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理系学部出身者の年収は、文系学部出身者の年収より約100万円高い。そんな記事が日本経済新聞で紹介されていた。『理系学生は文系学生より勉強で忙しい。にもかかわらず、文系出身者の方が理系出身者よりも年収が高い』という定説が打ち出されていたが、どうやらその定説が覆されたようだ。
記事を読んでおもしろいと思えたのは、入学試験において数学を選択した文系学生と、数学を選択しなかった文系学生の年収が比較されていたことだ。数学選択者の年収の方が、数学未選択者の年収より高いとされていた。理数系に強い人の方が、どうやら社会で活躍できているようだ。
理系学部出身者の方が社会で活躍できるスキルをもっている。研究遂行のためワード・エクセル・パワーポイントなどは使い慣れているので、実務に関しては文系学部出身者に負けない。入社してからソフトウェアを学ぼうとしている人には確実に差をつけられる。
定説が覆された主な理由に、過去の統計の取り方が大雑把だったことが取り上げられている。過去の統計では、理系学部出身者・文系学部出身者というくくりで調査されておらず、理系職・文系職で統計がとられている。金融業と製造業では、基本的に年収に大きな差があるため、文系職の方が理系職より給料がいいと数値ででるのは当たり前である。それをただ単に、文系人間の方が理系人間より年収が高いという結論にすり替えてしまってはたまったものではない。金融業界ではたらく理系学部出身者などざらにいる。その逆で、製造業界ではたらく文系学部出身者は皆無に等しい。このことからも、定説と言われていたものが否定されるのも必然だと感じられる。
また、現在流行りのコンサルティング会社ではたらく理系学部出身者の数が増えたことも、定説をぶち壊すのに一役買ったのではないかと個人的に考えている。大手コンサルティング会社では露骨に、『応募資格者は理系大学院生のみ』と大々的に採用活動を進めているところがある。コンサルは高給取り職であるため、コンサルティング会社ではたらく理系学部出身者の数が増えれば、その分、理系学部出身者の平均年収は高くなる。
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東大大学院生記 9月 2010
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「もし予定が空いていればでいいんだけど、プレゼンのことで相談(指導)してもらいたい・・・」
プレゼン改善依頼が友達から来ました。事の発端は内定者研修会でのことです。『調子にのれ!』(→http://blogs.yahoo.co.jp/kamakura2008/26032864.html)の記事で紹介したとおり、私の発表は周りから高評価をいただきました。そんな私の発表スタンスを見て、他チームに所属する友達がプレゼンに対する助言を私に求めてきました。喜ばしい限りです。
そこで、プレゼンコンサルを行う前に、プレゼンをするときに私自身がどんなことに気を配っているのかを整理することにしました。発表の場は、スライド・発表者・聴衆で構成されているので、3つの観点からプレゼンへの配慮を考えてみたいと思います。
1、スライド作成は、まず全体の流れを組んでから、各スライドへと手をつけていく。
まずは発表の骨格作りから入ります。A4用紙に、「1枚目はこれを説明して、2枚目ではこれを話す、そして3枚目ではこの話題にいこう」とフローチャート形式で自分の言いたいことを大雑把にまとめます。
ここで一番重要になるのは、スライド2枚目だと思っています。スライド1枚目はIntroductionで終わるのですが、スライド2枚目は、発表全体の全体像を示すものであるべきです。この『プレゼンコンサルの依頼が来ました』という記事でいうところの第2パラグラフ(そこで、プレゼンコンサルを行・・・・)にあたります。第2パラグラフでは、記事の骨格つまりは『プレゼンへの配慮を、スライド・発表者・聴衆の観点から考える』を提示しています。細かい内容は後のスライドで話すとして、スライド2枚目では発表の全体像をおさえます。こうすることで、聴衆側のプレゼンを理解するための障壁がグッと下がります。
