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第十三臨時教員養成所の最後
昨日のつづき
夏期講習会に関する件 期間 14日間 定員 凡そ50名
条件 臨時教員養成所卒業及び中学校該科担当教員
昭和4年は数学科の募集があり受験者300名合格者は給費生14私費生16でこの年は国漢 は入試なかった
昭和5年2月17日発普11号文部省普通学務局長 臨時教員養成所生徒募集に関する件
臨時教員養成所に関しては御配慮相煩わしをる處昭和5年度に於ては都合に
依り貴所は新たに生徒募集せざる見込みに付豫め御了知相成度。
昭
和6年5月19日報告 退学等4 就職者 中学校1 高等女学校3 その他7未就職者 14
昭和7年1月8日発普139号
臨時教員養成に関し多年御配慮相煩したる慮都合に依り貴要請書は昭和6年度限廃 止せらるる見込みに付豫め御了知相成度
昭和7年1月20日11号報告 管理者 1 主事 1 講師 9 事務 5
慰労金の支給配当 廃止に関する件 490円
管理者100円 講師270円 その他120円
昭和4年3月11日 数学科卒業 29名
昭和6年3月11日 国語漢文科卒業25名
昭和7年三月12日 数学科卒業 28名
在校生状況
KKさん R尋常高等小学校 休職
HM さん S尋常高等小学校 休職
師範学校を卒業して小学校の教師になっている者は休職して臨教養に在学することが出来た。
卒業生状況
IMさん 埼玉県立H中学校 数学
KSさん 山口県立T中学校 数学
SKさん 朝鮮大田女子
TMさん 旅順師範
第1回卒業式 S,4,3.11
送別の辞 職員総代
送辞 在所生総代
答辞 卒業生総代
第2回卒業式 S、6,3,11
祝辞 文部大臣 田中隆三(校長代読)
送序 教員総代
答辞 卒業生総代
第二回卒業式における文部大臣祝詞
本日爰ニ第十三臨時教員養成所卒業証書授与式ヲ挙行セラレ新ニ有為ノ士ヲ
我ガ教育界ニ迎フルハ国家ノ為慶賀ニ堪ヘザル所ナリ
卒業生諸子ハ志ヲ立テ丶本所ニ入リ今ヤ学成リテ事ニ子弟教育ノ業ニ従ハン
トス其ノ責任極メテ重大ナリ庶幾クハ益々日新ノ学術ヲ研鑽スルト共ニ深ク
時代ノ要求ニ鑑ミテ重キヲ徳性ノ涵養ニ置キ至誠訓ヲ垂レ躬行範ヲ示シ以テ
本所教養ノ趣旨ヲ徹底セシメラレンコトヲ
昭和六年三月十一日
文 部 大 臣 田 中 隆 三
第3回卒業式 S、7,3,12
送別の辞 講師総代
答辞 卒業生総代
昭和6年5月19日付け 調査書進達に件
管理者から普通学務局長宛 数学科生徒数調
1、本学年度入学志願者及入学者調 なし
2、学科別生徒数調 29? 28へ訂正
3、前年度及半途退学者調 なし
4、前年度卒業者調 中学1 高等女学校3 その他7 未就職者14
5、職員担任学科目並事務に関する調
昭和7年3月14日 卒業者氏名官報報告の件
昭和7年6月15日 現在 第13臨時教員養成所卒業者の卒業後の状況調
昭和7年3月31日卒業 卒業数28 中学校2 実業学校1 計3 未就職者25
その後の就職の打診について
6・20、IOさん 高瀬商業補修学校(商業科専任教員)
5・7 TMさん 明治学院中学
6・17 MAさん 島原高等女学校
同 MYさん 出水中学校
第十三臨時教員養成所卒業生その後の様子
第十三臨時教員養成所の資料から・五高五十周年史には第十三臨時教員養成所について、学生は卒業時までは五高の教官にお世話になったが卒業後は全く音沙汰ないと言うようなことが記載されている。臨教の卒業生を見てみれば昭和四年は数学科卒業二十七名、昭和六年国語漢文科卒業二十五、昭和七年数学科卒業二十八名、である。一方入学許可者各三十五名を採ってあったのだが三年間まっとうして卒業できた者の少なさを改めて感じる。五高の学校一覧には昭和九〜十年までここ臨教の卒業生を追跡調査してある。昭和四年卒業については文部省への報告書では就職口が多く,断るのに大変であったようなことが報告されてる。しかし昭和五年の学校一覧では全員中学校の教師になっていることは嬉しいことであるが、しかしその中の一人は昭和九年には既に行方不明になっている。昭和六〜七年ではここでは国語の教官であるが、十二名は高師卒業の小学校教員になっている。又一人は九大へ進学しているし,朝鮮・満州へ各一名、国内では大阪三人・千葉・神戸・岡山の各一名、その他は福岡,佐賀,宮崎,鹿児島に各一人、県内には七名しか就職していない。昭和七年の卒業になれば就職そのものが困難であったようで、昭和九年四月現在でも未就職者と思われるものが八名、台湾・朝鮮に就職している者が各一人、県内は六名だけであり国内の県別の名前を挙げてみると、福岡,広島,鹿児島、香川,宮崎,愛媛,大分,佐賀、各一名とその中には大学へ進学したものも一人ある。この時代になると中学校の専門学科の教官も充足されたのか?第十三臨時教員養成所は五高に一瞬咲いた仇花のようにさえ見えるのは何だろうか?
五高との拘わり合い
五高同窓会の設立は昭和五年に行われている。その第四条には本会は本校卒業生を以って通常会員とし,本校職員及び職員たりし者又は本校に縁故ある者にして会長の推薦せる者を以って特別会員とす。とあり、嘉納治五郎校長の時代に設立された龍南会規則においても,第十三臨時教員養成所についての規則の追加、改正等も行われている様子はない。
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