新かものはしくらぶ

ギタリスト田中順子とミタニギター音楽教室、スタジオエコーギター教室の活動日記

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17日土曜日大阪フェスティバルホールで行なわれましたアンヘル・ロメロギターコンサートを聴きに行ってきました。

これは第50回記念大阪国際フェスティバル2008のコンサートの一環でプログラムは以下の通り。

M.de ファリャ 三角帽子 第2組曲
D.チェスキー  フラメンコギターのための協奏曲(日本初演)
J.ロドリーゴ  アランフェス協奏曲

指揮 山下一史
大阪シンフォニカー交響楽団

フェスティバルホールのHPはコチラ
http://www.festivalhall.jp/top.html

ファリャの三角帽子第2組曲はギターソロでもおなじみの「粉屋の踊り」が入った3曲をオケだけのオリジナルで演奏。

続いて日本初演の日本初演のフラメンコ協奏曲。

一緒に行った方と「楽しみですね」と言いながら舞台設定変換を上から眺めていると(私たちの座った席は2階席の中央バルコニーのほんとに近く)

バイオリン属の間に楽器を持ってない人が座ってる‥?

「フラメンコ協奏曲だからカンテ(歌い手)かな?」

「手ぇたたく人でしょ」

なんて会話していると指揮者とアンヘル・ロメロさんやっと登場。

アンヘルさんの歩き方といったら!

どたどたどたっと思いっきり「スペインのどこにでもいるようなおっちゃん」の歩き方でなんかおかしくって微笑ましくって‥。

演奏が始まるや否やアンヘルさんはたちまち、自在にコントロールされたスケール(音階)と切れの良いラスギャード(ギターをかき鳴らす奏法)でかっこいい叔父様に大変身!(した訳でなく私たちがそう感じるだけだけど)

それでさっきの人は?

私が言った「手ぇたたく人」でした。(そういえばファリャの時一番後ろで太鼓たたいてはったわ)

でも、バイオリン属に挟まれた前方に座る2人と後方のパーカッションの場所で立っているパーカッションの全員で表拍と裏拍の分かれて手を叩くのですが、う〜ん、なんかちょっと違う!?

やっぱりフラメンコの世界では手を叩くだけの専門(掛け声もかけるかな)の方がいらっしゃるくらいなので、野暮ったくなるのは仕方ないかな.

最終楽章でアンヘルさんが足台から足が自然に離れて、フラメンコギターの構えに近い姿勢で、興奮で顔を赤らめて熱演されているのに対し、オケの皆さんの全く体が動かない、ほとんど初見に近い形で楽譜にかぶりつくように演奏されてるのが見てて面白かった事。


休憩を挟んでアランフェス。

アンヘルさんというと、私が初めて演奏を聴いたのは三谷先生が持っておられたテープでジュリアーニ曲集で「ヘンデルの調子の良い鍛冶屋の主題による変奏曲」「6つの変奏曲」「ロッシニアーナ1番」などが入っているものでとにかく「すごい!」の一言に尽きる演奏でした。


とにかくすごいスピードで奏されるスケールなのに、ものすごい太く美しい音色で、速さを速めたり緩めたり、音量を増したり控えたりがやり過ぎな程自由自在で、私は国際コンクールで何回もすごい子達の演奏を聴いているけど、こんな事出来る人はまずいなくて(スピードだけならいますが)しかもテープで聞いている訳だし(昔の録音物は生演奏よりどうしても平板に聞こえがち。アンヘルさんの10代か20代の録音)驚異的だなと思ってました。


今回の演奏で音量増幅の為にタイムドメインの装置を使われていましたが、それでも「そのテープ」と同一人物である事が明らかに分かる演奏で、本当に素晴らしく感動しました。

オケの方もさっきとは打って変わって、体が動く動く、楽しそう。


アンコールは彼のお父さんの作品、ファンタジアとマラゲーニャを演奏。
お兄さんのぺぺさんもそうですが、家族を本当に大切に思って愛奏する姿は私たちに温かな物を伝えてくれます。

でも

作品としての価値は、う〜ん‥と言った所。

しかし、そのような作品は確かな技術と表現力で聴かせるので、演奏者の本当の技量が問われるので、このような作品で私たちを魅了してしまうアンヘルさんはやっぱり「すごい」に尽きました。


