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人と組織との結びつきを化学するコンサルタント

東大大学院生記 12月 2010

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人に対する許容範囲

『遠倉さんは結婚しないんですか?』と、たずねられた。

最初は何を言っているのか理解できなかった。質問者曰く、特定の女性と遊びに行くのではなく、とっかえひっかえで複数の女性と遊びに行く私の習性をみていると、結婚願望がないようにみえるそうだ。確かに私は「この人とじゃないと遊びにいかない」などというスタンスはとっていない。今週はこの人、次はあの人と渡りに渡り歩いている。

人は対人関係における許容範囲をもっている。許容範囲とは、どういった人間となら一緒にいられて、どういう人間とは一緒にいられないかという一線である。私は、この許容範囲を最大限に広げようとしている。気の合う人々といたがる習性を人間はもっている。これは当たり前のことで、何も好き好んで嫌いな人と一緒にいたがる人間などいない。ただ、その習性とは逆の行動を意識的に起こしていかないと、同じような人間ばかりが集う場所に自身を埋没させていくことになり、多種多様な性格をもちうる人間に対する許容範囲が狭くなってしまう。自分の中で許せる人間の範囲が狭くなってしまう。そこで私はあえて、あまり好きではない人とも気軽に遊びに行くようにしている。嫌いでも一緒にいる。そうすることで、どんな人間にも対応できるノウハウを自分の中に蓄積させている。対人関係でストレスを感じることはまずないレベルにまで自分自身を引きあげていきたい。

また、様々な人と会うのは、自分の視野を広げることにも通じている。生活の大半を東大で過ごせば、頭の中は東大での考え方がスタンダードになってしまう。東大内では許容される言動なのに、世間一般では許容されない言動など腐るほどある。経験的に対応できるようにしておかないと、世間一般をフィールドとする交渉事で障害がでてしまう。

ディスカッション

私の研究に関するディスカッションが研究室内で行われました。参加者は、プロの研究者4人と私の計5名でした。ディスカッションでは、私の実験系の結果をコンピュータでの計算結果と照らし合わせることで合意に達しました。

私の実験結果は、それなりのインパクトがある。順当にいけば、一流ジャーナルへと投稿できるだろう。ただ、実験結果だけでは、細かい箇所まで議論するのに限界がある。そこで、プロの計算屋さんに私の実験系を計算していただき、何が起こっているのかの詳細を見ていく運びとなった。実験結果と計算結果がマッチすれば、まさに鬼に金棒である。

私自身よくできた学生ではないが、修士1年から今の実験に関わったわりには十分すぎる結果を出すことができた。しばしば、『大学院から大学を変えると研究内容も変わり、修士課程だけではすぐれた実権結果を得られないのでは?』という意見をいただく。そんな質問者に対して、『俺の研究業績をみてみろよ。そんなことはありません』と強く主張できる明確な結果が今は欲しい。

確かに今回の実験結果に関しては『運』の要素がかなり強い。理化学研究所の研修生として研究生活を送ることができているのは『運』と言わざるを得ない。装置をふんだんに使わせていただける環境、プロの研究者とマンツーマンで研究に集中できる環境はあまりにも贅沢で、すぐれた研究結果が生まれやすい肥沃な土地ができあがっている。

しかし、結果は結果である。研究の世界とは、出したもの勝ちの世界だ。どんなに努力しようが、どんなに努力してこなかろうが、真面目だろうが、不真面目だろうが、頭が良かろうが、悪かろうが、運だの実力だのどうでもいい、結果を出した者が勝者。結果だけが全てとは言えないが、結果の要素がかなり強い。そんな世界だ。

だから、もし、全てがうまくいったなら、私は声を大にして言いたい。

今回の勝負は私の勝ちだ。

鍋会

きりたんぽ鍋&闇鍋をしました。

秋田出身の友人の実家から送られてきた『きりたんぽ』を鍋の中に突っ込んで堪能しました。きりたんぽ自体、私は食べたことがなく、その一見ちくわ染みた形態をからかっていたら、友人に素で怒られました。以後、秋田出身者の前で、きりたんぽへの批難はやめようかと思います。

そんなきりたんぽ鍋は、参加者の想像をはるかに超えた美味でした。しかも、きりたんぽは見かけによらずボリューミーで、満腹感がすぐに訪れました。

きりたんぽによる満腹感のまま、まったりとした時間を過ごせばよかったのですが、私達の鍋会はこのままでは終わりません。闇鍋へと移行していきました。

参加者は計6名。ルールは簡単、1人ひとりが『好きなもの』を鍋の中に放り込んでいきました。誰が何を入れたかが分からなくなるように、コンロに鍋を設置し、台所の電気を消して、1人ひとり具材を投入していきました。

出来上がった鍋は、暗黒色を呈していました。味はかなり甘かった。みんな甘党だったってことですね。鍋の中には、ちくわ、オレオ、マシュマロ・・・など、みなさんやりたい放題、自分の好きなものを入れた模様。私は大好きな『サワーズグミ』(白桃味)を投入したのですが、グミは加熱により融けてしまいました。しかし、白桃の風味はしっかりと汁の中に残っていました。

