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セント・パトリックス・デーの夜。久しぶりにアルタン(ALTAN、写真)のCDを聴いた。
先日、オーケストラと共演した新機軸の作品を発表したばかりのアルタン。彼らは、数あるアイルランドの人気グループの中でも、かなり「伝統寄り」の人たちである。それは、女性ヴォーカル/フィドルのマレード・ニ・ウィニーが、ドネゴール(Donegal)の寒村で生まれ育ったという事とも関係している。
アイルランド北西部に位置するドネゴールおよびその周辺地域は、未だにゲール語(アイルランド語)を日常語として使用している数少ない「ゲールタクト」の一つ。そして、伝統音楽がきわめて盛んな地域なのである。ちなみに、日本で人気が高いエンヤの一家もドネゴール出身。
ドネゴールの人口は周辺地域を含めてもたぶん2千人ちょっとだと思うのだが、アイルランド辺境の田舎気分を味わいたい人にはお薦めの、美しく居心地の良い所である。特産のカシミアのセーターをお土産にするのと、そしてもちろん夜はパブに行くのをお忘れなく。
アルタンは仙台に2回来ている。そしてダブリン(テンプル・バー)でのライブを合わせると、私は3回ステージを見ているのだが、その都度、マレードと言葉を交わす機会があった。仙台では終演後のサイン会においてであるが、ダブリンでは少し違う。
アイルランドでは、多くのライブが夜9〜10時頃に始まる。8月のアイルランドは日が暮れるのが遅いし、これならゆっくり夕食を食べてから会場に向かえばよい。ダブリンでさえそれほど大きな町ではないから、徒歩で十分。
さらに、会場にはたいていバーが併設されていて、人々はコンサートの前後や合間に、ここでゆっくりギネスを片手に談笑する。こんな音楽の楽しみ方ができるのは、さすがアイルランドである。
さて、ダブリンでのステージがあがった後、バーに寄って見るとすごい人混みである。ふと気づくと、数メートルと離れていない場所にマレードがいるではないか。全く何の気取りもなく、他の客に混じってギネス片手に談笑していたので、危うく気づかないところであった。こうして私も、あたかも友人と会話するかのように彼女と話ができたのである。
かくのごとく、アイルランドではミュージシャンと一般客の間に垣根がない。
仙台駅近くにアイリッシュパブがある。昨年のセント・パトリックス・デーは「緑色のものを身に着けてきたらビール1杯タダ!」だったのだが、今年はどうだろうか?
そう思い昨日通りすがりに覗いてみたら、この3日間はライブを演るらしい。
コテコテのアイリッシュミュージックだったら、聴きに行ってもいいんだけどな。
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アルタン、ずいぶん前にも紹介されていましたよね♪もしかして、大好き?
テンプル・バー地域は行ったことありますよ。道幅の細さと石畳が印象的でした。
ステージ後のバーの様子、何となく想像つきます。でも、バンドのメンバーだったら、きっとわからないだろうな(失礼!)
だって、写真を見ても普通にその辺歩いていそうな感じなんだもん(笑)
よく見つけましたよね!さすがファン?!
2010/3/20(土) 午前 4:02 [ - ]
アイリッシュミュージックは何でも好きですが、80年代はクラナド(Clannad)、90年代はアルタン、2000年代はルナサ(Lunasa)をよく聴きました。
それにしても、一般客と一緒にいたら本当に全然わかりませんよー!私も彼女を発見したときには「え?」と思いました。
2010/3/20(土) 午後 3:27 [ kam*n*an*007 ]
仙台にいながらそのバー知りませんでした〜(笑)
2010/3/29(月) 午後 2:30 [ moriizumi arao ]