全体像を説明した後に、細かい内容を提示したスライドへと流れていきます。各スライドで注意すべきは、話したいことを文章でならべすぎないことです。文章だらけのスライドは見づらいですし、聴衆側はスライド上の文章を読むのに必死になって発表者の話を聞かなくなります。スライドの大部分は、キーワード+図・表で埋めましょう。1スライド1メッセージの大原則のもと、一番伝えたい1メッセージのみ文章で提示してあげればいいのです。
2、発表者は、事前に原稿を用意する。
出来上がったスライドを見ながら、何を話すのかを『話し言葉』で『Word』に打ち込んでいきます。
文章言葉と話し言葉はあきらかに違います。発表会は何も報告書の読み合わせ会ではありません。発表会は話かける・語りかける・訴えかける場でありますので、そのための原稿は話し言葉で書かれていなければ意味をもちません。「こんにちは○○の遠倉和馬です。今日は、△△というタイトルで発表します。今日の発表で何を話すかといいますと・・・」くだけた言葉で構わないので、自分の話し言葉で原稿を書きましょう。
そして、原稿は『Word』に打ち込むことを強くお勧めします。よく、PowerPointのコメント欄を活用している人がいますが、これではどのスライドにどの程度の話す量があるのかが判断しづらくなります。1スライド1パラグラフを心がけてWordに打ち込みましょう。すると、あるスライドでは異常に話す量が多くなっていたり、あるスライドでは全くコメントすることがなかったりと、スライドごとの話す量の隔たりに気づけます。話す量の多いスライドは2つに分ける、話す量の少ないスライドは前後のスライドに組みこむなど、1スライド1分〜1分30秒を目安に、話す量が各スライドでほぼ均等になるようにしましょう。このためにも、原稿はWordで作成すると便利です。
3、どういった人たちが聴衆なのかを意識する。
聴衆のタイプによって、話す内容・話し方を変えます。文系なのか理系なのか。お偉い方なのか、友達なのか。一般人なのか、専門家なのか。どんな話ならウケて、どんな話は敬遠されがちなのか(ここらへんは、合コンなどを活用することによって、その場の微妙な空気を嗅ぎわけられる嗅覚をやしなっておきます)。考える要素はいくらでもあります。いくらスライドがスバらしくても、いくら発表準備を入念にやったとしても、聴衆の興味をそそらない発表をしてしまってはすべての努力が無駄になります。
内定者研修会で私が発表したときの聴衆は、文系人間+人事の方でした。とりあえず、数値攻めの発表は避けて、なるべく簡潔なキーワードで訴えかける発表にしました。人事ウケがよくなることも考慮し、自社で公表しているデータをネットからもってきて、それをスライドにのせました。また、最近の日本経済新聞で新たな事業を立ち上げたことを大々的に発表しているので、そのことを口頭で少し付け加えました。最後は、内輪ネタで聴衆全体から笑いを誘いつつ、プレゼン全体を締めました。
場数を踏んで聞き手の興味を惹ける話し方を訓練しておく必要があります。私はよく、聞き手がピッチャー、話し手がバッターという譬えでプレゼンを捉えています。聞き手の球種(興味をそそるネタ)は様々です。その千差万別に変化する球をいかにヒット(興味をそそるネタをふまえつつ、自分が言いたいことを訴える)にするかがポイントです。聞き手の球種は政治・経済ネタかもしれませんし、テレビネタかもしれません。どんな球種にも合わせられるように自分のストライクゾーンを広くしておく必要があります。そのためにも、普段の素振り(場数を踏む)はかかせません。ベース前のワンバウンドでもヒットにできてしまえるような、イチロー並みのバットコントロールが欲しいところです。
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「大学のキャリアカウンセラー増員や企業に卒業後3年間は新卒扱いとするよう呼びかけたい」学問と就職活動の両立を促すために文科省のお偉いさんが発した言葉だ。
現在、就職活動の早期化が目覚ましく、大学3年次の6月から就職活動をスタートさせる大学生も珍しくはない。この動きに待ったをかけているのが大学である。大学3年次の6月から就職活動をしなければならない状況では、生徒は学問に集中できないそうだ。生徒側に勉強する気があるのかどうかはさておき、就職活動のせいでゼミの出席率が下がり、ゼミの運営に支障をきたしているようでは、学問の場である大学の存在意義がなくなってしまう。
そこで、就職活動の早期化是正のため、文科省のお偉いさんが題した案は「大学のキャリアカウンセラー増員や企業に卒業後3年間は新卒扱いとするよう呼びかけたい」というものだ。
