|
中国では、6月1日より小売業でのレジ袋が原則有料化された。
一つ予想が当たっていたこともある。ある程度多くの市民はかなり強力な自衛手段を講じるだろう、と
いうものである。これは、うちの会社で管理職の昼食手当てを廃止するという措置を2年前に実施した
ときに、管理職は反対の声も上げなかったが、全員が弁当持参に切り替え、それ以降もそれをほぼ
維持し続けている、という態度からみて、「上に政策あれば下に対策あり」でそうなるだろうという
ことは予想できた。
半年ほど前に法律が発表され、着々と準備が進んでいたのだが、どうせまた、抜け道が多く誰も
守らないし、消費者側に店に言いがかりつけたりするのだろう、と思っていたがどうもそうではない。
今週で2週目に入ったが、スーパー、デパートレベルでは完全に定着した。もっとも市場はまだ、
「いるか?」と聞くだけでくれるようではあるが、これは数年のうちに消え行く存在なので、市場の
趨勢には余り影響しない。
市内の多くのスーパーでは、大きなレジ袋は0.3元、小は0.2元というところが多い。
先週よく見られたのは、次の3つ。
・レジでしょうがなく買わされる。
・袋に入れず、手で全て持っていく。(買い物量が余り多くない人)
・(こちらでは量り売りが主流なので)量り売りコーナーのビニル袋に会計後、別の食料も入れて
持って帰る。
が、今週は、上のうち、半分程度が「エコバック持参」に切り替わっている。
スーパーの近くを歩いていても、先々週まではおそろいの白に赤いロゴのレジ袋の風景だったのが
結構皆がいろいろなバックを持っているので、皆がどんなデザインのものを持っているのか、
気になったりする。
それは私だけではないようで、
各スーパーにもエコバック売り場ができ、それなりに綺麗なデザインだったり、あるいはたたんで
小さくできるのに、ワンタッチで車輪が出てきて引っ張れる優れものが22元程度で売られていたり、
と新市場が創出されているし、デザインでは日本のほうが上であるものの、種類や機能では日本に
負けていない状況が1週間で生まれている。
まあ、一度買ったレジ袋を再使用するべく、くしゃくしゃにして持って来ている人もかなりいるのだが。
3日間みていたが、袋を有償で買っている人は1割いないと思う。
昔、電気小売の本社に勤めていたときには、スーパーバックさん(大手業者)から月間10万枚単位で
買っていて、それが結構な金額になっているのに驚いたものであるが、その10倍の人口を抱える
地域で、法により強制的に市場の変動が起き、しかもそれが短期間に変わるのだ。
都市部の動きが先行しているのかもしれないが、この国の市場の変化の起こるときのスピードの速さ
には3年間、いろいろな場面で本当に驚かされる。
そう考えるとこの3年間、いろいろなことが変わってきているということを改めて実感する。
なかなか変わらないのは日本の方である。
|
興味深いレポートでした。中国ってやっぱすごいですね。ところで、日本ではレジ袋をごみの分別に使うということがあるけれど、中国ではその辺、どうなのでしょうか。
2008/6/16(月) 午後 9:25 [ doi*c*i11*0 ]