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人と組織との結びつきを化学するコンサルタント

東大大学院生記 5月 2009

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 2人の友達と再会した。一人とは冬に再会したが、もう一人とは1年8ヶ月ぶりの再会であった。2人の友達とは、共に留学した仲だ。

 彼らと再会し、様々なことを話していたとき、自分が描いる、語っている目標を再確認した。世間知らずだったので、大口を叩けたのだろう。その目標を留学時に高らかに宣言していた。そのためか、留学での思い出話と同時に、目標としていたものが自分のもとへ帰ってきた気分となった。今でも、基本的に、その目標は変わっていないが、意識する頻度が最近減っていた。

 自分の中の軸がぶれている。行きたい方向は決まっているのだが、その目標への道筋が困難を極めている。どうにかして別ルートを探している。ある程度それを見出し、好んではいるが、それが目標へとつながっているかは定かではない。

 自分というものをしっかりと持てていないのだろう。昔の方が持っていたのかもしれない。最近は、周りとの関係をきれいに維持する方向へ生きようとする傾向にあり、周りと合わせることに固執しすぎ、自分というものが薄れてきてしまっているような気がする。

 自分の中途半端さがむなしい。

新人歓迎パーティー

 新人歓迎パーティーが開かれました。4年生を迎え入れるためのパーティーだと思っていましたが、今年度から研究室のメンバーとなった私も、新人として扱われました。

 近江牛三昧でした。秘書の方が関西出身で、地元から安く近江牛を手に入れてきてくださりました。飲んでは食べ、食べては飲んでの繰り返しでした。

 指導教官とたくさんしゃべられる場をいただきました。先日、『ホントに大切なこと』(→http://blogs.yahoo.co.jp/kamakura2008/17042348.html)という記事で、テストの点数だけでは人を評価しきれないという考えを紹介した。やはり、院試での成績上位者のすべてが、研究をしっかりできるかと言えば、必ずしもそうではないとおっしゃられていました。

 教授との会話の中で、私が、一番印象に残っているのは、『所詮、他人にはなれない』ということです。昨年度、とても優秀な方がいた。その優秀さは、研究室では伝説となっている。ただ、その能力を欲しても得ることはできない。所詮、他人になることなどできないのだから。

 自分の身で、自分の能力で戦っていくより他はない。他人と比較して、優劣を決めている時間があれば、その時間を自分のために使用したほうが効率的だと思った。

研究者としての資質

 レポート課題が解けるということは、それに関連する物事の本質を理解できていると言えるのだろうか。そうは思えない。レポート課題を解くことはできるが、その内容に関してはさっぱりであるという状態に陥っているケースが多々ある。

 ある事柄をそのようであると知識として蓄積し、その知識を道具として扱えることは、受験勉強レベルでは十分なのだろう。ただ、研究レベルとなると、ある事柄の裏側にある本質の部分を考え抜く力が必要になってくると考える。

 数学でいうところの、公式の証明をせずに、その公式を使えるようになってさえいればいいというスタンスは、研究者としてはそぐわないと考える。ものごとの本質は知識の裏側にあるため、公式を深く解釈せず、ただの知識道具として扱っているようでは、ものごとの本質を理解しようとする姿勢を作り出すことはできないであろう。その姿勢こそ、研究者に必要だろう。

 僕は、教科書にある章末問題を解く力に欠けている。ただ、教科書に書かれていることをより深く理解し、本質を見極めようとする姿勢だけは持ち合わせている自信がある。物事をより深く考えられる人間か、知識・公式の使い方がうまい人間かのどちらが研究者として向いているか。その答えは、修士課程を終えたときに分かるだろう。

 もし、前者が有利に事を運べるようであれば、それこそ、テスト問題でははかりきれない、研究者として必要な能力が存在することの証明になるだろう。物事をより深く考えられるかどうかは、テストをやらせただけでは分からない。テストが受験者に課していることは、制限時間内に問題を解くことと、知識を有効活用できるかどうかだからだ。