キャリアカウンセラーを増員すれば、就職活動の早期化に歯止めはかかるのだろうか?確かにキャリアカウンセラーの数が増えれば、生徒たちの就職活動の効率が飛躍的に上がる。私自身も大学のキャリアカウンセラーにエントリーシートの添削をしてもらい、的確なアドバイスを得ることができた。また、プロの方との会話は、自己分析におおいに役立てた。就職活動の効率が上がれば、時間的に就職活動に余裕が生まれ、早期化に歯止めがかからなかったとしても、ゼミに関与する時間を確保することは可能となりそうだ。
私自身、卒業後3年間は新卒扱いにする案には賛成である。私には、ミュージシャンを目指している友達がいる。プロのダンサーになることを志す友達もいる。彼らは大学卒業後、フリーターとしてお金を稼ぎつつ、夢に向かって日々精進している。しかし、新卒のレッテルを無くしてしまった以上、彼らが夢をあきらめ、一正社員となるためには膨大な困難に直面するだろう。新卒至上主義がはびこるこの社会において、夢見る人間に対する当たりは強い。そんなリスクも顧みず、最後まで走り切れた人間こそが本当に強い人間であって、強い人間こそが夢を実現させることができると信じている。ただ、今の日本社会では、夢を追いかけようとする人間の人口は確実に減っていくだろう。その人口減少の是正として、卒業後3年間の新卒扱いは、夢を追いかける人間に対するセーフティーネットとなると私は考えている。
ただ、1つ懸念がある。夢追い人にとってはたして、卒業3年後新卒レッテルが上手く機能するかには疑問が残る。卒業3年後新卒レッテルはなにも、夢追い人のみに付与されるものではない。卒業後3年間はたらいた人にも当然与えられるものである。卒業後3年間はたらいた人は、ある程度の社会人としてのスキルを携えている。また、1度就職しているが故にどういう職業が自分に合っているのかを適切に判断できる素養をもっている。卒業3年後新卒レッテルは、入社後3年以内の転職を促しかねない。卒業後3年間就労経験がない人と、卒業後3年間就労経験がある人とでは、企業は後者を採用したがるのは当たり前である。そうなると、卒業3年後新卒レッテルは夢追い人に対して正しく機能しないと考えられる。
結局は、卒業3年後新卒レッテルも、卒業後直に職を得なかった・得られなかった人が、卒業後直に職を得られた人に対して劣性にはたらくことになる。それははたして、卒業後就職しなかった人・できなかった人に対する救済措置となるのだろうか?
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論文を書きます。
論文を書ける見通しがたちました。研究目的を達成するための課題が、私の研究場合3つある。その3つに着手し終わり、ある程度の結果が出ている。これまでの研究をまとめたポスターを使用して現在参加している学会で発表しているとき、ふと「俺の実験は結構なとこまで進んできたな」という実感しました。上司から言われている「ここまでやってもらいたい」ラインの一歩手前まで研究は進んでいる。論文で語るストーリーはできてきている。
今から書き始めれば、時間的余裕はある。論文第一稿を仕上げるのに1カ月かかったとしても、時は10月下旬である。そこから修士論文に着手し始めても、遅すぎるということはない。
サイエンスの世界に自分の名前を残したい。確かに、修了してしまえばもう足を踏み入れることのない世界である。論文を書くこと自体が、私のこれからの人生に大きなプラスになるとは思わない。しかし、私には証拠が欲しい。『ここにいた』という証拠が欲しい。私は東大大学院生であった。私は理化学研究所で研究をしていた。私はプライドをもって研究をしていた。自分のアイデンティティを示す確固たる証拠が欲しい。1本の論文でいい。1本だけでいい。それ以上のぞむものは何もない。のぞむものがなく、後ろめたさも何もないスカッとした状態で、私はこの修士課程を修了したい。サイエンスの世界から飛び出していきたい。
「これがしたい」と強く願えるものに久々に出会えた。
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カウンターがイカレているのだろうか?
18時50分現在、訪問者数が660人を越えています 2chにでも書き込まれたかな??? まっ、言わせたいやつには言わせておけばいい。
9月15日(水)23時59分現在、1277名。
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