|
第十三臨時教員養成所について |
全体表示
[ リスト | 詳細 ]
|
安倍内閣により教育関係法案が強行採決により可決され、今後どのような教育制度になるのか判らない |
|
熊本における現在の大学対抗、高等学校対抗等のボートレースは熊本市内の画津湖で開催されている。画津湖については4月15日に紹介したが、上田沙丹著の「龍南物語」にも大正時代の端艇競漕の様子が記されているので今朝はそれを紹介したい。 |
|
旧制高等学校の教育精神 |
|
現在の熊本市繁華街を示す地図 名 物 男 列 伝 つ づ き 通町に教会がある。説教のある日は門の前に若い男が立っていて、通り係 の人を促しては是非聴いて行けと勧める。 Uさんが或晩散歩していると、例の男が袂を促えて説教を聴いてくれと勧めた。 Uさんは黙って進められるが儘に五分間ばかり説教を聴いてやった。 けれどもUさんは教会を出るや否や、いきなり件の男の両腕を掴んだ。 「あなた、何をなされるのですか?」 その男は土盛る吃驚して尋ねた。Uさんは何とも云わず、満身の力を絞って ものの半町ばかりを引張って馴染のカフエーに引き込んだ。 「女ビール一杯早く」 Uさんは拒むとその男の口に無理矢理にビールを注ぎこんでやった。離して やる恨めしそうに睨んで突っ立ているその男に向かって曰く。 「お互いだ。君がビールを嫌う様に僕は耶蘇が嫌いだから!!」 ☆ Hさんは部屋に余り立派でない玉振り時計が懸かっている。Hさんは自ら恩 賜の時計だとだれにもじまんしている。 「恩賜の銀時計は聞いたことがあるが、恩賜の玉振りとけいとは初耳だ、 まさか!」 という陰口を聞いたHさんは、或る日少し怒ってその由来を説明してくれた。 説明を聞いた者は皆なる程と合点してその時計に敬意を表わすようになった。 説明に曰く、 往年九州の或る地方で特別大演習が、行われて、大元帥陛下には遥々と統監 遊ばされた。その時、Hさんの中学は偶然にも、行在所の光栄を受け、剰え生 徒一同に対して畏くも拾銭ずつ御菓子料を賜った。校長さんの訓示通り誰に も有益なる使用方法に頭を絞った。 Hさんは有難い拾銭銀貨を投じて五つの鶏卵を求めた。そうしてその卵を宅の 鶏にぬくめさせ幾日か後に名誉ある五羽の雛鳥を得た。雛鳥もいつしか親と なって毎日一つか二つかの卵を生むようになった。Hさんは恩賜の鶏が産んだ 卵は一つも無益に費やす様なことはしなかった。貯えては売り貯えては売り して 幾年かの後にはHさんの貯金通牒には相当の金額が見出されるようになった。 然る後Hさんは全部の貯金を以って一個の柱時計を購入した。今Hさんの部 屋を飾る所謂、恩賜の玉振りと慶賀その時計であった。 ☆ Aさんは生来湯に入ることが大嫌いであった。Aさんが獮々熊本に行って三四 「自宅に居る間は仕方がなかったが、寄宿舎に入って皆様と一緒に生活する となれば今までのような訳にはいかないよ。お前みたいに一ヶ月に一度湯に 入るか入らぬと知れたら何で不潔な男だろうと除者にされるから、吃度二日 三日に一度位は湯に行くような癖をつけるのですよ、ねえ」 と言って、立派な石鹸箱や垢すりなど行李の中に入れて持っていくようにさ せられた。けれどもAさんが冬の休みに帰省したときにAさんは故郷から持 って行った同じ石鹸を持って帰った。まだ形のあまり変わらない。 Aさんの湯嫌いは寮でも誰も知らぬ者もない程有名になった。 或る日Aさんのともだちがビヤホールに行って「最早、二日湯に行かない から何が何だか気持ちがわるいね」と言った。それを聞いていた女が、 「でもあなた、Aさんは一冬お湯にいらっしゃらないと言うじゃありません か」 その友達は寮に帰ってその日の話をAさんに告げた。Aさんは非常に憤慨し て珍しくも手拭と石鹸をもって出て行った。 一時間程たってAさんは帰ってきた。友達は笑って、 「A君、好い動機だね。之から親孝行が出来るという訳だね」 「馬鹿ッ。誰が何と云おうが以前の儘に続くるさ」 その友は後で他の人から聞いた。その人が湯に入って居ると珍しいAさんの 詩型が湯屋に見えた。珍しいなあと見ていると湯に慣れないAさんは可哀想 に足袋を履いたまま湯槽に飛び込んで大恥をかいた。 その後Aさんはの湯嫌いには辶がかかった。 ☆ 或発火演習の日、両軍火花を散らして、両軍火花を散らして、戦将に闌なる に、Oさんの居る何時も問題になるクラスが一組見えない。 休戦喇叭も鳴って、両軍勢揃いして人員点呼の時に、始めて何処から出て 来たか、のそのそやって来て離れた所に一組に並んだ。その受持ちの教官殿 怒りを含んでズカズカと近寄ると元来突破のOさん 「気を付け、捧げ銃」と全員に号令した。怒り心頭に発した教官殿 「一体貴様たちは何だッ!!」 「われわれは五高生であります」 Oさんの答えはいと冷静であった。 Oさんが下宿に帰ってみると「当分出校におよばず」という辞令が来ていた相 だ。 ☆ 西洋人のデイクテーションの時間、二人どうしてもいない。組長が心配し て二人を呼んで来た。その西洋人の外国語の間に 「アイ、アム、W,C」と叫んで股間に手をやって排尿の姿勢を示した。次 に入って来た一人も負けずに 「ザ、セーム、ザ、セーム」と同様の姿勢をとって、無事ディクテーショ ンを受けた。
|





