今年も行ってまいりました、福島県川俣町のコスキン祭。
阿武隈山地の山間部に位置するこの川俣町、自称「ケーナの里」。小学生が学校の授業でケーナを練習するという変な町。そして10月の3日間、全国からこの町に集結する日本の若者たち、おじさん・おばさんたちが、ペルーやボリビアやアルゼンチンの生粋のフォルクローレを心を込めて演奏し、唄い踊りまくるという変な祭典。
などと野暮なことは言うまい。なにしろこの祭典、なんと今年で36回目を数える。日本最大のフォルクローレの祭典として、すっかり定着した感がある。1グループあたり2曲、わずか10分そこそこのステージに立つために、わざわざ名古屋あたりからバスをチャーターして出演者がはせ参じるのだから、たいしたものだ。
私が訪れたのは,10日の日曜日。毎年楽しみにしている東京都のToda la Vida(昨年は、メルセデス・ソーサの曲でおおいに泣かせてくれた)の出演時間に合わせて、川俣に到着したつもりだった。ところが、今年に限って会場から遠く離れた駐車場へ案内されてしまい、会場へのシャトルバスを待っている間にToda la Vidaのステージが終わってしまっていた(泣)。残念。
毎年大人数でステージを盛り上げてくれる、A大学中南米音楽愛好会La miaの皆さんは、今年も元気一杯だった。南高校出身のKさんはすでにA大学を卒業していたが、今年も変わらず演奏しに来ていたようだ。
なお、ステージ写真については掲載許可をとっていないのであしからず。
夜の「日本代表審査会」では、エントリーした5組のうちの優勝チームに対し、本場コスキン市(アルゼンチン)で行われる音楽祭への出場権がプレゼントされる。今年は、宮城県のグループが優勝!
コスキン市は、アルゼンチン北西部コルドバ州の北に位置する町で、フォルクローレが盛んな土地柄である。私もいつの日か、音楽祭の日程に合わせてこの町を訪れてみたい。
それはさておき…。
アルゼンチンには未だ足を踏み入れたことがないのだが、チリのコピアポなら行ったことがある。まさしく「典型的な」鉱山町であった。落盤事故のあったサンホセ鉱山は、このコピアポ市から50kmのところにある。
「南米の優等生」といわれ、経済的にも比較的順調なチリにおいてさえ、鉱山労働者の仕事を取り巻く環境は相当劣悪で、賃金も低い。今回の事故をきっかけにして、そんな側面にもスポットが当たればいいな、と思う。