HKの音楽夜話

在京オーケストラの定期公演を中心に、コンサート、オペラのレビューを掲載します。

雑感

[ リスト | 詳細 ]

生活の雑感を書きます。
記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

浅田真央さん残念

イメージ 1

イメージ 1

朝、世界フィギュア選手権女子シングルのライブ中継を見ました。

浅田真央さん、残念でしたね。Group4の6分間練習のときから、かなり緊張した表情をしていました。様々な経験を積んだ今となっては、2005年のGPFでのくるみ割り人形や2006年Skate Americaでのノクターンの頃のような、怖さを知らない攻撃的な演技はもうできないのかな。

最初のトリプルアクセル+ダブルループはきれいに決めました。Judges Score(以下JS)を見ると、9人の演技審判のうち過半数の5人がGOE+をつけ、エレメントスコアは、10.10でした。ここまでは順調。しかし、2つ目の3Aは、壁に近いのが気になったのか、映像からもはっきりと回転不足。とっさの判断でアンギュラーモメントを何とか確保しようとローテーションポジションをランディングぎりぎりまでタイトにがんばってしまったためか、フリーフットを抜ききれずに転倒してしまいました。ここでダウングレード(8.5-3.5=5)、GOEマイナス(-2)、転倒減点(-1)、PCSを合わせると約9〜10点損してしまいました。LAのStaple Centerは、アイスホッケーの寸法に作られてるため縦方向がフィギュアスケートの国際規格よりもやや狭く、リンクの縦横に広くアイスカヴァレッジをとる真央さんにはやや苦しかったかもしれません。

3つ目のジャンプ要素、トリプルフリップ+ダブルループ+ダブルループ(タノ)はうまくまとめましたが、いつもに比べて、ランディング後のスピードはやや足りなかった印象です。スパイラルシークエンスの第3ポジション、レフトフォワードアウトで滑走し右脚をアラベスクに上げるところは美しかった。ここは表情も明るく、JSでは7人からGOE+評価を受けましたが、ややスピードが足りないのか、レベル4はとれず。

当初トリプルサルコウを予定していたジャンプパスは、2つ目のコンビネーションをトリプルフリップ+トリプルループから安全策をとってトリプルフリップ+ダブルループに変更したことに伴い、サルコウ(4.5)よりもベースバリューが高いループ(5.0)に変更されていました。しかし、今日の結果を見ていちばん問題があったのは、ここの選択かもしれません。SPでは、今シーズン苦しんでいたセカンドのトリプルループがはじめてラティファイされたのだから、トップとの点差を考えれば、ここは今年の真央さんのテーマである「攻めの姿勢」を貫いて、予定通り3F+3Loで押し通した方がよかったかもしれません。本人もおそらく後悔していると思います。

案の定、安全策のはずの3F+2Loのセカンドが回転不足になってしまいました。ループジャンプは、コンビのセカンドとして飛ぶ場合、最初のジャンプのランディングフットのニーアクションでそのまま飛び上がるのでタイミングがとりにくく、どうしてもアンダーローテーションになりがちですが、安全策がさらに裏目に出る悪循環になってしまいました。

ルッツはSPでの失敗を引きずっているのか、トリプルトウループに変更。ここはやむを得ないでしょう。SPでもエッジにアテンションがついていましたから、結果としてはわずかながら点数を稼ぎました。

6分間練習直後の滑走順のせいか、ストレートラインステップシークエンスはいつもより元気がなかったように思います。レベル3はとれていますが、GOEが伸びなかった。わずかながら、真央さんの特長であるスケーティングフットのニーベンドが好調なときよりも浅いように見えました。ひざに故障を持っているような気がします。最後のキャメルコンビネーションスピンのサイドウェイズ・ヴァリエーションは美しいポジションでした。ここはかなり進化したようです。

昨年11月のトロフィ・エリック・ボンパール@パリからこのFSプログラムを6回演じたわけですが、最後までパーフェクトにこなすことはできませんでした。やはり3Aを2回というのは負担が大きいのでしょうか。昨シーズンの幻想即興曲のプログラムでは、3F+3T, 3F+3Loという大きな得点源がありましたが、今シーズンはアンダーローテの判定が厳しくなり、また3Aで体力を消耗し、さらにルール変更でスピンが1回減らされた分の演技時間を45秒という規格外のストレートラインステップシークエンスに費やした結果、得点源のトリプルコンビが最後まで完成できなかったことと、エレメントをこなすのに精一杯で、持ち味の深いニーアクションとアッパーボディの美しいムーヴメントが活かせていないのが残念です。

さて、来シーズンはオリンピック。振付けは、どうなるのかな?本来の彼女のリリックなスタイルを考えると、昨シーズン同様、SPをタラソワ、FSをニコルというパターンで、もう少しFSに体力的な余裕を持たせるようなコレオの組み方をすると良い結果が出るのではと思います。浅田真央さんの来シーズンの健闘を祈ります。負けるな。がんばれ。

明日はウィーンの謝肉祭シーズンのハイライト、オペラ舞踏会(Opernball)です。今頃はちょうどゲネラルプローベの真っ最中。毎年、左派勢力がケルントナーリンク(国立歌劇場のすぐ前あたり)で反対デモをし、舞踏会自体とともにこのデモもORFがニュースで伝えることが多いですが、今年の妨害活動はちょっと変わっています。U-Bahn Zeitungという地下鉄で配られているタブロイド紙が、デビュタントの一組がカドリーユのフォーメーションを乱して舞踏会を妨害することを画策していると報じました。