 さて、研究者たる所以を示す。

僕の先輩

 研究室にいるD2の先輩と議論するのがとても楽しい。僕の問いかけに対して、それがくだらないものであろうがなかろうが関係なく、親身になって聞いてくださる。

 今日の議論のトピックは、『固体物理学』と『英語教育・学習』についてでした。

 毎週、研究室内で、固体物理学に関する勉強会が開かれます。『キッテル固体物理学入門英語版・日本語版』を使用し、固体物理学を先輩方と勉強します。形式としては、日本語版で事前に予習をして、勉強会では英語版を音読し、大義をつかんでいくというものです。ときに、熱い議論が展開されます。

 その勉強会が開かれる日の前夜、必ずと言っていいほど、D2の先輩と予習の段階で熱い議論を交わしています。勉強会当日に議論すればいい話なのですが、予習をしていると、席が近いためか、自然と議論が始まってしまいます。先輩と議論をしている最中、もちろんお互い真剣なわけですが、とても楽しい。

 勉強会で洋書を使用しているためだろうか、議論がわき道にそれ、いつの間にかトピックが英語教育に変わっていました。僕自身、留学後、英語学習を模索していた時期があったので、英語教育に対して個人的意見がある。それは、簡潔に言ってしまえば、『義務教育における英語教育は、文法学習から入るのではなく、リスニング・スピーキング学習から入るべきだ』というものです。僕の言い分を静かに聞いた後、先輩は、『義務教育では、皆勉強したがらないことを義務づけて、それを勉強させる意味合いを含むのではないか。そう考えたら、進んで勉強したがらない、教わることが主体的となる文法学習は義務教育で行われるべきだ』という意見が返ってきました。この意見から、義務教育が義務であるゆえんを初めて僕は意識しました。

 といっても、先輩の意見すべてに納得したわけではありません。また今度、義務教育・初等教育での英語教育に対する僕の考えをこの場で述べたいと思います。確固たる英語教育論が僕の中にはあります。

 物事を深く考え、吟味し、それを他人と共有し、また、他人からの違った視点からその物事を捉えなおすことが根本的に好きなのでしょう。先輩も僕も。

 深い議論にまでつきあってくださる先輩に、ホント感謝している。

ジャイロボール

 研究室のメンバーとソフトボールの練習をしました。ソフトボール大会が6月12日(金)にあるそうです。

 授業後、研究室の一人が、「裏のグランドで、ソフトボールの練習をしているよ。」という衝撃発言。一人の友達と僕は即、グランド−空き地(?)−へ直行しました。こういうとき、体育系のノリのいい友達を持つと楽しいです。

 その友達は、アメフト部に所属しています。キャッチボールを一緒にして、まずはウォーミングアップ。僕がボールを後ろに逸らし、ボールを追いかけ、それを拾い、振り向いた瞬間、目の前の光景に唖然としました。

パートナーが上半身ハダカに・・・・

 さすがに僕はボールを投げることをやめ、その友達を無視。研究室にハダカにすぐなりたがるやつがいるようでは困る。他のメンバーのところに駆け寄り、「あのハダカの人は、うちの研究室のメンバーじゃないよね?」と確認しときました。そうです。彼は、東大は東大でも、東京体育大学の生徒です(笑)

 僕は、ソフトボールに慣れっこ(→http://blogs.yahoo.co.jp/kamakura2008/16584032.html)で、かなりハシャイでしましました。授業のストレスも発散発散。やはり、体を動かすことは気持ちいい。

 練習後、硬式野球部所属の先輩とキャッチボールをしました。そのときは、軟式野球ボールを使用しました。ボールが手から離れた瞬間、懐かしさが込み上げてきました。中学時代、野球部に所属していました。あれからもう、8年の月日が経ちましたが、軟式の感触を僕の指はしっかり覚えていることを今日知りました。

 そんな中、先輩から衝撃の一言。

「遠倉君の球、ジャイロボールだね。いいな〜。」
 
 衝撃の真実。中学時代、野球。高校時代、バドミントン。大学時代、よさこい。流れ流れに磨かれた僕のストレートは、とんでもないものへと進化していました。ただ、遅いジャイロボールなんて、ただの遅いストレートとなから変わらないと思います。

 『過去に真剣に打ち込んだものって、忘れているようで、忘れていないんだな』

 そんなことを感じた、のほほんとした一日だった。

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