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世界遺産の町トリニダーでは、是非2〜3日以上は滞在して欲しい。そして、マナカ・イスナガへのワンデイ・トリップを楽しむといい。マナカ・イスナガへは、かつて砂糖きびの運搬に使われていたSL列車が、(観光用として)現役で走っている。なかなか気持ちのよい小旅行だ。
ハイライトは、高さ44㍍のイスナガの塔(La Torre Manaca Iznaga)。奴隷の逃亡を防ぐための監視塔だった。今は展望台になっているが、周囲には砂糖きびのアシェンダ(大農園)の邸宅も残されている。
すぐそばのレストランの裏手には、砂糖きびをから汁を絞り出すための道具も保存されているので、お見逃しなく。実際にやってみると、これがたいへんな重労働だということがわかる。
トリニダーの周辺には、18世紀から19世紀にかけて広大な砂糖きびのプランテーションがあり、最盛期には3万人もの奴隷を使役して70以上の製糖工場があったといわれている。トリニダーの町に戻ったら、市立歴史博物館(Museo Historico Municipal de Trinidad)をのぞいてみよう。町を展望できるこの博物館に展示物の数は少ないが、こんなものも見つかるだろう。
奴隷制が廃止された後、トリニダーの繁栄も終わりを告げてしまう。やがて、砂糖のモノカルチャーの経済構造は、キューバ自身の運命も翻弄していくことになる。 |
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