よく日本のテレビでもデビュタント(はじめてバルで踊る若者たち)が整然と4列縦隊で踊るカドリーユの場面や、タンツマイスターの"Alles Walzer"の掛け声とともに全員が夏の湘南海岸みたいに芋洗い状態でワルツを踊り出す様子などがニュースで登場したりしますが、ここで反対派が送り込んだカップルがこのデビュタントのカドリーユを妨害するというのです。

で、高級紙クーリエにこんな記事が出ていました。
http://www.kurier.at/freizeitundgesundheit/295576.php

カドリーユを乱す陰謀にどう対応するか、舞踏会の支配人、法律専門家、連邦警察庁まで、いろんな人が取材を受けています。カドリーユで決められたものと違うステップをすることを刑法犯として立件するのは困難だが、事後に損害賠償請求の可能性はある、その場では、私服の警備担当者がやんわりとご退場をお願いする、という対応になるだろう、事前に陰謀を企んでいるカップルを探索するのは難しいとか、偽デビュタントの若者にとっては、損害賠償はたいへんな額になるとか、いかにもウィーンらしい呑気で典雅な法律論が笑えます。ORFのプロデューサー、ハイデリネ・ハシェク女史は、もし不測の事態になったら、カメラをそらしてその映像を放送しないようにするとのことです。

世界不況の中でオーストリアでも失業者が増えており、例年になくオーパンバルへの風当たりはきびしいようです。入場料の230ユーロはともかくとして、入場者は椅子席かテーブルを予約しなければならないわけですが、一番高いRangloge(ドレスサークル)は17,000ユーロ(200万円くらい)ですから、そんなところで政財界の名士たちが遊んでいるのを見て失業者が怒るのも無理ないですね。

もっとも、普通の人のためにも、ぎゅうぎゅう詰めの6人テーブル960ユーロで、割り勘にすれば手が届かなくない席も用意されています。もちろん最上階の「見るだけ席」とちがって、ちゃんとダンスにも参加できるようです。ただ、シャンパンやゼクトは別勘定だから、調子こいて飲み過ぎるとたいへんです。

ハ音記号のとほほ

イメージ 1

土曜日にN響がバッハ/ウェーベルン編曲のリチェルカーレを演奏するので、楽譜を引っぱり出してきて読んだ。六声部あって一番上のト音記号と一番下のヘ音記号以外の4声部はハ音記号で書いてある。

普通のアルト譜表(ハ音記号が五線のど真ん中に書いてある譜表)なら、ヴィオラと同じなので読めるが、第1アルトは第1線、テノール2声部は、第4線にハ音記号が書いてあって、どうしてもぱっとみて直感的に音をとれない。

昔の合唱曲とかもこういう書き方をしたものがよくあるが、昔の人はちゃんと訓練していてこういう譜表をサイトリーディングできたんだろうか?

雷が落ちる

さっきから近くで何度も落雷しているようです。
ぼくの家は練馬区と中野区のちょうど境の辺りですが、ご近所の方どうでしょうか。

1ヶ月くらい更新していませんでした。
ご訪問いただいた皆様方、もうしわけありません。
8月はコンサートが少ないし、子供の行事などいろいろと時間を取られてしまいました。
9月は、下記のコンサートを予定しています。それぞれ、当日中にレビューを書きますので、どうかまたお越しいただけるよう、よろしくお願いします。

読売日本交響楽団 第474回 定期演奏会
2008年9月10日(水) 午後7時開演 サントリーホール(赤坂)
指揮|スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ヴァイオリン|アリョーナ・バーエワ
◆ブラームス/交響曲第3番
◆シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番
◆ショスタコーヴィチ/交響曲第1番

東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズ『作曲家の肖像』 Vol.69 《R.シュトラウス》(9/13)
会場:東京芸術劇場
指揮:大野和士
クラリネット:三界秀実
ファゴット:岡本正之
ソプラノ*:緑川まり
ヴァイオリン**:矢部達哉
《R.シュトラウス》
四つの最後の歌*
クラリネットとファゴットのための二重コンチェルティーノ
交響詩『英雄の生涯』** op.40

NHK交響楽団 9月13日 | 土 | 開場 5:00 PM 開演 6:00 PM NHKホール
第1625回定期公演 Aプログラム 
デニソフ / 絵画(1970)
マーラー / 交響曲 第5番 嬰ハ短調
指揮|ハンス・ドレヴァンツ

読売日本交響楽団 第153回 芸劇名曲シリーズ
2008年9月16日(火) 午後7時開演 東京芸術劇場(池袋)
指揮|スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
◆シューマン/交響曲第2番
◆R・シュトラウス/交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》

NHK交響楽団 9月20日 | 土 | 開場 2:00 PM 開演 3:00 PM NHKホール
第1626回定期公演 Cプログラム 
J. S. バッハ(ウェーベルン編) / リチェルカータ
エトヴェシュ / 「セブン」(コロンビア宇宙飛行士への追悼) 
−ヴァイオリンとオーケストラのための(2006)
[NHK交響楽団・ルツェルン音楽祭委嘱作品/日本初演]
バルトーク / 管弦楽のための協奏曲
指揮|ペーテル・エトヴェシュ
ヴァイオリン|諏訪内 晶子

読売日本交響楽団 第506回 名曲シリーズ
2008年9月22日(月) 午後7時開演 サントリーホール(赤坂)
指揮|スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ピアノ |ジョン・キムラ・パーカー
◆ブラームス/ピアノ協奏曲第1番
◆ブルックナー/交響曲第0番

東京都交響楽団 第667回定期演奏会 Bシリーズ(9/26)
会場:サントリーホール
指揮:マーク・ストリンガー
ヴァイオリン:オーギュスタン・デュメイ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 (ハース版)

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


.
kamata60
kamata60
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事