観客の拍手にもいっぱいの投げキッスで応え、やっぱりどたどた帰って行かれました。



話は変わって朝からあいにくの雨の25日、大阪、京橋近くのクレオ大阪・東ホールにて第33回ギター音楽大賞が開催されました。

朝10時過ぎから夜まで白熱の演奏が続きましたが、教室からは3人が出場されました。


用事があって、昨日事務局にメールをしたのですが、「初めてのホールで手際が分からず、皆さんにご迷惑をかけて申し分けない」との文を書き添えていらっしゃいました。


出場された皆様本当にお疲れ様でした。

ギター音楽大賞のHPはコチラ
http://www3.kcn.ne.jp/~snsalon/guitar_concours.htm

(私がこのブログをアップした時点では結果が掲載されておりませんが、その内掲載されるでしょう)

閉じる コメント(4)

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ときどきこちらのブログを読ませていただいている、そろそろ定年アマチュアギタリストです。いつもお人柄を偲ばせる楽しい文章やお美しいお姿のスナップなどを拝見しております。今日書き込ませていただいていますのは、しかし、関西弁を話す気さくそうな美人ギタリストがどのような音楽を奏でられるのか、いつか実際に演奏を聴く機会があればと思ってのことです。いささかならず失礼にあたれば申し訳ありませんが、いい年をしたアマチュアのおじさんとしましては、どうもイメージのギャップがあるんですねぇ。クラッシックの音楽家が吉本を髣髴とさせるような文書をお書きになられたりするのが。ギターはさておき興味津々というのが正直なところです。

ところで、アンヘル・ロメロ。もう何年前になるでしょうか、おなじアランフェスを東京のNHKホールで聴きました。いまでもこの曲に関して言えば世界一の演奏家だと思います。特にそのときはスペイン国立管弦楽団だったと思いますが、フリューベック・グルゴスの指揮によるオーケストラも素晴らしく、感動したのが忘れられません。

突然の妙なコメント、お気を悪くされたらご容赦ください。

2008/5/28(水) 午後 5:47 [ hs ]

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hs さま
コメント誠にありがとうございます。
全員とは言いませんが、基本的に関西人は吉本新喜劇を見て育ってますから、「きれい」とか言われるより「今の突っ込みサイコー」なんて言われる方が「うふ!」と嬉しくなってしまうのです。(私だけかしら?)
基本的に皆さんに喜んで貰える事が嬉しいので、いつもブログネタを探してます。だから早川君なんかはいい餌食になってます(ごめんなさい)
演奏の記事も載せておりますし、機会がございましたらまたご来場頂けたらと思いますし、その時にはまたお声を掛けて頂きましてお話させていただけたらなと思います。
hsさまのコメントのように名演奏はいつまでも記憶に鮮明に残るのだなぁとつくづく思います。
わたしもそのような演奏が出来る様、がんばって行きたいと思います。
また時々コメントを書き込んで下さいね。

2008/6/4(水) 午前 10:11 [ かものはし ]

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アンヘル・ロメロの生演奏、聞いてみたかったです。
というのも、私がアランフェスをはじめて聞いたのが相当昔、NHKラジオの「音楽の泉」という番組で、サンアントニオ交響楽団と演奏
している16歳の演奏だったからです。
このとき、私は中学生、まだアランフェスが世間でほとんど知られて
いなかった時だったので、非常に感動すると共に、ギターでこんな演奏ができる・・と驚いたのでした。
そのずっと後になって、大学生の頃、アンドレ・プレビン指揮、ロンドン交響楽団との共演で弾いているレコードを購入して、何回も聞いていました。

その後、アンヘルが来日公演をするということで、チケットを購入して、都内のコンサートホールに行ったところ、なぜか足台が2つおいてあり、本人が体調不良のため、ぺぺとセレドニオのお兄さん2人の
コンサートに変更されてしまって、がっかりしたことがありました。

ギター音楽大賞といえば、中村先生は、お元気でしょうか。
関東にいらっしゃった時に何回かお会いしてますが・・。

2008/6/4(水) 午前 10:25 [ prelude ]

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prelude さま
アンヘルさんの演奏は円熟味が出た様で、素晴らしかったですよ。
皆さん素晴らしい演奏にはいつまでも思いが残るのですね。

中村先生はお元気そうに忙しくされてました。奥様もお変わりなかったですよ。

2008/6/4(水) 午前 11:48 [ かものはし ]

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