とりあえず、白桃味のサワーズグミを食べるのは今後、少し控えたいと思います。闇鍋の味がフラッシュバックしてくるためです。

不味いと分かっていてもあえて突っ込んでいく。それぐらいの挑戦心をいつまでも持ち続けていたいものである。

キラーパス

指導教官の講演がありました。90分にもおよぶ講演には様々なバックグラウンドをもった研究者が参加していました。

指導教官が使用したスライドの中に、印象的なスライドが2枚ありました。1枚目には、私が人生で一番インパクトを受けたと言っても過言ではない画像が添付されていました。その画像をみて、私は東大で研究生活を送ることを決断しました(→http://blogs.yahoo.co.jp/kamakura2008/9472365.html)。2枚目は、私自身が作成したスライドです。まさか、私のスライドをもちいて、指導教官がプレゼンするとは夢にも思いませんでした。

「これは、遠倉君が行っている実験で・・・」と、名前まで出てしまいました。

私が作り上げたモデル図を指しながら指導教官が研究内容を説明しているときには、「スライドに何か不備はないよな?」と、不安と緊張でいっぱいでした。

そして、喜ばしいことに私の研究内容に関しての質問が複数あがりました。

楽しいと思って行っていることに限って言わせていただけるのであれば、その楽しさは人に伝染する。

なんて洒落たことを言ってみたいものである。私の研究内容は俗に言う化学者の心を捉えた。質問は多義に渡り、少し深い部分にも触れられた。

質問者と教授との質疑応答の間、集中力を一気に高めました。「あの質問に対して、俺ならどうこたえるか」のシミュレーションのオンパレードでした。

そして私のスライドを通り過ぎ、ひと段落。「あとは受身で発表を聞いていればいい」と集中力をある程度落として指導教官のプレゼンを聞きました。

ところが、今回の発表はこのままでは終わりませんでした。プレゼン最後の質疑応答にて、

「さっきの研究について質問させてください」と1人の研究者が発言。
指導教官がスライドを一枚一枚もどしていく。
「さっきのってどの研究のことだよ?」と、ボケーと前方スクリーンを見ていると、私のスライドのところで「ストップ」のお声がかかりました。
「俺の研究か!」

質問者「その成長方向は一方向のみに見えるのですが、2次元的には成長しないのですか?」
指導教官「2次元的に成長させることも可能です。あれはなんていう分子だったかな?遠倉君?」

と教授からのキラーパスをいただきました。

遠倉「それは○○です」

やりましたね。錚々たる研究者間の質疑応答に、私は加わってしまいました。

圧巻だったのは、「そのサンプルに対して、何かおもしろい現象はみられましたか?」という質問でした。内心、「あなたはサクラですか?」と聞き返したかったです。あまりにもすばらしいトスでした。

『先生、まだパブリッシュされてないけど、先日発表した俺のグレートな結果をぶちかましてくれ〜』

と、先生に目で訴えていると、私の気持ちを察してか、先生はしっかりアタックを決めてくださりました。「こんな現象がみれたのよね?遠倉君?」

私はただ黙ってうなずくのみ。

その後、私の研究に関する質問はまだまだ飛び交い、気づけば私の目の前にマイクが一本おかれていました。

私の指導教官は『教授とは歩く研究広告塔である』という持論をもっている。「これは遠倉君が行っている実験で・・・」のくだりから分かる通り、「誰が」成果を上げているのかを発表では必ず強調する。このような教授のふるまいは、教授傘下で研究に携わっている者にとっては非常にありがたい。発表会場で名が知れ渡るのは、次のポストを得る一つのきっかけとなりうる。

翌朝、指導教官と会いました。私は開口一番一言だけ、

『ありがたかったです。それしか言えませんね』

とお礼した。有意義な時間を過ごすことができた。

『年収+100万円』計画

『年収+100万円』の話をしよう。

1年は365日。そのうち、7分の2は土日である。つまりは、祝祭日を考慮しなくても、1年間に休日は104日ある計算になる。計算を簡略化するため、以下、休日を100日と考えよう。

自分はキャリアコンサルタントであるとする。自分のコンサル料金を1時間2000円と設定しよう。ターゲットは求職者。転職希望者や就活生とする。先ほど算出した休日100日で100万円を稼ぐことを考える。1日で10000円を稼がなくてはならない。つまりは1日5時間、コンサルティングすることになる。1人1時間で回すことになれば、1日5人のお客さんが必要になってくる。

集客をどのようにするか。社会人となった後、コンサルのスキルを身につける。キャリアに関する情報を仕入れる。自分ができることはなんなのか、自分がもっている情報はなんなのかを自分専用のホームページ上にアップする。ホームページで集客を行う。どれだけ有益なコンテンツを増やせるかが勝負となりそうだ。

コンサルしたお客さんが、私のことを認めてくださり、そして、次のお客さんを呼んできてくださったら嬉しい。その広がりの連鎖ができれば本望だ。

コンサルティング活動は、入社1年後から実行に移そうと思う。

やれないことはない。そう思うんだ。

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