アイルランド音楽

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ルナサ・イン・山形

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 「山形の奇跡」?思わずそう言いたくなる1日だった。

 毎年恒例の「ケルティック・クリスマス」。
 12月12日のルナサ単独公演は、前日のすみだトリフォニーホール(第1部が北欧フェロー諸島のヴァルラン、第2部がスコットランドのラウーとアイルランドのルナサという構成)のステージとは、全く異なるセッティングの中で行われた。

 会場に入って驚いた。山形市の文化財「文翔館」の旧県会議場だから、全然広いホールではない。左方、最前列に空きを見つけて座ると、なんとステージは目の前。バンドのメンバーの表情はもちろんのこと、指の動きまでもバッチリと見える好位置である。
 ステージ左の部屋が楽屋とみえ、メンバーが出す楽器の音が開演前から外へ漏れて聞こえてくる。やがて、そこからメンバーが一人一人登場。ケヴィン(・クロフォード)は最前列の私の姿を見つけると、親指をたてて合図をよこした。
 実は前日のサイン会で、「明日は山形で会いましょう!」と、ルナサのメンバーにしっかりアピールしておいたのだ。そのおかげで、皆私の顔を覚えていてくれた様子である。

 この日のステージがいつもと違うものだったことは、メンバーも演奏中に気づいたようである。
 聴衆から自然に手拍子が起こったとき、ケヴィンは一瞬おや?という表情になり、その後にこう言った。「まるで、小さなクラブで演奏しているような感じだ」と。
 さらに、こう語りかけた。「僕らは普段、マイクを使うことが多いんだ。でもこんな風にマイクなしだと、とてもナチュラルに聞こえるよね?」
 
 演奏中にメンバーの座っている椅子が動いて音をたてるなど、会場がこういうコンサートに慣れていないと感じる場面もしばしばあった。だが、こんな田舎(失礼)の小さなホールで演ったことが、ある意味奇跡を生んだのかもしれない。ちなみに、この日が日本での最終公演、またルナサにとっても2010年最後のステージであった。

 ところで、バンドのスポークスマン役ケヴィン、MCでは冗談を飛ばし、笑顔を見せまくり、とにかくよく喋る喋る。しかも、そのハイ・テンションが終演後のサイン会でも全然落ちない(笑)。
 まあ聴衆との間に垣根をつくらず、気さくでフレンドリーなところは、典型的なアイリッシュだから…と思いきや、ケヴィンはイギリスのバーミンガム生まれなのだとか。しかも、酒が飲めないんだって。
 ええっ、それ嘘だろ?

ルナサは、これまでに計7枚の作品(ベスト盤をのぞく)を発表している。デビューは1997年、私がアイルランドを旅したのはその翌年のことだ。ルナサを聞き始めたのは3作目の‘The Merry Sisters of Fate’からなのだが、私は今でもこの作品が一番好きだ。
彼らは今後も長く活動を続け、やがて(チーフタンズのように)アイルランド音楽の大御所になるような気がしてならない。

☆ルナサのオフィシャルサイト→http://www.lunasa.ie/
 
 

 
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 セント・パトリックス・デーの夜。久しぶりにアルタン(ALTAN、写真)のCDを聴いた。
 先日、オーケストラと共演した新機軸の作品を発表したばかりのアルタン。彼らは、数あるアイルランドの人気グループの中でも、かなり「伝統寄り」の人たちである。それは、女性ヴォーカル/フィドルのマレード・ニ・ウィニーが、ドネゴール(Donegal)の寒村で生まれ育ったという事とも関係している。
 
 アイルランド北西部に位置するドネゴールおよびその周辺地域は、未だにゲール語(アイルランド語)を日常語として使用している数少ない「ゲールタクト」の一つ。そして、伝統音楽がきわめて盛んな地域なのである。ちなみに、日本で人気が高いエンヤの一家もドネゴール出身。
 
 ドネゴールの人口は周辺地域を含めてもたぶん2千人ちょっとだと思うのだが、アイルランド辺境の田舎気分を味わいたい人にはお薦めの、美しく居心地の良い所である。特産のカシミアのセーターをお土産にするのと、そしてもちろん夜はパブに行くのをお忘れなく。
 
 アルタンは仙台に2回来ている。そしてダブリン(テンプル・バー)でのライブを合わせると、私は3回ステージを見ているのだが、その都度、マレードと言葉を交わす機会があった。仙台では終演後のサイン会においてであるが、ダブリンでは少し違う。
 
 アイルランドでは、多くのライブが夜9〜10時頃に始まる。8月のアイルランドは日が暮れるのが遅いし、これならゆっくり夕食を食べてから会場に向かえばよい。ダブリンでさえそれほど大きな町ではないから、徒歩で十分。
 さらに、会場にはたいていバーが併設されていて、人々はコンサートの前後や合間に、ここでゆっくりギネスを片手に談笑する。こんな音楽の楽しみ方ができるのは、さすがアイルランドである。
 
 さて、ダブリンでのステージがあがった後、バーに寄って見るとすごい人混みである。ふと気づくと、数メートルと離れていない場所にマレードがいるではないか。全く何の気取りもなく、他の客に混じってギネス片手に談笑していたので、危うく気づかないところであった。こうして私も、あたかも友人と会話するかのように彼女と話ができたのである。
 かくのごとく、アイルランドではミュージシャンと一般客の間に垣根がない。
 
 仙台駅近くにアイリッシュパブがある。昨年のセント・パトリックス・デーは「緑色のものを身に着けてきたらビール1杯タダ!」だったのだが、今年はどうだろうか?
 そう思い昨日通りすがりに覗いてみたら、この3日間はライブを演るらしい。
 
 コテコテのアイリッシュミュージックだったら、聴きに行ってもいいんだけどな。
 
 
 
 
 
 
 

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