようです。しかし、私が夏季の授業で受けた印象は、『教え方がうまい先生もいれば、へたな先生もいる』です。どこの大学でも同じことが言えるのではないでしょうか。

 内部あがりでなくても、授業について行くことは可能です。当たり前と言えば当たり前です。東大大学院の現状は、内部生と外部生の比は1対1です(←AERA調べ)。外部生がついていけないような授業レベルだと、東大大学院の留年率は相当高くなってしまうでしょう。そんな過酷な環境下で、学生が研究を進めることができるとは思えません。学生の研究進捗状況が悪くなれば、最終的にダメージを受けるのは間違いなく東大です。

 選択科目の必要な単位数を得ることができ、一息つけました。あとは研究と就職活動に打ち込んでいくのみです。


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通過点

 自分の目指していたところへ行ける権利を昨年度9月に得てから、目標という目標を失った。4月より東大大学院生となったが、そこからはやりたいことをし、ノラリクラリと生活してきた。そう、ノラリクラリだ。実験結果もそこそこでてきて、この時期にしては順調な実験進行状況だ。

 以前の大学に所属していたとき、勉強に対してやる気の無い生徒、毎日をただ漠然と生きている生徒を冷ややかな眼差しでみている自分がいました。そして今、そんな生徒達のように私はなっている。信念に裏打ちされた目標がない。

 実験で良い結果を得て、論文を書くことが目標?大手企業から内定をとることが目標?楽して生きられる道を進むことが目標?ちっぽけな目標しか目の前になく、大きなリアリティのある目標は東大大学院合格以降より無くなった。合格以前、合格以後、どちらの方が私は生きていたのだろうか?

 東大大学院合格は通過点。そんな感覚はなかった。合格してお終い。クエストクリアー。次のクエストは何?うーん何でしょう?そもそも、努力の行く末を見たくてつっぱしって来たが(→http://blogs.yahoo.co.jp/kamakura2008/10032263.html)、その行く末を見てしまった以上、もうつっぱしる気力もなくなっていた。合格後、自分の中で

 『もういいだろ。ここまでがんばったんだからもういいだろ。休ませろ。』

という意識が強かった。その意識が私を、ノラリクラリとした人間へとしてしまった。皮肉にも、目標の達成がかえって私をダメにしてしまったと言える。過去の自分が今の自分を見たら幻滅するだろう。

 自責の念から、少しずつ目覚め始めてきた。通過点という考えが根付き始め、これからの自分の人生プランを練り始めることができ始めた。

 一つやってみたいことがある。あがいてみても、おもしろいかもしれない。ただ、それが私にとって幸せなのかは、定かではない。


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